🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

文字の大きさ
上 下
1,189 / 4,110
第106章 繋がっていく 8 八 蜂 ハチ

デイ・ドリーム・ビリバー (白昼夢)

しおりを挟む
※  再投稿


2012年の11月の話である。
愛媛県の久万美術館で、映像作家の松本俊夫の世界展が開催されることになった。

展示会のタイトルは『白昼夢』 

アバンギャルドで、どこか現実離れしているような世界、しかしながら、その独特な映像は、いつかどこかで見たような、不思議な景色であるようにも思え、
『白昼夢』は、いかにも、松本俊夫さんの世界観に相応しいタイトルだと感じた。


展示会のなかで、ほんの5分ほどの映画だが
『モナリザ』が上映された。


製作されたのは、1973年、
ダ・ヴィンチの絵画を画像として取り込んだ後、映像変換機器「スキャニメイト」を使ってさまざまな加工を試み、視覚的効果を現したとの説明書きを読んだ。



モナリザの、背景の色や形が変わる度に、モナリザに違った印象を受ける。


また、モナリザ自身も、その微笑みが、般若のような顔つきに変化したかと思えば、また柔らかな優しい顔になったりと、、、視覚から受けるイメージは、常に変わっていく。


モナリザの映画を観ながら、

「私達は、曖昧で、疑わしい価値観のなかで生きているんだ」

ということを私は、強く実感した。






モンキーズのDaydream Believer


忌野清志郎さんのデイ・ドリーム・ビリバー


そして、私が観た松本俊夫の世界展


展示会のタイトルは『白昼夢』 




デイ・ドリーム・ビリバー  (白昼夢)繋がり





何年かぶりに、井上陽水さんの『夢の中へ』の曲が胸に響く。








曖昧で、不確かで、疑わしい価値観のもとで私達は、生きている。




ひょっとしたら、夢の中にこそ、真実が探せるのかもしれない。














※  エラーが度々でて、投稿するのに時間がかかります。

『真理の扉を開く時』第2部を書くこと検討中です。


しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

独孤皇后物語~隋の皇帝を操った美女(最終話まで毎日複数話更新)

歴史・時代 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:78

王立辺境警備隊にがお絵屋へようこそ!

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:537

異世界転移!?~俺だけかと思ったら廃村寸前の俺の田舎の村ごとだったやつ

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:9,195pt お気に入り:2,389

どこにでもいる大学生の日記

T@u
エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

転生鍛冶師は異世界で幸せを掴みます! 〜物作りチートで楽々異世界生活〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:3,422pt お気に入り:2,136

処理中です...