1,173 / 4,110
第106章 繋がっていく 8 八 蜂 ハチ
不惑のスクラム
しおりを挟む家にはT Vがないが、職場にはTVがある。
NHKのチャンネルがついていて、不意に
「不惑のスクラム」がはじまった。
26日午前、消化管間質腫瘍(しゅよう)のため東京都内の病院、68歳で亡くなられた萩原健一さんの追悼番組として、再放送されたものだった。
「あっ、この話知っている」って思った。
主題歌は、大貫妙子さんの「天使のはしご」だよね⁈
もっとも、不惑のスクラムの物語の内容も知らないし、「天使のはしご」も、まだまともに聴いたことがない。
単に、知っているというレベルでの話である。
このタイミングで、天使のはしごの存在を思い出すなんて、ある意味でミラクルである。
2004年、アテネオリンピックと、フェルメールの「絵画芸術」の来日が重なったのもミラクルだけど、ここに来て、「不惑のスクラム」の番組が始まり、天使のはしごを思い出したのもミラクルだ。
ミラクルといえば、今朝、青い鳥を見た。
羽根の先が、臙脂色をしている、濃い藍色の鳥…
地面にいたので、一瞬「大丈夫かな?もしや病気では?」と思った。
残念ながら、私は、携帯を持っておらず、写真撮影が出来なかった。
用事を済ませ、携帯を持って、その場所に再び行ったけど、その鳥には会えずじまい…
その場にいないということは、飛び立ったに違いない。病気ではなかったのだと、地面にいたのは、単に餌を探しにやって来ただけかもしれないと思い、それは、ホッとした瞬間でもあった。
2004年のギリシャ繋がり、そして、青い鳥との遭遇、そして、天使のはしご…
色々なことが次々に繋がっていくのを感じた。
追記
萩原健一さんのご冥福をお祈り致します。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
56
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる