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第106章 繋がっていく 8 八 蜂 ハチ

銘菓 ざびえる

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※  再投稿内容です。


銘菓ざびえる

2013/05/08 09:39


ザビエルネタが、果てしなく?続き、すみません。

九州の伝統的なお土産のお菓子に、「ざびえる」というのがありますよね。

子供の頃の私は、銘菓「ざびえる」の空箱を宝物入れ箱にしていました。

ざびえるのお菓子は、よくお土産に貰っていました。愛媛県民にとって、船で渡ると、九州は近いです。実際に親戚も、九州にいるし、色々な理由で私達を含めて、地域の方は、頻繁に九州に行っていました。私自身も、子供の頃、よい歯医者さんがいるとかで、歯科医院に通ったりしました。

そんなこんなで、九州は馴染みの深い土地です。「ざびえる」というお土産も、よく頂きました。正直、ざびえるは、何だかお酒っぽい味がして、子供の頃は、苦手な味でした。
だけど、箱だけはお気に入りでした。それは何故だか、理由があります。


子供の頃、とてもフゼラフな夢を見ました。この世とも、あの世とも、区別がつかない、不思議な、心地良い空間に、金色のシャンデリアがある部屋がありました。その部屋に昔(過去世)の私が立って、椅子に座っているお父さんの洋服を触っていました。お父さんの洋服は、不思議なデザインの服で、幾つもの隙間があり、ざびえるのお菓子のような感触の気持ちのよい部分と、ブラウスかワイシャツのような、つるつるした素材が、交互になっていました。私は、小さな指をその、ざびえるのお菓子のような肌触りの洋服に、絡めて、まるで指を使って編み物をしているかのように、互い違いに、昔のお父さんの洋服で遊んでいました。

夢から覚めて、私は、ここはどこ?って思いました。現実に生きている子供の私は、大慌てで、木靴を探しはじめました。

振り替えると、まるで浦島太郎みたいな話ですね。約300年前のオランダから、タイムスリップして、現代の日本にやって来た少女の私、大慌てで、木靴を探しましたが、いくら探したところで、ところで、木靴なんて、あるわけないです。

私は、正気を取り戻し、再び、布団に寝っころがりました。

そしたら天井のほうから、誰かは分からないけど、声が聞こえてきました。

「今日のあなたがしたことは、大きくなって本にしなきゃならないことだから、しっかり覚えていなさい。」

そんな御告げ?みたいな声を聞きました。

そんなこんなの体験があり、私は、銘菓「ざびえる」の箱を宝物入れ箱にしていたんです。

具体的に何を入れていたか、覚えていません。たぶんシールとか、カードとか、小物みたいなものを入れていたんだと思います。

母は、現実的なことしか信じない人だから、私のそんな体験は、話せませんでした。一度、「赤ちゃんの時のこと、いっぱい覚えているよ。」と母に自慢気に言った時、母は凄く怒りました。「そんな嘘をつく子は、お友達に嫌われるよ。」母に、そう言われショックでした。赤ちゃんの時の記憶でさえ信じて貰えないのに昔(過去世)の話なんて信じて貰えるわけがない。
だから、内緒で、銘菓ざびえるの箱だけ大切にしていました。

だけど、ある日、思い切って、母に聞いてみたいことがありました。

「このお菓子の箱に、そっくりな気持ちの良い洋服ってあるかな?」

母は、たぶん忙しかったのでしょう。洗濯物を沢山抱えて
「ないよ。ないない。」って言いました。
暫くして、母は家事が一段落したからか?
「ちえよ。やっぱりあるよ。ビロードに似とらい。」

小さな私にとって、ビロードは、覚え難い言葉でした。2~3日して、また言葉を忘れたので同じ質問をして、忘れたら、また同じ質問をして、またまた忘れたら、「あれなんて言葉やった。ビが最初につく、洋服、、、」

そうやって、私はビロードという、言葉を覚えました。


大人になって、色々なことが繋がっていって、フェルメールが『絵画芸術』で、着ている服の素材は、ビロードだと思いました。

髪形は、歩いて帰ろう時代の斉藤和義さんのヘアースタイルだと思います。(ザビエル襞襟騒動とかあり、あまり自信がなくなっていますが、、、たぶん、似ていると思います。)


これも、子供の頃の話なんですけど、私には11歳年上の兄がいます。小学校低学年の頃は、免許をとったばかりの兄の車の助手席に、よく乗せてもらいました。


車で、音楽を聴きました。あらいゆみさんの、ひこうき雲っていう曲が好きでした。

ベルベットイースターという曲を聴くと、何だか胸が来るしくなるような、泣きたくなるような切ない気持ちになり、その感覚が不思議でしたが、ある程度の大きくなり
ベルベットって、ビロードのことだと知りました。



既にグリーの日記等では、何度も書いた内容ですが、ザビエルから、銘菓ざびえるの発展的思想で、リバイバルなストーリーです。(^^)
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