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第40章 ダ・ヴィンチとフェルメールからのメッセージ
マリア様のブルーは、海の碧(あお)
しおりを挟む自称、市民考古学者で、日々動画更新を続けている、
ある人の説によると、マリア→マリ→魔女(devil)となるらしい。
とにかく、マリアはdevilだから、
ダ・ヴィンチはアンチクライストなので、マリアに対し、悪魔的な描き方をしていると、しきりに訴えている。
偉大なる芸術家の霊がかりに合った私が、受け取ったメッセージと、まるで間逆なので、大変困惑した。
私は、ダ・ヴィンチが描くマリアは、ちっとも悪魔的に見えない。
とても清らかで慈悲深い表情に見える。
私は、ダ・ヴィンチはアンチクライストではないと思う。
しかしながら、まるっきりのキリスト教信者にも見えない。
当時の社会的背景により、キリスト教を受け入れざるを得なかったけど、もっともっと深い視野に立ち、奥深い思想を持っていたと感じる。
宇宙の真理を追及しつつ、キリスト教の枠組みに囚われない、宇宙の全てを包み込む大いなる物を神とするような、深い深い信仰心を感じる。
例えて言うなれば
今、スピリチュアルの世界にて目覚めた方達が、しきりに言われている
「全ては一つ、ワンネス、あるがままに一つを感じて」
その思想のような信仰心を持っていたと感じるのだ。
ダ・ヴィンチは大自然を師とし、自然に畏敬の念を持ち、
そしてその自然から(生きとしいけるもの全てから)神を感じていた。
キリスト教に、がんじがらめになっていた当時の世相や、私腹を肥やし、押し付けがましい態度をとる聖職者に対して、多少は反感を持つ気持ちもあったかもしれませんが、決して無神論者ってイメージはない。
マリアやイエスに対しても崇拝の気持ちが、絵から、うかがいとれる。
ところで、昔の釈義学者は「マリア」という名がラテン語の「mare(海)」に由来しており、あらゆる川が海に注ぎ込むように、神聖な美質がマリアに注がれると解釈していたそうである。
マリア様の碧(あお)は、海の碧(あお)
フェルメールが追い求め、拘り続けた色は
天然ウルトラマリンブルー
mare(海)
あらゆる川が海に注ぎ込むような
神聖な美質が
聖なる母(マリア)に注がれる。
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