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第106章 繋がっていく 8 八 蜂 ハチ
ダ・ヴィンチがアルプス山脈を越えたのは波乱に満ちた1516年
しおりを挟む※ 参考までに
《フランス側はジュリアーノをナポリ王位につけようと考えていた(ナポリは歴史的にフランス王が興味を示してきた王国だった。しかし、ジュリアーノは、急逝した。※ジュリアーノは、教皇レオ10世の弟》
ジュリアーノ・デ・メディチは、レオナルドのパトロンだった…
1516年3月17日に急逝した為、フィレンツェの僭主の地位は、甥のロレンツォに受け継がれた。
ロレンッオが、叔父である教皇レオ10世によりウルビーノ公に叙任されたのも、この年。
それまでウルビーノ公であったフランチェスコ・マリーア1世から、奪取したかたちであった為に、ウルビーノ戦争に発展した。
ロレンッオは、負傷し、一旦トスカーナへ退却したが、同年9月のうちにウルビーノ公領を再獲得。
レオナルドが、フランソワ1世の招きを受け、フランスへと向かったのが1516年10月。
(当時のフィレンツェ)
それまで仕えていたジュリアーノが亡くなり、ロレンッオ2世がフィレンツェの僭主の地位を得ていた。
弟子と使用人を引き連れ、アルプス山脈を越えた。数ヶ月の旅が続く。
レオナルドがアルプス山脈を越える前に、多くの権力者が亡くなった。
※ 以下、『死の連鎖の謎』より転載
1516年3月13日
ウラスロー2世、亡くなる。
1516年3月17日
ダ・ヴィンチのパトロンである、
ジュリアーノが亡くなる。
上記、お二人の共通点、
権力者の死の法則
●結婚の1年後に亡くなった。
●誕生月に亡くなった。
1516年6月14日
ナバラ王であるフアン3世亡くなる。
1516年6月23日
バルセロナ伯、バレンシア王、ナバラ王、シチリア王、ナポリ王であるフェルナンド2世、亡くなる。
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