🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第100章 モナ・リザを母にしようプロジェクト

前世、現世、来世の物語 ( ※ 再投稿 )

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『前世からの誘いの一場面』

2016/08/27 20:01

以前書いていた、下手くそな小説?「前世からの誘い」の一場面

~クローディアの秘密より~ 

レオナルド・ダ・ヴィンチは、死の淵に立ち
3枚の謎の絵画を手元に置いた。
一枚は
『洗礼者 聖ヨハネ』
もう一枚は
『モナ・リザ』
更にもう一枚
『聖アンナと聖母子』
後世の絵画評論家がどう解説しているかは知らないが
この3作品を並べると一連の物語が出来上がる。
ダ・ヴィンチは
その昔
イエス・キリストが生き賜う時代
聖者として
生きていた。
ダ・ヴィンチはヨハネより魂を引き継いでいた。
ヨハネは、その時代
王室を批判したことにより
罪もないのに
首を切られた。
生まれ変わっても
ダ・ヴィンチは
魂が受けた傷を
忘れはしなかった。
偉大な聖者として生きて
神に忠誠を誓い
心清らかに生きていたのに
王室の陰謀に巻き込まれ
首を切られてしまった。
だから
ダ・ヴィンチは
ヨハネの魂を弔いたかった。
ヨハネの首を繋げてあげたかった。
自分の魂と母親の魂を首で繋げた絵を描くことにより
幼い頃抱えていた寂しさを埋めようとしたのも事実
しかし
もっと深い意味もあった。
偉大な聖者ヨハネの一生を哀れみながら…
『来世の母親』イメージし
聖母像を描きたかったのである。
世の中で『モナ・リザ』と呼ばれている絵は
別に描いた絵『リッタの聖母』の首から下に合わせると
マリア様となる。

ダ・ヴィンチは
自分の魂と母親の魂を共存させた
マリア様を描きたかったのだ。
そして
来世に向けた
切なる願いを込めて描かれた絵が
『聖アンナと聖母子』
聖なる家庭をイメージして描いた絵である。
心清らかな優しい母親のもと、その愛を全身に受け
自分は存在したい。
不遇な環境に生まれ育ったダ・ヴィンチは、温かい家庭に憧れていた。来世は、例え貧しくとも、母の愛を沢山感じられるような、そんな家庭で生を受けたいと、切なる望みを託していた。
絵を繋げていくと
前世・現世・来世へと
繋がっていく物語が完成される。
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