🌟真理の扉

第98章 全ては偶然ではなく必然に起きること

カール5世に対し、レオ10世が裏切り行為をしたのが、1521年1月

下記も、内容がまとまらず、『死の連鎖の謎』で、非公開にした内容


「レオ10世、カール5世に対し、裏切り行為」



1520年12月11日、レオ１０世とカール５世は、過去３ヶ月に、相手の利益に反するいかなる協定も他者と結ばなかったこと、今後３ヶ月も結ばないということを、文書で誓約しました。
それは、お互いにとって良いことです。

しかし、問題はここからです。

そういうことを、誓約していたにも関わらず、レオ10世は、カール5世に内緒で、フランソワ1世と協定を結んでいました。


1521年1月末、前年12月のカール5世との誓約を秘したままで、レオ10世は、フランソワ１世と、ある取り決めを行いました。

(詳細)

フランソワ1世の提案で、フランソワ１世はナポリ領有を求めず第三者による領有を認めること。

なおかつレオ10世にフェッラーラ及びナポリ領の海岸線の領有を認めるという協定を、ヴェネツィアがこれを認めることを条件とし、締結されました。


秘密裏に行った協定だったらしいのですが、もしも、カール5世が、誰かから、この情報を聞いたなら、良い気持ちはしないでしょう。


 レオ10世の裏切り行為と認識され、カール5世は、憤慨したかもしれませんね。


※  転載ここまで

レオ10世がカール5世に対し裏切り行為をした年と、カール5世がヴォルムス帝国議会を召集し、ルターを召喚した年は、同じ年で、同じ月だった。