🌟真理の扉

第94章 モナ・リザを巡る宗教的背景

サンバルテルミの大虐殺は、何故起きたか？カトリーヌは、悪女だったのか？

サンバルテルミの大虐殺は、小説や海外ドラマ等で、カトリーヌ・ド・メディシスが悪役として描かれているらしいが、どうも腑に落ちなかった。


きっと、ローマ教皇絡みに違いないし、サンバルテルミの大虐殺の約3ヶ月前に亡くなったピウス5世のことが気になるし、前年に行われたレパントの海戦も気になった。


とにかく、あの手この手を使って、
カトリックが、異教徒を弾圧し、(同じ主イエス・キリストを信仰しているはずなのに)プロテスタントにも制裁を企てようとしていた。


そんななかで亡くなったピウス3世

ピウス3世の亡くなった理由も知りたいところだ。


ユグノーの指導者であるナバラ王アンリと王妹マルグリット（国王シャルル9世の妹）の結婚式が行われたのは、1572年8月17日、ユグノーの中心人物であるコリニー提督はじめ多くのユグノー貴族が結婚を祝うためパリに集まった。コリニーが狙撃されて負傷する事件が起きたのは8月22日、ユグノーは憤り、国王に真相究明を求めた。


一旦ユグノーを怒らせておいて、
結果的に、カトリック教徒側が、ユグノーを次々に殺戮…  
市民まで巻き込んでいった。




wikipediaで関連情報を色々見ていたら、ある事実が書かれていた。

《フランスでは教皇の影響力はより大きなものであった。

教皇の指図によってオデット枢機卿と7人の司教が解任され、プロテスタントに対して寛容な勅令が廃棄された。

結果としてこのフランスにおける教皇権威の行使がサン・バルテルミの虐殺を引き起こす一因ともなった。》




………  やはり教皇絡みだった。

カトリーヌは、ある意味で被害者なのに、フランス王室の実権を握る者として、責任を負わされた感否めない。