🌟真理の扉

第94章 モナ・リザを巡る宗教的背景

モナリザがモナリザになった頃、宗教的な流れ ①

レオナルド・ダ・ヴィンチが亡くなったのは、1519年

ヴァザーリが、ルネサンス芸術家列伝を出版したのは、1551年(※wikipedia情報では1550年)

実際に、『ヴェールを被ったフィレンツェの宮廷婦人』という絵画が『モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)』と呼ばれるようになったのは、レオナルドの死後、約50年経った(1570年)頃。


ヴェールを被ったフィレンツェの宮廷婦人がモナ・リザになった頃、
カトリックとプロテスタントとの熾烈なる戦いが繰り広げられていた。


「タイトルが変わった理由は、宗教的な問題が絡んでいるのでは？」

それがずっと気になっていた。


ところで、1572年8月24日、
フランスのカトリックがプロテスタントを大量虐殺した事件(サン・バルテルミの虐殺)が起きている。

実は、この事件で、ずっと腑に落ちない点がある。

この事件の黒幕は、カトリーヌ・ド・メディシスとされているが、本当にそうであろうか？

カトリーヌを黒幕に仕立てあげた、本当の(真実の)黒幕がいるような気がしてならない。

私の勘は、外れることもあるから、ご了承を。