🌟真理の扉

第93章 眠る女が目覚める時

モデルが特定されても、素性を明らかにしていない。

『ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像』は、裏面に杜松(ねず)が、モデルのジネーヴラを暗示しているという。
そういう図柄が描かれている場合は、誤魔化しは通用しない。



『ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像』
について


wikipediaより



1474年にフィレンツェで描かれたと言われ、当時16歳だったジネーヴラとルイージ・ディ・ベルナルド・ニッコリーニとの結婚記念として制作されたと考えられている。

しかしながらイタリア人画家、美術史家ジョルジョ・ヴァザーリの『画家・彫刻家・建築家列伝』（1568年の第二版）によれば、ジネーヴラはフィレンツェ貴族アメリゴ・デ・ベンチの娘とは書かれておらず、単にルイージ・ディ・ベルナルド・ニッコリーニの妻であると書かれているだけである。


※  転載終わり





ジネーヴラ・デ・ベンチは、
フィレンツェ貴族アメリゴ・デ・ベンチの娘だと書かれていない。 




1.肖像画において、名前の明記されていない絵画は、権力者の都合で、モデルが誰であるか特定出来ても、固有名詞が付けられない。


2.肖像画において、名前が明記されている絵画で、尚且つモデルの詳細が分かる人物であっても、権力者の都合で、その素性を明らかにされない。


3.肖像画において、誰か分からない絵画は、権力者の都合で、名前(固有名詞)が与えられる。






『ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像』は、2に該当。