🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第93章 眠る女が目覚める時

特に注目したいメディチ家の人物

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   不可思議な死を問題視している1519年、

メディチ家には、将来的にメディチ家の希望の星となるような、ある人物が、生まれました。


その名は、コジモ1世


コジモ1世(1519年6月11日 - 1574年4月21日)は、初代トスカーナ大公で、フィレンツェの名門メディチ家の1人。

※  子はフランチェスコ1世。


コジモ1世の父は、勇敢な傭兵隊長として知られた「黒隊長」ジョヴァンニ(1498-1526年)、

母は、ジョバンニの妻でロレンツォ・デ・メディチの孫にあたるマリーアです。


彼は、ルネサンス期の女傑として知られるカテリーナ・スフォルツァの孫でもあります。


1537年、フィレンツェ公アレッサンドロが暗殺された後、18歳のコジモがフィレンツェ公を継ぎます。

コジモ率いるフィレンツェ公国は、神聖ローマ帝国ハプスブルク家の支援のもとで、フィレンツェの中央集権体制を確立していくのです。


   ところで、メディチ家の血を受け継ぐコジモ1世、

彼がフィレンツェ公に君臨していた時代は、神聖ローマ帝国ハプスブルク家の支援のもと、政治体制を整えていたようですね。

  
   確か、1519年の有力なる人物が亡くなるまでのメディチ家は、(政略結婚を試みるなどして)フランス王室と組み、権力を得て、のし上がろうとしていましたよね!?

    何の因果か、その時生まれたコジモ1世は、そのフランス王室と長年対立していた神聖ローマ帝国パプスブルク家の支援を受けるようになります。


   メディチ家は、いつの間に、フランス王家でなく、パプスブルク家を味方につけるようになったのでしょうか?


   やはり、1519年の有力な人物たちの死の真相は、うやむやにしてはいけないと改めて思います。



※『死の連鎖の謎』より転載







この、コジモ1世の、お抱え芸術家が、ヴァザーリで


ヴァザーリは、『モナ・リザ』というタイトルの名付け親とも言える。
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