949 / 4,110
第92章 美術界の変革を願う
『モナ・リザ』について、モデルは誰であるかという論議は必要ではない。
しおりを挟む※ 以前書いた自身のブログを転載
「モデルは誰であるかという論議は必要ではない。」
2011.02.23
世界各国の研究者の方々に大変、失礼な話ですが
未来は、モナ・リザのモデルは誰であるか?という論議は必要ではなくなると思います。
ダ・ヴィンチは受胎告知を描いた頃の年代に遡って、自分のルーツを探っていました。
母と引き裂かれた幼児期の辛い感情を思い出し、また、絵画芸術を志した自分を振り返りました。
自分の集大成ともいえる作品、それは『来世の母』でした。
ダ・ヴィンチは、如何に天才と称されたとしても、自分は孤独な一人の人間であることを悟ります。
だから、来世に望みを託したのです。
モナ・リザは、母をモデルに描いたリッタの聖母(下絵)に通じ、それは、受胎告知を(仲間と共同で)描いた頃の、芸術に対する、真っ直ぐな志を持っていた自分に通じる絵でした。
それを原型とし、自分の顔に似せた絵を描き、自分の魂と母の魂を共存させた絵を描こうと思いつきました。
すると
す~っと
穏やかなる感情が生まれました。
ダ・ヴィンチは、来世の母の大いなる愛に包まれて幸せでした。
受胎告知のマリアの横顔や亡き母の面影や、ダ・ヴィンチ自身をパズルのように組み立てて、一見、肖像画のような女性を描きましたが、絵を描いている途中、義母の姿も蘇ってきたであろうと思います。
義母もまた、ダ・ヴィンチにとって大切な存在だったかもしれません。彼がジョコンダ夫人から強烈なインスピレーションを得て、その絵を描くことを思いついたのなら、モデルはジョコンダ夫人であるという説も、全くの間違いではないのです。
しかし
共通して
大切な
大切な
大切な
テーマが存在します。
それは
『来世の母』の受胎告知です。
ダ・ヴィンチは
全宇宙を包み込むような
美しく慈悲深い
聖母を描きたかったのだと思います。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる