🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

文字の大きさ
上 下
930 / 4,110
第91章 再び、モナ・リザについて

だんだん、だんだん 私は自分をさらけ出していき、まる裸になりつつある。 勿論、魂の話だけど。

しおりを挟む
思い出話を一つ


誰にでも、あるあるだと思うけど…

小学生の頃は、よくサインの練習をした。


理由は、
「大きくなったら、私は有名な人になるから、サインの練習をしなきゃいけない。」

そう思って、何度も、自分の名前を、タレント風にカッコよく?書く練習をした。

風邪を引いて寝込んで、学校を休んだ時に、白昼夢を見た。

偶然、モナリザが表紙の本を、
学校から借りてきていたので

「大きくなったら、この絵を研究する人になろうかな?」

その絵を見つめた。


子供の頃は、熱が出ても意外と平気だった気がする。


ぼんやりとした頭で、「今なら、
宙に浮かぶことが出来るんじゃないかな?」って思えるくらい、身体が、ふわふわした感覚だった。

寝ては起き、寝ては起きを繰り返している時
 
私は、「フゼラフだなぁ」
と、無意識のうちに、知らない言葉を言った。


白昼夢を見た後、決まって私は
フゼラフを体感する。


フゼラフは、いつの間にか、日本語の楽(ラク)と混じり合って
フゼラクになった。


白昼夢を見た時は、決まって
別の次元に行った感覚になった。


現代ではなく、
別の時代、別の国の光景が現れた。


私は、その時代、その国にすっかり馴染んでいたから、
起きた瞬間、ちょっとしたパニック状態になる……


そんなことを繰り返していると、
天使達の声が、よく聞こえた。


天使達の声が聞こえてくる時は、
決まって私は寝たふりをした。


起きて、ごそごそ遊びはじめたら、天使が、ピタリとお喋りをやめるのを知っていたから。


天使達は、未来のことを知っていて私の話をしていた。

《今まで、誰もやったことのない事をやる子だと、歴史が変わって良かったと》……


私は、寝たふりをして、聞き耳をたてて、(小さいながらも)その話を、自分なりに分析していた。



あの時、私が天使から教えて貰ったことが、現実になるかならないか?今の段階では分からない。


だけど、この9年間、ただ一筋にモナ・リザを観てきて、
私が知り得た情報が公になることが可能ならば、天使達の話は、嘘じゃなかったことになる。


小学生の頃、既に未来が見えていたという話。


勿論、変な子だと思われたらいけないし、周りに馴染まなきゃいから、この話をしたのは、グリーがはじめて。


そうやって、だんだん、だんだん
私は自分をさらけ出していき、まる裸になりつつある。


勿論、魂の話だけど。


























しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

処理中です...