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第88章 2019年までのカウントダウン

みんな本当は、母と思っている。② 秘められた母親への憧憬 ※コラムの筆者 高柳茂樹氏

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2018.10.22  21:45

注意深く詮索すると、私と同意見の記事をよく見つける。

今日もまた見つけた。

秘められた母親への憧憬(後編):レオナルド・ダ・ヴィンチ/「モナ・リザ」 | 世界の美術館

https://artoftheworld.jp/column/1015/



晩年になるとレオナルド・ダ・ヴィンチは、フランソワ1世に招かれて、仏アンボワーズ城近くに移住しますが、その時に既に代金を受け取って1年も経っている『モナ・リザ』も持って行ってしまいます。

そして亡くなるまでの3年間、ずっと筆を加え続けて手元に置いたと云われています。ですから、毎年ルーブル美術館を訪れる800万人以上の人々を魅了し続ける『モナ・リザ』は、実は未完成の作品なのです。

2010年に、イタリアの美術史家や科学者たちが、仏アンボワーズ城に葬られたレオナルド・ダ・ヴィンチの遺体を掘り起こせないかと、真剣に考えているという記事を目にしました。未だに続報を聞いていないので、実現はできてはいないようですが、その理由は、『モナ・リザ』はレオナルド・ダ・ヴィンチの自画像ではないか?という仮説にありました。

デジタル技術の発達で、あの見慣れたレオナルド晩年の自画像を反転させて『モナ・リザ』に重ねると、驚くほど一致するというのです。

その仮説が本当だとしても、左利きで鏡文字を得意としたレオナルド・ダ・ヴィンチが、自分に似せた絵を描くことを、個人的にはそれほど不思議だとは感じません。むしろ、間違いなくそこには彼の秘めたる想いが込められているとさえ思うからです。
初めは依頼されて描き始めた肖像画なのに、依頼主の手には渡さず、レオナルドが死ぬまで手元に置いて筆を加え続けた『モナ・リザ』。何時からかキャンバスに描かれていたのはジョコンダ婦人ではなく、きっとレオナルドの「モナ(私の憧れの女性)」、幼い頃に引き離されて面影さえ思い出せない母親だったのではないでしょうか。

まるで科学者の視点で森羅万象を描き、空気さえキャンバスに写し描いた天才レオナルド・ダ・ヴィンチが、最後に描こうとしたのは、自らに似せて想い描くしかなかった母親への、哀しい憧憬であるとしたならば、500年近くの時を経ても、私たちを魅了し続ける彼女の微笑の深さが、少しだけ解ったような気がします。



一般社団法人日本美術アカデミー
プランニングディレクター 高柳茂樹



※ 転載ここまで


みんな、本当は、母だと思っている。


世の中の都合で、
権力者の勝手で、
ジョコンダ婦人になってしまった、レオナルドのマドンナ(聖母)…


タイトルは変えることが出来なくとも、世の中の認識は、変えるべきだと思う。


そして、固定概念を外すべきだと思う。
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