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鏡子 (きょうこ)

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第35章 モナ・リザにおける様々な犯罪行為

モナ・リザ盗難事件

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皆が、よく知る話であるが
かつて、ルーブル美術館は、
名画「モナ・リザ」の盗難という、憂き目をみた。

「モナリザ」が消えたのは、1911年8月21日のこと。


2011年は、モナリザ盗難から100年の節目ということで、
AFP BBニュースに、
下記のような記事を見つけた。



※  ニュース転写


「モナリザ」盗難事件から100周年、イタリアでは「奪還」と英雄扱い
2011/08/23 17:54(ローマ/イタリア)


【8月23日 AFP】100年前に仏パリ(Paris)のルーブル美術館(Louvre Museum)から、イタリア人職人ビンセンツォ・ペルージャ(Vincenzo Peruggia)が、イタリア・ルネサンス期の名画「モナリザ(Mona Lisa)」を盗み出して100年目にあたる21日、モナリザ泥棒は「英雄だ」と称える劇がペルージャの故郷で上演された。

 ルーブル美術館の大ギャラリーから「モナリザ」が消えたのは、1911年8月21日のことだった。

 夜明けと共に、当時30歳だった塗装職人ペルージャは、月曜で休館日だったルーブルに忍び込んだ。ペルージャは1年前に巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)の名画「モナリザ」を保護するガラスケースの設置作業に加わっており、「モナリザ」がある場所も、絵画の外し方も心得ていた。

 やすやすと「モナリザ」を額から外したペルージャは、「モナリザ」を作業着のスモックの下に隠してルーブルを後にした。

 翌日、「モナリザ」が消えていることが分かると、ルーブルをあげての大騒ぎとなったが、必死の捜査にもかかわらず、捨てられた額縁以外には何も発見されなかった。警備の甘さを問われた当時の館長は解任された。



※ニュース転写終わり



2年後の1913年に、モナ・リザは、無事にルーブル美術館に戻ってきたのだが、一般的に知られている真相は、
犯人の、イタリア人のビンセンツォ・ペルージャという人物は
「イタリア人の作品はイタリアにあるべき」という、大義の元で、モナ・リザを盗んだという。

2年ほど自分の家にモナ・リザを隠していたらしいが、そのうち「祖国の誇り」であるモナ・リザをそのままにしておくことに違和感を感じ、イタリアの美術館に売ろうとした。


それで、足がつき、ペルージャは逮捕されることになったという。




一般的に知られて(伝えられて)いる情報は、こんな感じだ。



真相は、別にところにあるのだが、
本当のこと(真実)はニュースにはならない。

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