🌟真理の扉

第32章 神聖幾何学(フラワー・オブ・ライフ)とダ・ヴィンチ絵画

数学者なら証明出来る

天の声か？
はたまた
自分の内なる声なのか？
それとも
単なる閃きか？

ある時、私は、ある確信を持った。

「モナ・リザがリッタの聖母を原型とした絵であることを、数学者なら証明出来る」
そう感じた。

それからもう一つ
「モナ・リザの背景に描かれた橋は、糸車の聖母の背景に描かれた橋と繋がる」

これも
数学者なら
証明出来る。

今までのモナ・リザの研究は、美術の分野のみでされてきたが為に、進歩が難しかった。

イタリアでは、それに医学によるメスを入れ研究しようとして、ジョコンダ夫人の遺骨探しをしたが、もっと、合理的に、モナ・リザのモデルがジョコンダ夫人でないことを証明出来る方法があるとイメージが沸いた。

リッタの聖母は、モナ・リザの原型ではないか？
それは何百年の間で、美術関係者の間で、密かに語り継がれてきたことだと推測するが、あくまでも、うちわの中での話であったので、それを証明することは、難しかったのだと思う。

「モナ・リザのモデルはジョコンダ夫人であるということ」
それは、限りなく黒に近いグレーであっても、黒であると証明することは出来ないこと。


しかし
数学ならば、話は変わってくる。

確実なる答え、正解なる答え、そして、平等なる真実、同一であるという証明、それが導き出せるのが数学である。

しつこいようだが、モナ・リザの身体とリッタの聖母の身体は同じモデルであると私は信じている。

ダ・ヴィンチが、リッタの聖母に透かし絵をするようにモナ・リザの絵を描いたのなら、それが数学で証明出来るはずである。

あらゆる比率は、無限大に近い確率で、その証拠となる数字を弾き出してくれるように予測している。
 


現実としてダ・ヴィンチは、下記のような言葉を遺している。

「私の芸術を真に理解出来る者は、おそらく数学者だけであろう。」