🌟真理の扉

第77章 ありのままに、2018.6

神様のお仕組み

2018.6.12  5：48



高値で取り引きされた、サルバトール・ムンディは、
一時期のレオナルド工房の一過程に存在した絵にすぎない。


いくら、レオナルドの筆致が確認出来たからといって、芸術性云々の真価を問う専門家は、何故に現れないのか？


いや、仮に現れたとしても、
権力やお金の力で、世を牛耳っている者たちに、その意見は、押し潰されるであろうから、
当然、世にその意見は届くはずはない。


兎に角、あの絵は、
この世の世相を、うまく物語っている。


【水晶には、何も映っていない】

「事物は、ただそこに存在するだけで、映っている真実や真価を見ようとは思わない。映ってさえいないから、真実を見ようにも見れない。」



テクノロジーに翻弄され、テクノロジーを信じきってしまった人間は、本来の正しい視覚失った。

まるで麻薬のような力を持つテクノロジー、それに傾倒している人間は、今後益々、自ら考える能力を失ってくる…

【頭が小さい…サルバトール・ムンディ】



せっかく世に救いの手を差し伸べようとしているイエス・キリストの像……


彼は、そんな哀れな姿で、現代の世に現れてしまったのか？




ああ、これも神様のお仕組みだったのかと、深く納得もした。