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第72章 ありのままにブログ2018 5月、6月
鏡子さん
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「鏡子さん」
2018/05/05 11:21
※夏目漱石の短編集『永日小品』より
井深という名前の主人公が『モナ・リザ』の模写作品を古美術商で八十銭で買い入れるという、有名過ぎるシーン
井深は座ったまま細君を顧みて、どうだと聞いた。
細君は、しばらく物も言わずに、黄ばんだ女の顔を眺めていたが、
やがて、「気味の悪い顔です事ねえ」と言った。
さらに細君は、「この女は何をするか分からない人相だ」「見ていると変な心持ちになる」と言った。
気味の悪い顔と言われるのも、分からないわけではない。
モナ・リザは、心のなかを覗かれているようだから。
モナ・リザは、心を映し出す
【鏡】のようだ。
あと、皆さんお気付きかもしれないけど、
模写作品には、何故か?気味の悪い作品が多い (>_<)
鏡と言えば
漱石先生の細君の名は、
鏡子(きょうこ)さんだったなぁ~。
2018/05/05 11:21
※夏目漱石の短編集『永日小品』より
井深という名前の主人公が『モナ・リザ』の模写作品を古美術商で八十銭で買い入れるという、有名過ぎるシーン
井深は座ったまま細君を顧みて、どうだと聞いた。
細君は、しばらく物も言わずに、黄ばんだ女の顔を眺めていたが、
やがて、「気味の悪い顔です事ねえ」と言った。
さらに細君は、「この女は何をするか分からない人相だ」「見ていると変な心持ちになる」と言った。
気味の悪い顔と言われるのも、分からないわけではない。
モナ・リザは、心のなかを覗かれているようだから。
モナ・リザは、心を映し出す
【鏡】のようだ。
あと、皆さんお気付きかもしれないけど、
模写作品には、何故か?気味の悪い作品が多い (>_<)
鏡と言えば
漱石先生の細君の名は、
鏡子(きょうこ)さんだったなぁ~。
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