裸の王様社会🌟

鏡子 (きょうこ)

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生物兵器について

1942年9月、崇山村 ペスト菌攻撃 被害者(当時15歳の王栄良)の証言

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被害者の証言


両親と4人の弟、それに叔父までもペストに奪われ、家族の中でたった1人生き残ったという当時15歳の王栄良は、1942年9月に崇山村でのペスト菌攻撃の様子について、次のように語っている。


日本の軍用機が低空で円を描きながら、煙のようなものを落としました。

小麦やトウモロコシなどでした。

数日後死んだネズミが見つかるようになり、開明街の一帯で高熱や痛みに苦しんでどんどん人が死んで行きました。

街のみんなは一体何が起きたのかまったく理解できませんでした、自分の家族が次々と死んでいくのです。

本当に悲惨な状態でした。

みんな死ぬ時は苦しみもだえて、全身痙攣しながら死んでいきました。

その体ははじめ赤くなって、死んだあとはだんだん黒くなりました。

母は私の目の前で水をくれ、水をくれと叫び、父も喉をかきむしりながらライオンのようなうなり声をあげて死んでいきました。(中略)

村民380人が死亡しました。

20人も亡くなる日もありました。

最初の死人が出ると、保護衣とマスクを着用した日本人が村に入り、3日間村中を巡回して村人に注射をしました。
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