裸の王様社会🌟

10年前を振り返ってみたくなった。※2019年に記載した話

10年前の6月20日を振り返り、メール転載 ②

6/20   12:29


     池川先生、今朝はメールありがとうございます。素晴らしい展開に、私自身、大変驚いております。Mさんとおっしゃる出版社の方に、是非、直接私より自己紹介させて頂きたいと思っております。

一連の今までのメールをコピーして、お見せ頂けたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。もしも、愛媛にお越し頂けるのであれば、私はM市まで、足を運びたいと思っております。◯◯◯に子供を預かってもらえる託児サービスもあるので、M市が都合が良いと考えております。『モナ・リザ』の究明は、木靴の少女の魂ではなく、今や自分自身が向き合った問題に変わりつつあります。
   お忙しい池川先生に、愛媛にお越し頂ける事は、大変心苦しいのですが、お会い出来る嬉しさのほうが、それにも勝り、申し訳ございません。出版社を立ち上げられたばかりのMさんとお話ができるのも大変、楽しみにしております。もう少しだけ、メールにてお話させて下さい。

   私の記憶は木靴の少女時代までです。過去世の父フェルメールは、まるで映画のoneシーンのような絵画を残しています。全ては、父フェルメールが、娘の生まれ変わりである、300年後の私の為に用意してくれていたシナリオだったのかもしれません。自分の絵画で謎解きをさせながら、フランス王室、ルーブル美術館の犯罪をつきとめさせ、最終的に『モナ・リザ』の真実を明かそうと…たった10年しか生きられなかった娘の来世の為に用意していたシナリオがあったのかもしれません。

   確かに、偉大な芸術家の魂は、『モナ・リザ』の柱を切断された時は、無念、憎しみの塊の魂であったかもしれません。しかし過去世の父親、フェルメールの時は、その憎悪の魂を克服し、『ガラス越しから光を取り入れるなどして、人間に光を当て、人間に美を見いだした』素晴らしい絵画を残した芸術家でした。それでいて父は、『芸術家である前に一人の最高の父』を目指して生きていました。しかし、人生は思うようにいかず、借金まみれで、妻にも子供達にも、苦労ばかりかけて亡くなりました。ダ・ヴィンチ時代を生きた頃の天才を捨ててまでも、世界で最高の父親を目指していたのに、偉大な父親にもなれなかったのです。『芸術家である前に一人の人間だった』偉大な芸術家の魂は、天才と謳われる人生よりも、大事であると思った偉大な父親にもなれませんでした。それ故、娘の生まれ変わりに、自分の悲劇的な魂の歴史を伝えようとしました。

    私の解釈が間違っていたら申し訳ありませんが、フェルメールは、綺麗に浄化された素晴らしい魂の持ち主であったかと思います。しかし、私は霊感が強すぎました。ダ・ヴィンチ時代の無念さや王室への憎しみ、そして神を無視した人間の身勝手な行く末を案じ、それを予言していた偉大な芸術家の魂を、色々と余計に感じとり過ぎました。それに加えて今世の私は、疑問が生じた時、とことん突き止めないと気が済まない性格でした。

    実は、『モナ・リザ』は、有名な美術史家ヴァザーリの記述が信用性が高いとされ、モデルは、『モナ・リザ』であるとの見解が強まったようです。しかし、計算すると、ヴァザーリは、1511年生まれで8歳の時にダ・ヴィンチは亡くなったという計算になります。いかに、世界最高の美術史家といえども、結局のところ、『モナ・リザ』に関しては、人から伝え聞いた事と、自分の想像力を働かせて、記述した事になります。8歳の子供に、『モナ・リザ』のモデルがジョコンダ夫人（モナ・リザ）である事を証明できる訳がありません。内容が間違っている可能性は、極めて高いのです。

    以前、先生のご質問にもありました、本物の『モナ・リザ』は、ルーブルにあるものだけでしょうか？という問題ですが、男性の魂の混じった女性の魂の絵画は、あの一点だけで、他の模写などには、絵そのものに女性の魂を感じます。やはり、本物は、柱の切断されたルーブルにあるものだけだと思います。

  『モナ・リザ』のタイトルは、変えなくても『眠る女』のタイトルは、変える必要があります。あの絵は、曖昧さをテーマに組み込まれている為、『眠る女』に断定されては、画家の後世に伝えたいテーマが変わってきます。

『モナ・リザ』の絵画に関しては、木靴の少女の魂ではなく、私が自分自身の問題としても、足を踏み込んでしまった問題になりました。謎を究明したいというのは、いつの間にか今を生きる自分自身の課題に変わりつつあります。タイトルはそのままでも、謎は究明しなくてはならない問題だと思います。今後共よろしくお願い申し上げます。






2016.10.05追記


Mさんの出版社にて、本をだすというお話は、立ち消えとなってしまいました。

しかしながら、ありのままにメールというスタンスで書いていますので、実現しなかった内容も、そのまま記述(転写)しています。