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C I Aの諸君へ
手術は、無事おわりました。決戦は、6月か。
しおりを挟む奇妙な偶然…
私の脳に髄膜腫という名の腫瘍が見つかったのは、2013年だった。
2013年と言えば、“アイルワースのモナ・リザの文字化けの件で、躍起になっていた時期”、そして、“音楽家の肖像が来日した時期”と重なる。
私は、脳に2cmの髄膜腫が見つかったが、良性の腫瘍であるとの事で、実に6年間も、放置していた。
髄膜は脳を保護する膜であるとの事。
2019年、2cmだった腫瘍は、2cm6mmに成長していた。1年で1mmずつ成長したことになる。
発見の経緯や、何故手術をしたか?決断した理由や、手術の経過、病状等は、元気になって、また、おいおいとお話ししたいと思う。
術後の今は、頭の痛さとしんどさで、はっきりいって、ぼろぼろ。
兎にも角にも、決戦は、6月だ。
6月に入って、日々の気付きを、ありのままに綴ろうと思う。
裸の王様社会は、いつから形成されたのか?
少なくとも、1975年は、正しい見解が示されていたので、直近の僅か44年で、“レオナルド・ダ・ヴィンチの価値”がガラリと変わったと分析している。
“雲泥の差”という言葉が、存在するが、レオナルド作品の価値感は、雲から、泥に変化してしまった。
科学で、レオナルドの要素を探り、僅かな発見で、レオナルドの真作だと決め付けられる。
はっきり言って、それもこれも、経済効果が目的なだけで、レオナルド作品は、単に、利用されているだけだ。
世の人は、欺かれる。
1975年の画集で、『音楽家の肖像』は、白黒で紹介されていた。淡々とした紹介がされ、他の作品に比べ、大した扱われ方がしてなかった。
その作品は、2013年、
来日した時の展示会では、“ミラノ時代の傑作”と、紹介された。
まぁ、『サルバトール・ムンディ』が、約510億なので、その価値観を基準にすると、サルバトール・ムンディよりも、レオナルドの筆致がより多く確認出来る、音楽家の肖像は、ミラノ時代の傑作だと紹介されるのも無理はなかった。
このように、ネームバリューで、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品だと判断されるや、
様々な絵画が、裸の王様のように、偽の衣装を着せられる。
一方で、本当に価値ある作品は、利益に繋がらないとか、または、上の人たちにとって、気に入らない何があるとか…
そんなつまらない、リチャードたちの思惑で、“贋作だとか、作者不詳の作品”だとか言われ、“裸の王様の絵画の影に埋もれている。”
美術とは何の関係もない、リチャードたちが、美術界に介入し、政治的な問題や、経済効果の道具とし、
レオナルド作品を利用している、こんな世の中だから、致し方ない。
いかに優れたダ・ヴィンチ研究者が存在しようが、この世が、裸の王様社会である限り、真実の見解は、世の中に浸透しない。
誰も、どうすることも出来ないのだ。
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