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第12章 モナ・リザ新たなる出発
モナ・リザは、神格化されている
しおりを挟む例え肖像画としての概念は、取り外せなくとも、
皆それぞれに、モナ・リザという絵に、神格化したイメージを持ちはじめている…という、今の状況は、よろこばしいことである。
スピリチュアルの意識が高い方のブログを、拝見していたら、ある時、モナ・リザについて、テーマに取り上げられていて、興味を持ち、拝読させて頂いていた。
確かその方は、モナ・リザは、高次元の絵画で、マクダラのマリアを感じると書かれていた。
また、ある方は、モナリザのことを
長年研究され、最終的にモナリザは「レオナルドのマリア」と結論付けされていた。
色々な方が捉えた、モナ・リザの印象を拝読する度に、
モナ・リザは、一人の人物を描いた肖像画ではなく、もはや神格化していると感じる。
多くの人が、それぞれに思う(感じる)彼女の姿は、過去に現実にいた女性というイメージではなく、
不思議で謎めいた女性で、しかも、畏れ多く、神や菩薩に近い印象になりつつあるのではないだろうか?
時代と共に、私達は、いつの間にか、モナ・リザに対して、ジョコンダ夫人という1女性を感じなくなっているのかもしれない。
モナリザに神秘性が強過ぎるからなのだろうか?
その表情や微笑み、全てが謎めいているから、現実離れした感覚で見ているモナ・リザ…
私たちは、知らず識らずに、ジョコンダ夫人を意識しなくなった。
しかし、それは神格化したイメージでありつつも、
時には、パロディになっている。
勿論パロディも、ありだろう。
モナ・リザは、変幻自在で、愛すべき存在なのだから。
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