2017年頃〜 モナ・リザ新たなる出発［2024.02.12完結］

第20章 視覚のポテンシャルを高める。人々の意識改革を起こす。

最終的に、誰の姿でもなかったモナ・リザ

コペルニクス的転回を起こそう。




変幻自在なモナ・リザ

千変万化したモナ・リザの姿…




《般若のように凄みを魅せていた時代から、世紀の美女だと絶賛される姿となり、最終的に、内面の美を追求せし、菩薩のようなお姿となる。》




最終的に(500年経った今現在)

モナ・リザは、誰もモデルとしなかったという論に行き着く。

※下記の内容を再び吟味する。



最終的に…
モナ・リザは、誰の姿でもなかった。

元々は、
リッタの聖母(カテリーナがモデル)に
女性化した姿の自分の顔を
曖昧な首を描いて合成させ描かれた…

それがモナ・リザ

レオナルドは、来世で巡り会いたい理想の母親像を描いた、それは、紛れもない事実であり、着眼点は、そこから始まる。

しかしながら、その絵は、最終段階として
『全ての母』となったのだから
誰の姿でもなくなった。


誰の姿でもない、それがモナ・リザ


そのような女性像に
特定の人物の名前を付けた人類は、
非常に愚かである。

レオナルドの魂は、何百年も、そう訴え続けている。

彼が生きていた時代において、
絵画といえば、実際に過去に存在した聖者であったり偉人であったり、はたまた、ある程度、資金的に豊かな特定の人物がモデルであった。


イメージとして捉えた姿で、人物を描こうとしたのは

レオナルドの、初の試みだったのである。