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二つの死闘
第百九十一話 闘技場の死戦
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これからしばしの間、佑月たちの戦いと、メリッサ及び仲間たちの試合場での戦いを同時にまた、時間進行に従って交互に語っていく。
メリッサたちは聖教徒騎士団の護衛を受けながら、試合会場へと無事、足を運ぶことに成功する。そして、彼女たちは控室で重苦しい雰囲気のなか次の試合に集中していた。メリッサはレイラがひどく緊張しているのを見て、指揮官として声をかけたのだった。
「大丈夫か、レイラ。かなりイレ込んでいるようだが」
「メリッサさん……。わかってはいるんですけど、今回は佑月さんもエイミアさんもいないから、落ち着かなくて」
「私では不安か?」
「そ、そうじゃないんです。でも、なんだか心がざわついていて、どうしていいのか、わからなくて……」
「練習通りやればいい、今回の作戦の要は、レイラ、お前だ。緊張するのはわかる、だが、本番で力を出せないようじゃこの先生きていけないぞ」
「そう、ですよね。佑月さんがいないのだから、実質、攻撃のエインヘリャルはシェリーさんと、私だけなんですよね。だからわかってはいるんですけど、やっぱり怖くて……」
「なら、佑月の言葉を思い出せ、レイラ」
「佑月さん?」
「そうだ。みんな戦いのときは緊張するもんだ、それは仕方がないことだし、私だってそうだぞ。でも、実際戦えるかどうかは別問題だ。試合会場で存分に本来の力を発揮できるかは、お前自身の問題だ。イメージしろ、闘える自分の姿を、勝利の瞬間を。
想像には限りがない。制限をつけているのは自分というお前だけだ。闘う人間は常に自分を知り、その上で、成功の道筋を本番で披露する。お前にはその経験が足りないだけだ、大丈夫だ、私の見る限り、お前はできる。信じろ。
だから、佑月も私のことを頼むとかクソをほざいたんだ。周囲の期待に応えられるような人間になれば、お前もりっぱな本当の大人の仲間入りだ。わかるな?」
「できる、できるんですよね、私?」
「できないことを私も佑月も言わない、そんなのは馬鹿がのたまうことだからな。できるからお前に期待しているんだ、心配ない」
「そうか……、そうですよね、佑月さんやメリッサさんが認めているから、私に重責を負わせるんですよね」
「もちろんだ。そこら辺は安心しろ。ああ、そういえばなんだが、お前佑月のことどう思っているんだ? 私にはちょっとわかりかねるところがあるが」
「どう思ってるかなんて、メリッサさんの前でそんな……」
「正直でいいぞ、佑月のやってることが迷惑なら、私が直々にグーで殴っておくから大丈夫だ」
「ち、ちがいます、迷惑なんてことはないです。だって、私、佑月さんのことをかっこいいと思ってますし、頼りになると思ってます、それに……」
「それに?」
「なんだか……、佑月さん、お兄ちゃんみたいだなって」
レイラはそう言っていじらしく、頬を赤く染めた。それを見たメリッサは一安心したのか、佑月め、振られてやがるとか内心ほくそえみながら、むしろその言葉を温かい瞳で見守った。
「そっか……、お兄ちゃんか。お前、兄弟いたのか?」
「いえ、いません。でもいたら佑月さんみたいな方がいてくれたら素敵だなあって最近ずっと考えてまして。で、でも、それ、勝手に思っているだけです。は、恥ずかしいですけどね、変な思い込みで」
「いや、いいじゃないんかな。佑月の奴、面倒見がいいし、優しいし。お前には心の支えとして必要だ。私としてもそちらのほうが安心できる。でも、あいつは童貞だからな。ずかずかと女心に土足で踏み込むところがあるんで、嫌なら嫌って言っておけよ、誤解するだろうからさ」
「嫌じゃないですよ! めちゃめちゃ嬉しいです! 私あんな風に優しくされたことないから、スゴイ心も体も温まって、めっちゃ癒されてます! 信じてください!」
「ははは……」
「おいおい、なに二人で食っちゃべっているんだ、私も混ぜろよ」
その二人の和やかな雰囲気を見て、面白がってシェリーが中に入ってきた。
「なんでもないぞ、なあレイラ?」
「ですよね、メリッサさん?」
「ちょっと待て、私だけ仲間外れかよ、女同士だろ、二人だけなんてずりぃぞ!」
「そうですよ!」
「私も入りたいです!」
「ミーナも!」
控室の中ぞろぞろとメリッサとレイラを囲んだ、シェリーとダイアナとユリアとミーナ、信頼できる仲間たち。女同士で顔を眺め合って、全員が戦いに備えてうなずき、メリッサがそっと前に手を出して、自然とどんどんみんなが手を重ねていく。
それを見たアデルがなぜか「俺も俺も!」と混ざりたがる始末だった。だがシェリーは、
「男は来んな!」
といって追い払ったのが、面白くて女性陣は笑ったため、アデルは「ちぇ……」と言って拗ねた。女性陣は「よっしっ!」と大きな掛け声をかけて、手を上にあげる。これで試合会場に向かう心持ができた。もちろん皆が勝利を信じていた。
──だが、その中一人ブライアンは落ち込んでいたのであった。その状態に誰も気がつかない始末だった。
試合場にみんなが向かっていき、相手の出場を待つ仲間たち。前回の試合のことがあったせいか、観客からはブーイングや口笛を吹く様子がある。メリッサたちは慣れたのか、意に介さずといった雰囲気だ。
そのなか客席にサラがポツンとか細い声で頑張ってくださいとエールを送る。そんなアウェー感の中、オーチカ共同組の選手が堂々と入場してきた。
その瞬間だった、メリッサ以外、仲間たちはあっと声を出して信じられないことが起こったことに愕然とする。──それは相手の人数が全員で九人だからだ。
選手は登録したもの以外出場できない、ルール上そうなっている。メンツもアメリーがいない以外、前と同じだ。ということは今佑月やエイミアに対峙している相手とは誰か、それは別のエインヘリャルが始めからいたということだ。つまり、アメリー以外はもとより出場する予定だったのだ。
オーチカ共同組のエインヘリャルは全部で6人。相手をかく乱し、アメリーが策略にはめるためにアメリーのパートナーとは別のエインヘリャルをわざわざ出場させていたのだ。
これは佑月も一杯食わされた形になる。大会ルールを逆に利用して、相手を欺き、エインヘリャルがもう一人いたことに気づかせなかった。これでメリッサは大幅に作戦を変更せざるを得なくなった。当然、圧倒的に不利になったことに、仲間たちは目が泳いでいる。
こちらは八人、不利は免れない。だが、メリッサは想像の範囲内であったと平然を装った。心配になったシェリーは、
「どうする、メリッサ?」
とメリッサに尋ねた。だが、指揮官のメリッサは皆を安心させるために、
「大丈夫、こちらには策がある」
と落ち着かせた。しかし、チーム内で動揺が広がっていく。また、メリッサがここでひとつ気になることがあった。どういうことだ、ブライアンに反応がない、と心の中で思った。こういうときブライアンはいつもネガティブな発言をしていたが、今回はそれがない。
メリッサがちらりとブライアンに視線をやった後、オーチカ共同組は、不敵に笑みを浮かべて、そして、女騎士の一人がこう大声で叫んだ。
「おい! ブライアンとやら、死にたくなければ予定通り試合から外れてろ、殺されたいのか⁉」
その言葉を聞いた瞬間、メリッサはしまったとつぶやいた口をふさいだ。これは計算違いであった。まさか、アメリーの調略がこちらまでいきわたっていたなんて……! 相手の弱点を突く戦略に、メリッサはかつての上司の手腕に、流石に閉口した。
対し、ブライアンは暗い表情の中、おそるおそるぼそりとかつての仲間たちにすまなさそうに言ったのだった。
「もうやめましょう……、こんなの勝てませんよ……!」
シェリーが貴様っ! と言いかけた途端、急に角笛が鳴り始めた。これが地獄の試合の始まり、メリッサたちの試練、戦いの非情さを感じながら、今、修羅の道へとつながる試合が始まったのだ──。
メリッサたちは聖教徒騎士団の護衛を受けながら、試合会場へと無事、足を運ぶことに成功する。そして、彼女たちは控室で重苦しい雰囲気のなか次の試合に集中していた。メリッサはレイラがひどく緊張しているのを見て、指揮官として声をかけたのだった。
「大丈夫か、レイラ。かなりイレ込んでいるようだが」
「メリッサさん……。わかってはいるんですけど、今回は佑月さんもエイミアさんもいないから、落ち着かなくて」
「私では不安か?」
「そ、そうじゃないんです。でも、なんだか心がざわついていて、どうしていいのか、わからなくて……」
「練習通りやればいい、今回の作戦の要は、レイラ、お前だ。緊張するのはわかる、だが、本番で力を出せないようじゃこの先生きていけないぞ」
「そう、ですよね。佑月さんがいないのだから、実質、攻撃のエインヘリャルはシェリーさんと、私だけなんですよね。だからわかってはいるんですけど、やっぱり怖くて……」
「なら、佑月の言葉を思い出せ、レイラ」
「佑月さん?」
「そうだ。みんな戦いのときは緊張するもんだ、それは仕方がないことだし、私だってそうだぞ。でも、実際戦えるかどうかは別問題だ。試合会場で存分に本来の力を発揮できるかは、お前自身の問題だ。イメージしろ、闘える自分の姿を、勝利の瞬間を。
想像には限りがない。制限をつけているのは自分というお前だけだ。闘う人間は常に自分を知り、その上で、成功の道筋を本番で披露する。お前にはその経験が足りないだけだ、大丈夫だ、私の見る限り、お前はできる。信じろ。
だから、佑月も私のことを頼むとかクソをほざいたんだ。周囲の期待に応えられるような人間になれば、お前もりっぱな本当の大人の仲間入りだ。わかるな?」
「できる、できるんですよね、私?」
「できないことを私も佑月も言わない、そんなのは馬鹿がのたまうことだからな。できるからお前に期待しているんだ、心配ない」
「そうか……、そうですよね、佑月さんやメリッサさんが認めているから、私に重責を負わせるんですよね」
「もちろんだ。そこら辺は安心しろ。ああ、そういえばなんだが、お前佑月のことどう思っているんだ? 私にはちょっとわかりかねるところがあるが」
「どう思ってるかなんて、メリッサさんの前でそんな……」
「正直でいいぞ、佑月のやってることが迷惑なら、私が直々にグーで殴っておくから大丈夫だ」
「ち、ちがいます、迷惑なんてことはないです。だって、私、佑月さんのことをかっこいいと思ってますし、頼りになると思ってます、それに……」
「それに?」
「なんだか……、佑月さん、お兄ちゃんみたいだなって」
レイラはそう言っていじらしく、頬を赤く染めた。それを見たメリッサは一安心したのか、佑月め、振られてやがるとか内心ほくそえみながら、むしろその言葉を温かい瞳で見守った。
「そっか……、お兄ちゃんか。お前、兄弟いたのか?」
「いえ、いません。でもいたら佑月さんみたいな方がいてくれたら素敵だなあって最近ずっと考えてまして。で、でも、それ、勝手に思っているだけです。は、恥ずかしいですけどね、変な思い込みで」
「いや、いいじゃないんかな。佑月の奴、面倒見がいいし、優しいし。お前には心の支えとして必要だ。私としてもそちらのほうが安心できる。でも、あいつは童貞だからな。ずかずかと女心に土足で踏み込むところがあるんで、嫌なら嫌って言っておけよ、誤解するだろうからさ」
「嫌じゃないですよ! めちゃめちゃ嬉しいです! 私あんな風に優しくされたことないから、スゴイ心も体も温まって、めっちゃ癒されてます! 信じてください!」
「ははは……」
「おいおい、なに二人で食っちゃべっているんだ、私も混ぜろよ」
その二人の和やかな雰囲気を見て、面白がってシェリーが中に入ってきた。
「なんでもないぞ、なあレイラ?」
「ですよね、メリッサさん?」
「ちょっと待て、私だけ仲間外れかよ、女同士だろ、二人だけなんてずりぃぞ!」
「そうですよ!」
「私も入りたいです!」
「ミーナも!」
控室の中ぞろぞろとメリッサとレイラを囲んだ、シェリーとダイアナとユリアとミーナ、信頼できる仲間たち。女同士で顔を眺め合って、全員が戦いに備えてうなずき、メリッサがそっと前に手を出して、自然とどんどんみんなが手を重ねていく。
それを見たアデルがなぜか「俺も俺も!」と混ざりたがる始末だった。だがシェリーは、
「男は来んな!」
といって追い払ったのが、面白くて女性陣は笑ったため、アデルは「ちぇ……」と言って拗ねた。女性陣は「よっしっ!」と大きな掛け声をかけて、手を上にあげる。これで試合会場に向かう心持ができた。もちろん皆が勝利を信じていた。
──だが、その中一人ブライアンは落ち込んでいたのであった。その状態に誰も気がつかない始末だった。
試合場にみんなが向かっていき、相手の出場を待つ仲間たち。前回の試合のことがあったせいか、観客からはブーイングや口笛を吹く様子がある。メリッサたちは慣れたのか、意に介さずといった雰囲気だ。
そのなか客席にサラがポツンとか細い声で頑張ってくださいとエールを送る。そんなアウェー感の中、オーチカ共同組の選手が堂々と入場してきた。
その瞬間だった、メリッサ以外、仲間たちはあっと声を出して信じられないことが起こったことに愕然とする。──それは相手の人数が全員で九人だからだ。
選手は登録したもの以外出場できない、ルール上そうなっている。メンツもアメリーがいない以外、前と同じだ。ということは今佑月やエイミアに対峙している相手とは誰か、それは別のエインヘリャルが始めからいたということだ。つまり、アメリー以外はもとより出場する予定だったのだ。
オーチカ共同組のエインヘリャルは全部で6人。相手をかく乱し、アメリーが策略にはめるためにアメリーのパートナーとは別のエインヘリャルをわざわざ出場させていたのだ。
これは佑月も一杯食わされた形になる。大会ルールを逆に利用して、相手を欺き、エインヘリャルがもう一人いたことに気づかせなかった。これでメリッサは大幅に作戦を変更せざるを得なくなった。当然、圧倒的に不利になったことに、仲間たちは目が泳いでいる。
こちらは八人、不利は免れない。だが、メリッサは想像の範囲内であったと平然を装った。心配になったシェリーは、
「どうする、メリッサ?」
とメリッサに尋ねた。だが、指揮官のメリッサは皆を安心させるために、
「大丈夫、こちらには策がある」
と落ち着かせた。しかし、チーム内で動揺が広がっていく。また、メリッサがここでひとつ気になることがあった。どういうことだ、ブライアンに反応がない、と心の中で思った。こういうときブライアンはいつもネガティブな発言をしていたが、今回はそれがない。
メリッサがちらりとブライアンに視線をやった後、オーチカ共同組は、不敵に笑みを浮かべて、そして、女騎士の一人がこう大声で叫んだ。
「おい! ブライアンとやら、死にたくなければ予定通り試合から外れてろ、殺されたいのか⁉」
その言葉を聞いた瞬間、メリッサはしまったとつぶやいた口をふさいだ。これは計算違いであった。まさか、アメリーの調略がこちらまでいきわたっていたなんて……! 相手の弱点を突く戦略に、メリッサはかつての上司の手腕に、流石に閉口した。
対し、ブライアンは暗い表情の中、おそるおそるぼそりとかつての仲間たちにすまなさそうに言ったのだった。
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