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奇襲
第百六十六話 策略②
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「あいつらって猛虎隊とか言うやつだよな、今から殺すってどういうことだ、言ってる意味がわからない」
戸惑いを隠せないシェリーはまくしたてるように早口で言った。それに対して僕は鷹揚に答えを返す。
「シェリーわかるかい、彼らは今日、戦ったばかりだ、疲れもあるだろう。それに大勝したばかりだ、必然夜は宴会になる、酒を飲む。酔っている彼らに夜襲はもってこいだ」
「で、でも対戦相手を襲うなんてそんな……。そんなことして問題にならないでしょうか」
不安そうにブライアンは尋ねた。僕は彼の疑問に冷たい口調で返す。
「問題にはなるだろうね、だが、そんなルールはこの大会で存在しない、相手を襲ってはいけないなんてね、試合場以外で。だが、命のやり取りをしているのに、今更のこのこ試合会場に出て、不利な相手に真っ向から戦って、そして死ぬのかい。それではただの無駄死にだ。笑い話にもならないただのくだらない死に方だ。
観客は喜ぶが、選手は勝って生きなくては戦う意味などはない。存在するルールは最初登録した選手以外出場が不可能だということ、相手がいなくなれば不戦勝、そうだろエイミア?」
「ええそうね、そう考えるのが自然と言えば自然でしょうね、不利な相手に真正面から戦うのは流石に温いとしか言いようがないわね」
戦闘経験が豊富なエイミアはすでに覚悟はできているようだ。僕たちは戦争しているんだ、遊びでやってるわけじゃない、しかも命が懸かってるんだ。犬死になんて馬鹿みたいなことをするような、ぬるま湯に浸かった生き方などしていない。
しかしまだレイラは不安で仕方ない様子で怯えながら訊いた。
「でも、相手の方が強いんですよね、シェリーさんが言ってました。私たちがスキを突いたところで相手を倒せるでしょうか?」
「それは真正面から戦った場合だ。世の中には正規戦、不正規戦というものがある。僕たちは銃を持っている、威力は高く遠距離から有用だ。なら相手に気づかれずに近寄って殺してしまえばそれで勝ちだ。
相手が強いのは真っ向から連携して戦っているからであって、一人一人始末する分にはこちらの方が圧倒的優勢だ。僕の世界ではこれが一般的な戦い方だ。わざわざ戦力差がある相手に正面から挑まない。力がないなら頭を使え。必要なのは勝利なんだ」
僕たちの会話があまり理解できてないのかブライアンのヴァルキュリアのミーナは不思議そうにして素朴な疑問を僕に尋ねる。
「でも、相手が今いる場所わかってるの? 私たちなんも知らされてないよそこらへん」
「それについてはすでにクリアしている。僕が彼らに会った時、リンディスという女性が口を滑らせたんだ聖クレオール教会の近くの館に住んでいると。
僕が散策したときすでにこの市内の地理を確かめている、あそこの周りは大きい建物がなく館と言えば一つしかない、それは彼女も言っていた。実に奇襲にうってつけの場所だ」
クラリーナの丁寧な案内により、僕としては珍しく、この地域の土地勘をすでに持っている。速やかに事をなすには、道がわからなくてはならない、すべての条件はクリアしている。あとは彼らの意思だ。これでやる気がなければどうしようもない。
僕は少し押し黙った。彼らの意思を示させるためだ、強制はしない。夜襲の足手まといになりかねない。メリッサはそれを察したのか冷徹に言い放つ。
「賛成だ、ほかに手段という手段が見当たらない、これが一番得策で安全策だ」
「私も賛成ね、犠牲を出しては意味がないもの、きれい汚いがあるにしろ、まずは生き延びること、それが重要よ」
エイミアもあっさり承諾する。二人が賛成してくれるのはわかっていた。ほかのみんなはどうだろうか。レイラのヴァルキュリアのユリアも静かに言った。
「わかりました、しこりが残るでしょうが、戦いとはそういうものです。勝っても負けても犠牲がでる。なら自分たちの犠牲を減らすのが最善です」
だがシェリーは不満げにこういった。
「私は反対だ、堂々と戦って死ぬのは戦士として誇るべきだ。別に無駄死にとは思わな──」
「……私は賛成です」
シェリーが言葉を終える前にレイラが覆いかぶせるように自分の意思を示した。
「みんな仲間じゃないですか、このままだとだれか死んでもおかしくないんですよね? そんなの嫌です! みんなせっかく仲良くなれたのに、お別れなんて私嫌です! なら、最も生き延びられる可能性が高いほうに私は賭けます!」
「お、おい……」
珍しくレイラが自分の意見を言ったことにシェリーは驚きを隠せなかった。レイラは僕と違い純粋な性格をしている。誰かを失うことに恐怖感を持つのは当然、特に女性ならなおさらだ。
「俺も賛成だぜ、あのくだらねえ、いけすかねえ金髪の男がどんな顔をするか見ものだね」
アデルは当たり前と言えば当たり前だがのる気だ、それもわかっていた。様子見をしていたサラも静かに「わかった」といった。それにミーナが乗っかる。
「ミーナは賛成だよ、ブライアンもそうだよね?」
「ええ、犠牲は少ないほうがいい、僕もそう思います、賛成です」
のこりはシェリーとダイアナか……。二人は反対だろうとは予想していた。ならこの作戦に抜けても仕方がないだろう。と思った矢先だ、シェリーがぶっきらぼうに言った。
「わっあーた、わかった、私も行くよ、自分だけ手を汚さないなんて卑怯者のやることだ、どうせ卑怯だと罵られるのはわかってる、なら自分の手を汚したほうがむしろせいせいするよ」
「シェリーならそう言うと思った、なら私も賛成よ、全員一致、決まったわ佑月さん」
ダイアナも賛成したところで僕は立ち上がった。
「今から襲撃に向かう、決してほかの者に感づかせるな、この館の家人にも、街の人にもだ、速やかにかつ、急いで仕事を済ませる、それが一番効果的だ」
「ああ!」
全員がうなずいた。僕たちはすぐさま戦いの準備をして、具体的な計画を皆に伝える。意思が統一されると行動は早い、小一時間ほどで僕たちは出発した。
僕たちは相手の館を巡回し地形を確認する、どうやらやはり宴会で盛り上がっているらしい、館から声が聴こえてくる。僕たちは表口と裏口で二手にわかれた。
僕は表口でレイラとアデル、ヴァルキュリアはエイミアとユリアだ。残りはすべて裏口に回し指揮はメリッサに任せてある。まずは僕たち表口から襲撃し、相手を混乱させ、戦意を失わせた後、メリッサ率いる別動隊が退路を断って仕留める。
僕の武装はAKMを主体にし、L118A1のスナイパーライフルを携える。僕は狙撃担当だ。
AKMの弾薬はアデルにたっぷり創らせている。あとは作戦行動が左右する。僕は相手が館から外に出てくるのを待った、確実に一人を減らすことと、相手の動揺をより誘うためだ。
いきなり正面から襲撃すれば相手にもよるが激しい抵抗にあう可能性がある。ちょっとした工夫で作戦の可否が変わるんだ、冷静かつ、確実に仕留める。
僕は木に登り、L118A1を構えた。角度的に入り口から出てくる人間の頭も心臓も狙える。そして20分くらい待ったところ、大きな声を上げながら、木の根で束縛する能力を持つ、黒髪の男がランプのキャンドルに火をともして酔い気覚ましだろう、外の風に当たりに来たのだ。
それを僕はあっさりと頭を撃ち抜く。閑静な市内に鳴り響く銃声、戦いの火ぶたはこうやって落とされた──
戸惑いを隠せないシェリーはまくしたてるように早口で言った。それに対して僕は鷹揚に答えを返す。
「シェリーわかるかい、彼らは今日、戦ったばかりだ、疲れもあるだろう。それに大勝したばかりだ、必然夜は宴会になる、酒を飲む。酔っている彼らに夜襲はもってこいだ」
「で、でも対戦相手を襲うなんてそんな……。そんなことして問題にならないでしょうか」
不安そうにブライアンは尋ねた。僕は彼の疑問に冷たい口調で返す。
「問題にはなるだろうね、だが、そんなルールはこの大会で存在しない、相手を襲ってはいけないなんてね、試合場以外で。だが、命のやり取りをしているのに、今更のこのこ試合会場に出て、不利な相手に真っ向から戦って、そして死ぬのかい。それではただの無駄死にだ。笑い話にもならないただのくだらない死に方だ。
観客は喜ぶが、選手は勝って生きなくては戦う意味などはない。存在するルールは最初登録した選手以外出場が不可能だということ、相手がいなくなれば不戦勝、そうだろエイミア?」
「ええそうね、そう考えるのが自然と言えば自然でしょうね、不利な相手に真正面から戦うのは流石に温いとしか言いようがないわね」
戦闘経験が豊富なエイミアはすでに覚悟はできているようだ。僕たちは戦争しているんだ、遊びでやってるわけじゃない、しかも命が懸かってるんだ。犬死になんて馬鹿みたいなことをするような、ぬるま湯に浸かった生き方などしていない。
しかしまだレイラは不安で仕方ない様子で怯えながら訊いた。
「でも、相手の方が強いんですよね、シェリーさんが言ってました。私たちがスキを突いたところで相手を倒せるでしょうか?」
「それは真正面から戦った場合だ。世の中には正規戦、不正規戦というものがある。僕たちは銃を持っている、威力は高く遠距離から有用だ。なら相手に気づかれずに近寄って殺してしまえばそれで勝ちだ。
相手が強いのは真っ向から連携して戦っているからであって、一人一人始末する分にはこちらの方が圧倒的優勢だ。僕の世界ではこれが一般的な戦い方だ。わざわざ戦力差がある相手に正面から挑まない。力がないなら頭を使え。必要なのは勝利なんだ」
僕たちの会話があまり理解できてないのかブライアンのヴァルキュリアのミーナは不思議そうにして素朴な疑問を僕に尋ねる。
「でも、相手が今いる場所わかってるの? 私たちなんも知らされてないよそこらへん」
「それについてはすでにクリアしている。僕が彼らに会った時、リンディスという女性が口を滑らせたんだ聖クレオール教会の近くの館に住んでいると。
僕が散策したときすでにこの市内の地理を確かめている、あそこの周りは大きい建物がなく館と言えば一つしかない、それは彼女も言っていた。実に奇襲にうってつけの場所だ」
クラリーナの丁寧な案内により、僕としては珍しく、この地域の土地勘をすでに持っている。速やかに事をなすには、道がわからなくてはならない、すべての条件はクリアしている。あとは彼らの意思だ。これでやる気がなければどうしようもない。
僕は少し押し黙った。彼らの意思を示させるためだ、強制はしない。夜襲の足手まといになりかねない。メリッサはそれを察したのか冷徹に言い放つ。
「賛成だ、ほかに手段という手段が見当たらない、これが一番得策で安全策だ」
「私も賛成ね、犠牲を出しては意味がないもの、きれい汚いがあるにしろ、まずは生き延びること、それが重要よ」
エイミアもあっさり承諾する。二人が賛成してくれるのはわかっていた。ほかのみんなはどうだろうか。レイラのヴァルキュリアのユリアも静かに言った。
「わかりました、しこりが残るでしょうが、戦いとはそういうものです。勝っても負けても犠牲がでる。なら自分たちの犠牲を減らすのが最善です」
だがシェリーは不満げにこういった。
「私は反対だ、堂々と戦って死ぬのは戦士として誇るべきだ。別に無駄死にとは思わな──」
「……私は賛成です」
シェリーが言葉を終える前にレイラが覆いかぶせるように自分の意思を示した。
「みんな仲間じゃないですか、このままだとだれか死んでもおかしくないんですよね? そんなの嫌です! みんなせっかく仲良くなれたのに、お別れなんて私嫌です! なら、最も生き延びられる可能性が高いほうに私は賭けます!」
「お、おい……」
珍しくレイラが自分の意見を言ったことにシェリーは驚きを隠せなかった。レイラは僕と違い純粋な性格をしている。誰かを失うことに恐怖感を持つのは当然、特に女性ならなおさらだ。
「俺も賛成だぜ、あのくだらねえ、いけすかねえ金髪の男がどんな顔をするか見ものだね」
アデルは当たり前と言えば当たり前だがのる気だ、それもわかっていた。様子見をしていたサラも静かに「わかった」といった。それにミーナが乗っかる。
「ミーナは賛成だよ、ブライアンもそうだよね?」
「ええ、犠牲は少ないほうがいい、僕もそう思います、賛成です」
のこりはシェリーとダイアナか……。二人は反対だろうとは予想していた。ならこの作戦に抜けても仕方がないだろう。と思った矢先だ、シェリーがぶっきらぼうに言った。
「わっあーた、わかった、私も行くよ、自分だけ手を汚さないなんて卑怯者のやることだ、どうせ卑怯だと罵られるのはわかってる、なら自分の手を汚したほうがむしろせいせいするよ」
「シェリーならそう言うと思った、なら私も賛成よ、全員一致、決まったわ佑月さん」
ダイアナも賛成したところで僕は立ち上がった。
「今から襲撃に向かう、決してほかの者に感づかせるな、この館の家人にも、街の人にもだ、速やかにかつ、急いで仕事を済ませる、それが一番効果的だ」
「ああ!」
全員がうなずいた。僕たちはすぐさま戦いの準備をして、具体的な計画を皆に伝える。意思が統一されると行動は早い、小一時間ほどで僕たちは出発した。
僕たちは相手の館を巡回し地形を確認する、どうやらやはり宴会で盛り上がっているらしい、館から声が聴こえてくる。僕たちは表口と裏口で二手にわかれた。
僕は表口でレイラとアデル、ヴァルキュリアはエイミアとユリアだ。残りはすべて裏口に回し指揮はメリッサに任せてある。まずは僕たち表口から襲撃し、相手を混乱させ、戦意を失わせた後、メリッサ率いる別動隊が退路を断って仕留める。
僕の武装はAKMを主体にし、L118A1のスナイパーライフルを携える。僕は狙撃担当だ。
AKMの弾薬はアデルにたっぷり創らせている。あとは作戦行動が左右する。僕は相手が館から外に出てくるのを待った、確実に一人を減らすことと、相手の動揺をより誘うためだ。
いきなり正面から襲撃すれば相手にもよるが激しい抵抗にあう可能性がある。ちょっとした工夫で作戦の可否が変わるんだ、冷静かつ、確実に仕留める。
僕は木に登り、L118A1を構えた。角度的に入り口から出てくる人間の頭も心臓も狙える。そして20分くらい待ったところ、大きな声を上げながら、木の根で束縛する能力を持つ、黒髪の男がランプのキャンドルに火をともして酔い気覚ましだろう、外の風に当たりに来たのだ。
それを僕はあっさりと頭を撃ち抜く。閑静な市内に鳴り響く銃声、戦いの火ぶたはこうやって落とされた──
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