151 / 211
闘技大会開幕
第百五十一話 乙女心
しおりを挟む
「そろそろ集め終わったな」
僕たちはこの周辺の森に居た毛むくじゃらの犬みたいな動物を、メリッサの指示のもと集めていた。メリッサの言葉でああやっと終わったかと、みんな一安心していた。動物を捕まえるのは難しい、罠にかければ簡単だが、動物を傷つけるなとメリッサの命令で手間が余計にかかった。
「こんなに集めて、まあ可愛いけど、どうするつもり?」
エイミアの質問にメリッサは自信ありげに答えた。
「ひと休憩をした後、フォーメーションの実戦を想定した訓練を始める」
おそらく前言っていた5-1-3-1のフォーメーションの訓練をしようって言うんだな。さてどうなることやら。
休憩をはさんだ後、メリッサ教官のもと戦術訓練が始まった。
「毛むくじゃらの動物、あれはヤカバというが、ヤカバを敵と想定して、フォーメーション訓練を始めるいいな!」
「おおー」
掛け声を上げるがさすがに疲れていたため元気はない。
「サラ、私の指示のもとヤカバを捕まえている檻を開けてくれ」
「……わかった」
そう言ってサラはちょこちょこと歩きながら、遠くに置いてあるヤカバの檻のもとへ行った。
「ではフォーメーションの説明をする」
みんなに前語った、フォーメーションの戦術説明をした、こういうことになれていない僕以外のみんなは不思議そうな顔をしていたが、結構かなり高度な戦術なので、そんなもんかと取りあえずよくわからないが納得したようだった。
「よしみんな配置につけ!」
その掛け声のもと、5バックのミーナ、レイラ、ブライアン、アデル、ダイアナは伏せ撃ちの構えを取り、エイミアは僕の後ろに立っており、ユリア、僕、メリッサの攻撃的中盤が立ち撃ちに、最後にシェリーが前に立つ。メリッサはさらに指導を続ける。
「違う違う、距離感がバラバラだ、近すぎても遠すぎてもスペースが生まれる。空間を意識するんだ」
「はい!」
細かく皆に指示を送るメリッサ、大体、所定位置が決まったようで、訓練が始まった。
「サラ! 檻からヤカバを出せ!」
「は、はい」
いくつもの檻から一つずつヤカバが飛び出していく、ヤカバの大軍、人懐っこいのかこちらにものすご勢いで寄ってくる。
「シェリー! 囮として激しく周りをみつつヤカバを捕らえて離せ!」
「ああ!」
「後ろの盾陣はヤカバを撃て、狙わなくていい足止めをするんだ」
「はい!」
「わあった!」
彼らはAKMでヤカバの大軍に制圧射撃を行う、といってもペイント弾だ。実弾を使うと、動物愛護団体がうるさいからね、でもペイント弾とはいえ当たれば結構痛い、弾が当たるとキャンキャン言いながらヤカバが逃げていく、また銃の音に怯えて、逃げていくヤカバもいた。
「ユリア、佑月、私は矛として近づいてくるヤカバを狙い撃つ、いいな!」
「わかった!」
「はい!」
僕たちは勢いよくイキのいいヤカバを狙い撃つ、流石に的として激しく動くうえ、小さくなかなか狙撃が難しい、ユリアとメリッサは苦労しているようだ。
「エイミア! 中盤が突破された! 盾に向かうヤカバを一匹でも多く捕まえろ!」
「はいはいー、わかったわよ、メリッサ、おおみんな可愛いね、いい子だよー」
エイミアは動物好きなのか喜んでヤカバを捕らえていって反対側に逃がしていく。それでも漏れて後ろに向かうヤカバもいる。
「ブライアン、壁を作れ、その間レイラは狙い撃て、佑月もカバーしろ!」
「わかった、メリッサ!」
「はい!」
ブライアンは壁を作り、その間にレイラと僕で狙い撃った。ヤカバの大軍も最初は勢いが良かったが、徐々に勢いが弱まりみんな逃げていった。
「よっしゃあ、勝った!」
アデルの声が上がり、メリッサも皆を労わる。
「みんなよくやった、今が実戦を想定した訓練だ。これからたびたびやるから、次はもっと短い時間で効率よく、ヤカバを追い払え、以上だ。皆、休憩に入れ!」
「うっし!」
「ふうー」
「疲れたー」
各々が声をあげ休憩の時間に入った。僕も慣れない集団戦闘で疲れたな、ゆっくり休もう。
みんな、休憩となってくつろいでいる、お喋りを楽しんだり、エイミアとナオコとサラとミーナは一緒に遊んでいた。あれ、そう言えば、シェリーとダイアナがいないぞ、特段何かあるとは思わないが、裏切りとか策謀してあったら困る、少し様子を見に行くか。
森を捜していると、女の嬌声が聴こえてきた。何かと思って探ってみると、それはシェリーとダイアナだった。
「──ダイアナ、好きだ……その乳房も瞳も」
「シェリー、可愛いわ、もっと気持ちよくなりましょう……」
そうしてお互い半分肌をさらけ出しながら愛撫を始めた、これは……⁉ あまりのことに僕は閉口してしまった。その瞬間だった、ダイアナがこっちに向かってにらみつけた!
「誰……⁉」
──しまった、ヴァルキュリアはエインヘリャルの気配を感じ取れるのだった。逃げようかどうか迷ったが、僕は正直に二人の前に姿を現した。
「佑月……!」
「佑月さん……!」
驚いている二人を見て、僕は落ち着かせるよう冷静に正直に話す。
「いや、みんな休憩している中、二人がいないことに気になって、もしかして何かおかしなことを考えているのかと思って少し探したんだ、そしたら……その……のぞき見をするつもりはなかった、すまない」
「……あ、ああ、なら、別に、隠すもんじゃないしな、なあダイアナ?」
「ええ、まあ……」
そう言って衣服を整えた二人と僕は少し話をしてみることにした。僕たち三人は岩に持たれながら座っていた。
「その……君は、レズビアンなんだね?」
「……ああ、そうだよ」
僕は聞きにくそうに尋ねた。踏み込んでいいかどうか躊躇いがあったが、今後仲間の事を知っておくにこしたことがないので、あえて尋ねた。
「そっか、そうなのか……」
「……なんだよ、アンタも気持ちが悪いって思ってるのか! 別にいいだろ女が女を好きになったって!」
「まってくれ、僕はそんなつもりはない。誤解しないでくれ」
「いや、そう思ってるに決まっている! あたしが生きていた時もそうだった! あたしが子どものころ、孤児院に居た私に優しくしてくれる女友達がいた。
その時は何故だかわからなかったけど、彼女といるとドキドキした、うれしかったんだ。でも女同士でそんなことはないと思ってた。でも違った、あたしは本気だったんだ!
ある時彼女に言ったんだ、好きだって。彼女もあたしも貴女のこと好きだよって言ってくれた、そしてあたしが舞い上がって彼女の唇にキスしたんだ。その時だ、彼女はどんな反応をしたと思う? 吐いたんだ、あたしの目の前で。そして言った、“気持ちが悪いから、あたしに二度と近づかないで”と。
ショックだった、拒否されたこともそうだし私自身を否定された気持ちになった。しかもその後、孤児院でみんながあたしの事を見下した眼でキモイキモいって言い始めたんだ。彼女が言いふらしたんだ、きっと冗談交じりに、あたしを罵りながら侮蔑してさ! あたしを笑ったんだ! ただ女が女を好きになっただけなのに!
みんな誰もわかっちゃくれねえ! ダイアナだけはあたしの事を普通として扱ってくれた、好きだって言っても笑って許してくれた。でもなあ! ほかの奴らは違うんだ! みんな、みんな……! ああっー! くそっ、ムカつく! ──くそっ!」
「……別に僕は変だと思わないよ」
「ああっ⁉ 何だよ……」
「別に女が女を好きになろうと、男が男を好きになろうと別にいいじゃないか。人にはそれぞれ人の愛し方がある。僕とメリッサは今のところ最後までつながれないけど、確かに愛している。何も不思議なことじゃない、神様がこのように生命を作ったんだ。なら、いろんな愛の形があっていいと思う、君もきっとそうだろ?」
「……え? ……あ、あたしは、その……べ、別に……くっ……!」
そう言ってシェリーはほろりと涙を流し始め、黒い肌の頬をつたいキラキラと輝いていた。優しくダイアナが涙を拭きながら抱きしめ、こう言った。
「──よかったね、シェリー……」
「……よ、よかった? ……そうか……、よかった……のか? あたし、あたしは……? うっ、ううぅ……!」
そう言って彼女はダイアナの胸で大泣きを始めた。誰にでも触れられたくない心の傷がある、彼女はその傷が深い分だけ大粒の涙を流した。彼女が落ち着いた後、僕はほかの誰にも言わないと約束し、シェリーと少しわかり合えたことにほっとした。彼女も人間なんだ、僕と同じね……。
僕たちはこの周辺の森に居た毛むくじゃらの犬みたいな動物を、メリッサの指示のもと集めていた。メリッサの言葉でああやっと終わったかと、みんな一安心していた。動物を捕まえるのは難しい、罠にかければ簡単だが、動物を傷つけるなとメリッサの命令で手間が余計にかかった。
「こんなに集めて、まあ可愛いけど、どうするつもり?」
エイミアの質問にメリッサは自信ありげに答えた。
「ひと休憩をした後、フォーメーションの実戦を想定した訓練を始める」
おそらく前言っていた5-1-3-1のフォーメーションの訓練をしようって言うんだな。さてどうなることやら。
休憩をはさんだ後、メリッサ教官のもと戦術訓練が始まった。
「毛むくじゃらの動物、あれはヤカバというが、ヤカバを敵と想定して、フォーメーション訓練を始めるいいな!」
「おおー」
掛け声を上げるがさすがに疲れていたため元気はない。
「サラ、私の指示のもとヤカバを捕まえている檻を開けてくれ」
「……わかった」
そう言ってサラはちょこちょこと歩きながら、遠くに置いてあるヤカバの檻のもとへ行った。
「ではフォーメーションの説明をする」
みんなに前語った、フォーメーションの戦術説明をした、こういうことになれていない僕以外のみんなは不思議そうな顔をしていたが、結構かなり高度な戦術なので、そんなもんかと取りあえずよくわからないが納得したようだった。
「よしみんな配置につけ!」
その掛け声のもと、5バックのミーナ、レイラ、ブライアン、アデル、ダイアナは伏せ撃ちの構えを取り、エイミアは僕の後ろに立っており、ユリア、僕、メリッサの攻撃的中盤が立ち撃ちに、最後にシェリーが前に立つ。メリッサはさらに指導を続ける。
「違う違う、距離感がバラバラだ、近すぎても遠すぎてもスペースが生まれる。空間を意識するんだ」
「はい!」
細かく皆に指示を送るメリッサ、大体、所定位置が決まったようで、訓練が始まった。
「サラ! 檻からヤカバを出せ!」
「は、はい」
いくつもの檻から一つずつヤカバが飛び出していく、ヤカバの大軍、人懐っこいのかこちらにものすご勢いで寄ってくる。
「シェリー! 囮として激しく周りをみつつヤカバを捕らえて離せ!」
「ああ!」
「後ろの盾陣はヤカバを撃て、狙わなくていい足止めをするんだ」
「はい!」
「わあった!」
彼らはAKMでヤカバの大軍に制圧射撃を行う、といってもペイント弾だ。実弾を使うと、動物愛護団体がうるさいからね、でもペイント弾とはいえ当たれば結構痛い、弾が当たるとキャンキャン言いながらヤカバが逃げていく、また銃の音に怯えて、逃げていくヤカバもいた。
「ユリア、佑月、私は矛として近づいてくるヤカバを狙い撃つ、いいな!」
「わかった!」
「はい!」
僕たちは勢いよくイキのいいヤカバを狙い撃つ、流石に的として激しく動くうえ、小さくなかなか狙撃が難しい、ユリアとメリッサは苦労しているようだ。
「エイミア! 中盤が突破された! 盾に向かうヤカバを一匹でも多く捕まえろ!」
「はいはいー、わかったわよ、メリッサ、おおみんな可愛いね、いい子だよー」
エイミアは動物好きなのか喜んでヤカバを捕らえていって反対側に逃がしていく。それでも漏れて後ろに向かうヤカバもいる。
「ブライアン、壁を作れ、その間レイラは狙い撃て、佑月もカバーしろ!」
「わかった、メリッサ!」
「はい!」
ブライアンは壁を作り、その間にレイラと僕で狙い撃った。ヤカバの大軍も最初は勢いが良かったが、徐々に勢いが弱まりみんな逃げていった。
「よっしゃあ、勝った!」
アデルの声が上がり、メリッサも皆を労わる。
「みんなよくやった、今が実戦を想定した訓練だ。これからたびたびやるから、次はもっと短い時間で効率よく、ヤカバを追い払え、以上だ。皆、休憩に入れ!」
「うっし!」
「ふうー」
「疲れたー」
各々が声をあげ休憩の時間に入った。僕も慣れない集団戦闘で疲れたな、ゆっくり休もう。
みんな、休憩となってくつろいでいる、お喋りを楽しんだり、エイミアとナオコとサラとミーナは一緒に遊んでいた。あれ、そう言えば、シェリーとダイアナがいないぞ、特段何かあるとは思わないが、裏切りとか策謀してあったら困る、少し様子を見に行くか。
森を捜していると、女の嬌声が聴こえてきた。何かと思って探ってみると、それはシェリーとダイアナだった。
「──ダイアナ、好きだ……その乳房も瞳も」
「シェリー、可愛いわ、もっと気持ちよくなりましょう……」
そうしてお互い半分肌をさらけ出しながら愛撫を始めた、これは……⁉ あまりのことに僕は閉口してしまった。その瞬間だった、ダイアナがこっちに向かってにらみつけた!
「誰……⁉」
──しまった、ヴァルキュリアはエインヘリャルの気配を感じ取れるのだった。逃げようかどうか迷ったが、僕は正直に二人の前に姿を現した。
「佑月……!」
「佑月さん……!」
驚いている二人を見て、僕は落ち着かせるよう冷静に正直に話す。
「いや、みんな休憩している中、二人がいないことに気になって、もしかして何かおかしなことを考えているのかと思って少し探したんだ、そしたら……その……のぞき見をするつもりはなかった、すまない」
「……あ、ああ、なら、別に、隠すもんじゃないしな、なあダイアナ?」
「ええ、まあ……」
そう言って衣服を整えた二人と僕は少し話をしてみることにした。僕たち三人は岩に持たれながら座っていた。
「その……君は、レズビアンなんだね?」
「……ああ、そうだよ」
僕は聞きにくそうに尋ねた。踏み込んでいいかどうか躊躇いがあったが、今後仲間の事を知っておくにこしたことがないので、あえて尋ねた。
「そっか、そうなのか……」
「……なんだよ、アンタも気持ちが悪いって思ってるのか! 別にいいだろ女が女を好きになったって!」
「まってくれ、僕はそんなつもりはない。誤解しないでくれ」
「いや、そう思ってるに決まっている! あたしが生きていた時もそうだった! あたしが子どものころ、孤児院に居た私に優しくしてくれる女友達がいた。
その時は何故だかわからなかったけど、彼女といるとドキドキした、うれしかったんだ。でも女同士でそんなことはないと思ってた。でも違った、あたしは本気だったんだ!
ある時彼女に言ったんだ、好きだって。彼女もあたしも貴女のこと好きだよって言ってくれた、そしてあたしが舞い上がって彼女の唇にキスしたんだ。その時だ、彼女はどんな反応をしたと思う? 吐いたんだ、あたしの目の前で。そして言った、“気持ちが悪いから、あたしに二度と近づかないで”と。
ショックだった、拒否されたこともそうだし私自身を否定された気持ちになった。しかもその後、孤児院でみんながあたしの事を見下した眼でキモイキモいって言い始めたんだ。彼女が言いふらしたんだ、きっと冗談交じりに、あたしを罵りながら侮蔑してさ! あたしを笑ったんだ! ただ女が女を好きになっただけなのに!
みんな誰もわかっちゃくれねえ! ダイアナだけはあたしの事を普通として扱ってくれた、好きだって言っても笑って許してくれた。でもなあ! ほかの奴らは違うんだ! みんな、みんな……! ああっー! くそっ、ムカつく! ──くそっ!」
「……別に僕は変だと思わないよ」
「ああっ⁉ 何だよ……」
「別に女が女を好きになろうと、男が男を好きになろうと別にいいじゃないか。人にはそれぞれ人の愛し方がある。僕とメリッサは今のところ最後までつながれないけど、確かに愛している。何も不思議なことじゃない、神様がこのように生命を作ったんだ。なら、いろんな愛の形があっていいと思う、君もきっとそうだろ?」
「……え? ……あ、あたしは、その……べ、別に……くっ……!」
そう言ってシェリーはほろりと涙を流し始め、黒い肌の頬をつたいキラキラと輝いていた。優しくダイアナが涙を拭きながら抱きしめ、こう言った。
「──よかったね、シェリー……」
「……よ、よかった? ……そうか……、よかった……のか? あたし、あたしは……? うっ、ううぅ……!」
そう言って彼女はダイアナの胸で大泣きを始めた。誰にでも触れられたくない心の傷がある、彼女はその傷が深い分だけ大粒の涙を流した。彼女が落ち着いた後、僕はほかの誰にも言わないと約束し、シェリーと少しわかり合えたことにほっとした。彼女も人間なんだ、僕と同じね……。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
聖女を追放した国の物語 ~聖女追放小説の『嫌われ役王子』に転生してしまった。~
猫野 にくきゅう
ファンタジー
国を追放された聖女が、隣国で幸せになる。
――おそらくは、そんな内容の小説に出てくる
『嫌われ役』の王子に、転生してしまったようだ。
俺と俺の暮らすこの国の未来には、
惨めな破滅が待ち構えているだろう。
これは、そんな運命を変えるために、
足掻き続ける俺たちの物語。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺わかば
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
元探索者のおじいちゃん〜孫にせがまれてダンジョン配信を始めたんじゃが、軟弱な若造を叱りつけたらバズりおったわい〜
伊藤ほほほ
ファンタジー
夏休み。それは、最愛の孫『麻奈』がやって来る至福の期間。
麻奈は小学二年生。ダンジョン配信なるものがクラスで流行っているらしい。
探索者がモンスターを倒す様子を見て盛り上がるのだとか。
「おじいちゃん、元探索者なんでしょ? ダンジョン配信してよ!」
孫にせがまれては断れない。元探索者の『工藤源二』は、三十年ぶりにダンジョンへと向かう。
「これがスライムの倒し方じゃ!」
現在の常識とは異なる源二のダンジョン攻略が、探索者業界に革命を巻き起こす。
たまたま出会った迷惑系配信者への説教が注目を集め、
インターネット掲示板が源二の話題で持ちきりになる。
自由奔放なおじいちゃんらしい人柄もあってか、様々な要因が積み重なり、チャンネル登録者数が初日で七万人を超えるほどの人気配信者となってしまう。
世間を騒がせるほどにバズってしまうのだった。
今日も源二は愛車の軽トラックを走らせ、ダンジョンへと向かう。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
弟のお前は無能だからと勇者な兄にパーティを追い出されました。実は俺のおかげで勇者だったんですけどね
カッパ
ファンタジー
兄は知らない、俺を無能だと馬鹿にしあざ笑う兄は真実を知らない。
本当の無能は兄であることを。実は俺の能力で勇者たりえたことを。
俺の能力は、自分を守ってくれる勇者を生み出すもの。
どれだけ無能であっても、俺が勇者に選んだ者は途端に有能な勇者になるのだ。
だがそれを知らない兄は俺をお荷物と追い出した。
ならば俺も兄は不要の存在となるので、勇者の任を解いてしまおう。
かくして勇者では無くなった兄は無能へと逆戻り。
当然のようにパーティは壊滅状態。
戻ってきてほしいだって?馬鹿を言うんじゃない。
俺を追放したことを後悔しても、もう遅いんだよ!
===
【第16回ファンタジー小説大賞】にて一次選考通過の[奨励賞]いただきました
MMS ~メタル・モンキー・サーガ~
千両文士
SF
エネルギー問題、環境問題、経済格差、疫病、収まらぬ紛争に戦争、少子高齢化・・・人類が直面するありとあらゆる問題を科学の力で解決すべく世界政府が協力して始まった『プロジェクト・エデン』
洋上に建造された大型研究施設人工島『エデン』に招致された若き大天才学者ミクラ・フトウは自身のサポートメカとしてその人格と知能を完全電子化複製した人工知能『ミクラ・ブレイン』を建造。
その迅速で的確な技術開発力と問題解決能力で矢継ぎ早に改善されていく世界で人類はバラ色の未来が確約されていた・・・はずだった。
突如人類に牙を剥き、暴走したミクラ・ブレインによる『人類救済計画』。
その指揮下で人類を滅ぼさんとする軍事戦闘用アンドロイドと直属配下の上位管理者アンドロイド6体を倒すべく人工島エデンに乗り込むのは・・・宿命に導かれた天才学者ミクラ・フトウの愛娘にしてレジスタンス軍特殊エージェント科学者、サン・フトウ博士とその相棒の戦闘用人型アンドロイドのモンキーマンであった!!
機械と人間のSF西遊記、ここに開幕!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる