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ママ
第八十話 母の面影
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日は沈み、静かなる安息の夜を迎えた。昼間の騒動も落ち着き、人々には休息が必要だった。もちろん僕たちにも。
僕とメリッサとナオコは宿屋の大きなベッドで川の字で目をつぶっていた。無論真ん中はナオコだ、変な想像はよしてくれ。ナオコは今日の生死を分ける追いかけごっこで疲労していたし、メリッサはけがの回復で体を休める必要があった。
僕は激しい戦闘があってか眠れなかった、鳥の鳴き声がわずかに響くこの部屋でメリッサとナオコを見つめていた。僕の大事な家族、いつごろからだろう僕が家族というものを実感できなくなったのは。
あれは確か小学生高学年の頃だ、父の理不尽な暴力も僕が徐々に体が大きくなったためかあまり酒を飲んでも殴られることはなくなった。母はただ家事とパートに追われていた。食事は冷えたご飯を電子レンジでチンをして味気なく一人で食べる。
父は家にいることもあったがぶらりと外に出て行っていつの間にやら狭いアパートに寝転んで寝ていることが多くなった。僕との会話はほとんどなくなっていた。有り体に言えば家族としての生活感がなくなっていた。
中学に入り僕に瑞々しい人の温かさをくれた人がいた。日向さんだ。彼女は天真爛漫でありながら少し不器用なところがあった。
年頃の女の子らしく色気づいてはいたが、そこにいやらしさや下品さはなく、スポーティな性格をしていたため逆に女性と話す機会に乏しい僕にとってすごく話しやすかった。
ある時、僕と日向さんは家族について他愛もない話をしていた。
「ねえ、池田君、君のお父さんは生きてる?」
突然不穏なことを、さも自然のことのように聞かれたので僕は戸惑った。「いるよ」とだけ僕は答えた。
「私のお父さんはどっか行っちゃった、ねえ、どこいったんだろうね」
「知らないよ、そんなの」
「知ってる」
そして空を仰ぎぽつりと彼女はつぶやいた。彼女は突拍子もない冗談を言うため、また変なこと言い始めたのかなっと僕は最初は思った。だが彼女の次の言葉でその認識は変わる。
「ねえ、お父さんって良いもの?」
僕はさらに困惑した、日向さんはあまり自分の家族のことを今まで話したことがなかった。彼女は快活だ、そこに当たり前のように温かい家庭があって、大事に育てられていたものだと僕は勝手に思い込んでいた。
だが、彼女の言葉の端々から感じる不満がどうもそうではないことを示しているように思えた。
「何かあったの?」
なんとか、言葉を選んで出た文言がこれだけだ。自分の話下手に嫌になる。
「あるよ」
ふいに彼女は目をそらす、それが彼女の触れてはいけない部分に触れたことを感じてしまうとそれ以上は言葉が出てこなかった。
「ねえ? 貴方のお母さんどんな人?」
「母さん? 普通の人だよ」
「そう良かった」
彼女は少し笑みをこぼす、それに対し僕はわずかにうつむいていた。普通の人だからこそ、僕はつらいんだ。そう普通過ぎるから……。その様子に日向さんは気づいてか、「お母さんとうまくいってないの?」と訊ねられてしまった。
言葉に窮してしまった。なんて表現をすればいいのだろう、自分の母に対する感情がまとまらない。少し考えて、状態だけを語ることにした。
「うまくいってないっていうか……、なんかすれ違って会話がない、仕事で忙しいから」
「仕事で忙しいからじゃなく、貴方のお母さんが池田君のことをどう思ってるのかが大事じゃないの? 私、お母さんと二人っきりで、いつも仕事で忙しいけど、ご飯は一緒に食べるし、学校のこととか、友達のこととか話すよ、もちろん君の事もね」
「そうか……、羨ましいよ」
母親、十代の男にとってある意味、思春期を支配する存在だ。良くも悪くも、人の接し方や道徳観、女性観が大きく左右される。正直に言って僕の家庭は半壊している。母親がいるかと聞かれると、少し言葉に詰まってしまう。母なし子なのだ、僕は。
「そっかあ、ならいい事思いついちゃった」
そういって立ち上がり日向さんは胸を張ってこちらに向いた。
「ねえ、私が君のお母さんになってあげる、お母さん。──とても大切だから」
「お母さん?」
そういわれて僕の顔が熱くなるのを感じた。同年代の女の子、しかも日向さんが母親だなんて。
「ママって呼んでもいいよー」
冗談めいて言う彼女の笑顔が眩しくてとても断ることができなかった。
それからというものの彼女は僕にあれこれ余計なことまで干渉してきた。僕の服装がいまいちだとか髪は短いほうがいいとか彼女の趣味を押し付けてくる。でもそれが僕にはうれしかったんだ。小さいころ以外、僕に世話を焼いてくれる人がいなかったから。
母親──そう日向さんは僕にとって初恋の人であり、母親でもあった。
ふと昔のことを思い出しているとナオコに日向さんの、心の母親の面影を感じていた。貧しい青春であったが充足していた日々、それを思い出したら自然と心が温まる。
「……ロリコン」
──はっと、空気がよどんでいるのに気が付いた。メリッサが目を薄めで開いてこちらをにらんでいる。
「起きてたのかい⁉」
平静を装うが、海千山千の彼女には通じない。
「幼い子供を、愛おしげに見てた、なんておぞましい」
「ち、ちがう、僕は父親として、寝顔が可愛いと思ってただけだ」
「可愛いだって、ああ嫌だ、ロリコンは犯罪だ、欧米ならお前は逮捕だ」
「冗談よしてくれよ」
「冗談なものか」
不満げに呟いてこちらに背を向けるメリッサ。甲斐性なしの僕は所在無さげに落ち込んでしまう。少し間が開いてメリッサは呟き始める。
「お前が日向直子のことを背負ってるのは私にはわかっている。それでもお前は生きている。もっと大事にすべきものがあるのではないか?」
メリッサは不器用だが素直だ、そのとげとげした愛おしさに苦笑した僕は、
「──もちろん僕は君の事を愛してるよ、メリッサ」
と言ったが、彼女は、
「ふん」
って、いじけて見せる彼女が可愛くて仕方がなかった。
「お前は心の浮気をしている、許してほしければ、一日に一回私を愛してると言え。そうしたらその一日だけは許してやる」
その不器用な愛情表現の言葉に僕は笑みを隠せなくなってしまった。
「わかったよ、お姫様。ご随意のままに」
「ふん」
──そうだ、僕にはメリッサがいる、だからどんなことでも耐えられる。彼女の包容力に感謝し深く眠りに落ちた。
僕とメリッサとナオコは宿屋の大きなベッドで川の字で目をつぶっていた。無論真ん中はナオコだ、変な想像はよしてくれ。ナオコは今日の生死を分ける追いかけごっこで疲労していたし、メリッサはけがの回復で体を休める必要があった。
僕は激しい戦闘があってか眠れなかった、鳥の鳴き声がわずかに響くこの部屋でメリッサとナオコを見つめていた。僕の大事な家族、いつごろからだろう僕が家族というものを実感できなくなったのは。
あれは確か小学生高学年の頃だ、父の理不尽な暴力も僕が徐々に体が大きくなったためかあまり酒を飲んでも殴られることはなくなった。母はただ家事とパートに追われていた。食事は冷えたご飯を電子レンジでチンをして味気なく一人で食べる。
父は家にいることもあったがぶらりと外に出て行っていつの間にやら狭いアパートに寝転んで寝ていることが多くなった。僕との会話はほとんどなくなっていた。有り体に言えば家族としての生活感がなくなっていた。
中学に入り僕に瑞々しい人の温かさをくれた人がいた。日向さんだ。彼女は天真爛漫でありながら少し不器用なところがあった。
年頃の女の子らしく色気づいてはいたが、そこにいやらしさや下品さはなく、スポーティな性格をしていたため逆に女性と話す機会に乏しい僕にとってすごく話しやすかった。
ある時、僕と日向さんは家族について他愛もない話をしていた。
「ねえ、池田君、君のお父さんは生きてる?」
突然不穏なことを、さも自然のことのように聞かれたので僕は戸惑った。「いるよ」とだけ僕は答えた。
「私のお父さんはどっか行っちゃった、ねえ、どこいったんだろうね」
「知らないよ、そんなの」
「知ってる」
そして空を仰ぎぽつりと彼女はつぶやいた。彼女は突拍子もない冗談を言うため、また変なこと言い始めたのかなっと僕は最初は思った。だが彼女の次の言葉でその認識は変わる。
「ねえ、お父さんって良いもの?」
僕はさらに困惑した、日向さんはあまり自分の家族のことを今まで話したことがなかった。彼女は快活だ、そこに当たり前のように温かい家庭があって、大事に育てられていたものだと僕は勝手に思い込んでいた。
だが、彼女の言葉の端々から感じる不満がどうもそうではないことを示しているように思えた。
「何かあったの?」
なんとか、言葉を選んで出た文言がこれだけだ。自分の話下手に嫌になる。
「あるよ」
ふいに彼女は目をそらす、それが彼女の触れてはいけない部分に触れたことを感じてしまうとそれ以上は言葉が出てこなかった。
「ねえ? 貴方のお母さんどんな人?」
「母さん? 普通の人だよ」
「そう良かった」
彼女は少し笑みをこぼす、それに対し僕はわずかにうつむいていた。普通の人だからこそ、僕はつらいんだ。そう普通過ぎるから……。その様子に日向さんは気づいてか、「お母さんとうまくいってないの?」と訊ねられてしまった。
言葉に窮してしまった。なんて表現をすればいいのだろう、自分の母に対する感情がまとまらない。少し考えて、状態だけを語ることにした。
「うまくいってないっていうか……、なんかすれ違って会話がない、仕事で忙しいから」
「仕事で忙しいからじゃなく、貴方のお母さんが池田君のことをどう思ってるのかが大事じゃないの? 私、お母さんと二人っきりで、いつも仕事で忙しいけど、ご飯は一緒に食べるし、学校のこととか、友達のこととか話すよ、もちろん君の事もね」
「そうか……、羨ましいよ」
母親、十代の男にとってある意味、思春期を支配する存在だ。良くも悪くも、人の接し方や道徳観、女性観が大きく左右される。正直に言って僕の家庭は半壊している。母親がいるかと聞かれると、少し言葉に詰まってしまう。母なし子なのだ、僕は。
「そっかあ、ならいい事思いついちゃった」
そういって立ち上がり日向さんは胸を張ってこちらに向いた。
「ねえ、私が君のお母さんになってあげる、お母さん。──とても大切だから」
「お母さん?」
そういわれて僕の顔が熱くなるのを感じた。同年代の女の子、しかも日向さんが母親だなんて。
「ママって呼んでもいいよー」
冗談めいて言う彼女の笑顔が眩しくてとても断ることができなかった。
それからというものの彼女は僕にあれこれ余計なことまで干渉してきた。僕の服装がいまいちだとか髪は短いほうがいいとか彼女の趣味を押し付けてくる。でもそれが僕にはうれしかったんだ。小さいころ以外、僕に世話を焼いてくれる人がいなかったから。
母親──そう日向さんは僕にとって初恋の人であり、母親でもあった。
ふと昔のことを思い出しているとナオコに日向さんの、心の母親の面影を感じていた。貧しい青春であったが充足していた日々、それを思い出したら自然と心が温まる。
「……ロリコン」
──はっと、空気がよどんでいるのに気が付いた。メリッサが目を薄めで開いてこちらをにらんでいる。
「起きてたのかい⁉」
平静を装うが、海千山千の彼女には通じない。
「幼い子供を、愛おしげに見てた、なんておぞましい」
「ち、ちがう、僕は父親として、寝顔が可愛いと思ってただけだ」
「可愛いだって、ああ嫌だ、ロリコンは犯罪だ、欧米ならお前は逮捕だ」
「冗談よしてくれよ」
「冗談なものか」
不満げに呟いてこちらに背を向けるメリッサ。甲斐性なしの僕は所在無さげに落ち込んでしまう。少し間が開いてメリッサは呟き始める。
「お前が日向直子のことを背負ってるのは私にはわかっている。それでもお前は生きている。もっと大事にすべきものがあるのではないか?」
メリッサは不器用だが素直だ、そのとげとげした愛おしさに苦笑した僕は、
「──もちろん僕は君の事を愛してるよ、メリッサ」
と言ったが、彼女は、
「ふん」
って、いじけて見せる彼女が可愛くて仕方がなかった。
「お前は心の浮気をしている、許してほしければ、一日に一回私を愛してると言え。そうしたらその一日だけは許してやる」
その不器用な愛情表現の言葉に僕は笑みを隠せなくなってしまった。
「わかったよ、お姫様。ご随意のままに」
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