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見えない敵
第二十六話 二人の距離②
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僕とメリッサは森の中で腕を組みながら歩いていた、誰も見ていないが何か気恥ずかしい。昨日の今日だ、まるで中学生のような気分でいるが、それに対し、メリッサは何か民族音楽みたいな歌を歌っている。
きれいで透き通った声。小鳥との合唱が静かな森に鳴り響く、なんだか心が温まる。朝からずっと歩きっぱなしだけど、全然疲労感がない、むしろ心が安らいでいく。だが、突然、なんだか急に、メリッサはそわそわし出す。
「なあ、ちょっと一休みしないか」
急にどうしたんだろう、具合が悪いのだろうか。
「どうかしたのかい、お姫様」
僕の言葉に白く透き通った肌がほのかに赤く染まった。
「私は疲れたんだ!」
元気いっぱいじゃないか、でも彼女が休みたいというのなら言うとおりにしよう、ぐだぐだ揉めてケンカになったら大変だ。
僕たちは木陰に入って休んだ、メリッサはそわそわが止まらない、すごく顔が紅潮していた。何故か色気を感じてしまう、僕はキスを待っているのかと思って体を近づける、──が。
彼女はさっと僕を避ける、どうしたんだ? かなり変だ、たまにこういうときがある。で、途中でどこかに消えることさえある。
何だろう、気になるけど、女の子の心に土足で踏み込んで話していいものかと戸惑う。でも、ヴァルキュリアの特異の現象かもしれない。
メリッサはあたりを見渡し慌てた様子で、「少し索敵に出てくる」と言ったので、
「じゃあ僕も」と言うと、
「ついてくるな!」
と、本気で怒られてしまった。何故だろう、彼女を怒らせてしまった、いったいなんなんだろうか、彼女は慌てて森の中に入っていった。まあ、待っているのも退屈だから、僕は草陰で尿意を片づける。全部出し終わってからふと気づいた。
あ、そうか、僕と同じなんだ、神様といっても。飲み物や食べ物を食べているんだから外に出さなければいけないよな。
そうか、そうか。
ふと、思わず行為をしているメリッサを思い浮かべてしまった。まて、だめだそれはいけない、あまりにも禁断の領域だ、絶対に想像してはいけないのがエチケット、紳士協定で決まっている。キモいおっさんとして嫌われたくないからな。
僕は長い時間木々を眺めながら待っている、が結構長い。いや、長く感じているのか。こうなるならメリッサに銃を出してもらって射撃訓練を行っていればよかったなあ、だが、急に森がざわめきだす。
「きゃあああ――!」
あの声はメリッサ!
「メリッサどうした!」
心がざわめく、メリッサになにかあったのか!?
「メリッサどうしたんだ! メリッサ!」
声の元へと駆けつけに行く。
「へ、佑月? わ、来るな来るな!」
来るな? 来ちゃダメなのか、状況がわからない。よく考えると僕に見られたらまずい状況かもしれない、ちゃんとこういうときに気を回さないとな。危ない危ない。何分か時間をおいたあと、メリッサは、「来て良いぞ、というか来てくれ早く、きゃあ!」と叫び声をあげた。
僕は急いで彼女の元へ向かう、が、見て驚いた。メリッサは襲われていた、なんか虫っぽいモノに。
「うわ、うわあああ!」
彼女は目一杯、叫び声を上げたが、それもそのはず、その虫はなんかゲジゲジしていてウニョウニョしていて、しかも足がいっぱいあって黒光りだ。そしてデカい、マジでキモい、それが数匹、彼女の髪や肩についていた。女なら、いや男でも悲鳴を上げる状況だ。
「佑月! 取って、取ってくれ、私はゲジゲジしていてウニョウニョしていて、足がいっぱいあって黒光りでデカい虫はダメなんだ。助けてくれ!」
見事にメリッサの天敵だな、おめでとう虫。
僕はすぐにその虫を捕ろうとする、ううキモい、動きは遅かったのですぐに捕まえられたが、感触がヌルヌルしてグニョグニョして気持ち悪い。くっ……。
でもここは男だ、僕はすぐさま捨てて別の虫を捕っていく、男だから、気持ち悪いのを我慢する。
「とったよ」
と言ってなるべく紳士的に優しく告げた。
「本当か? なら服の中も見てくれ、虫が入ってるかもしれない」
メリッサは服のひもを解き上半身をはだけさせる。美しいうなじ、天使の羽が生えているかのような白銀の肌の背中に情欲がわいてくるが我慢をする。
「ついていないよ 」
僕は正気を保つので精一杯だったが、きちんと見て確認した。おい下心ないぞ、気をつけたまえ、女は視線に敏感だからな。ちゃんと彼女のことを考えねば。メリッサに嫌われたくないからね。それに対し彼女は安心した様子で言ってきた。
「じゃあ、スカートの中も見てくれ」
え、いいんですか? ホントに見るよ、おじさん見るよ。こらえろ、こらえて、冷静になれ。メリッサはスカートの後ろ部分をたくし上げて確認させる。
「どうだ?」
最高です、いや違う、メリッサの下半身は下着を着けていない、尻の筋肉が引き締まってつんと上向いて曲線美を描いている。
足も細く引き締まって美しい、ほどほどについた筋肉で曲線がきれいなバランスで長くのびており、つやつやした白い肌が光に反射して輝いている、──美しすぎる。
このままずっと眺めていたかったけど、紳士協定でこれ以上見てはいけない。冷静に冷静に。そして、
「ついてないよ、前のほうはどうだい?」
と、思わず僕が言うと、メリッサは、「前は自分で確認すれば良いだろ!」と、むすっと言う。すみません、これが男なんです。
彼女は後ろ向きで腕を広げたりスカートをまくったりして確認していた。それが何だか女の子女の子してて可愛かった。
「よし、ついてない」
ホッとすると衣服を整えていく、そうだ、やっぱり女の子なんだな、時々中に男が入ってるかと思う時があるけどやっぱ女の子じゃないか。
「ところでメリッサ」
僕の言葉に彼女はこちらへ向いた。
「出すモノは全部出したか?」
――その刹那、高速のひじ鉄が僕のみぞうちに入る! ぐはっ! 僕は息ができなくなって膝を折って胸をさすっていた。
「ええ、とても快適でしたわ。お・じ・さ・ま」
ひどく張りのあって低いトーンで一言一言ゆっくりとメリッサは言う、──しまった油断していた……!
――――――――――――――――――――――――
「だから、ごめん。許してって」
メリッサは何も言わず無言で冷たい目で僕を蔑んでいた、これがもう十五分ぐらい続いていた。何気ない一言で信頼というのは一気に崩れ落ちる。
「ホントごめん僕がわるかったって。このとおり」
ひたすら僕は頭を下げる、メリッサは無言で僕を虫けらのように見つめていた。怖い、怖い、やめて、もう助けて……! 緊迫した空間のまま僕たちは森を歩き続けた。
「ごめんなさい! このとおり。このとおりだから!」
頭を下げまくると、今度はメリッサもどうやら怒り疲れたのだろう、深々とため息をついた。
「お前情けないな。三十五のおっさんが見た目十代の女に平謝りして、恥ずかしくないのか、プライドはないのか? ああ?」
十代の美少女にゴミくずのように蔑まれるくらいならいくらでも頭を下げる、背筋が凍るし、怖いもの。
「ああそう、まあいいよ。わかったよ、許してやる」
どうやらお姫様からお許しの言葉が出たので、
「ありがとう。素敵だよメリッサ」
と、僕はほっと胸をなで下ろした。
「その代わりだ、一言一句まねしろよ……!」
彼女の言葉に従順にわかったと僕はうなずいた。
「もうこんなことは僕は言いません」
「もうこんなことは僕は言いません」
僕はメリッサに続けて言う。そして──
「僕はメリッサをカノジョとして愛します」
え? メリッサから出た言葉に僕は戸惑ってしまった。
「どうした? 早く言え」
言えって言われても……。ええい、この際だ胸を張って大きな声で男としてはっきり言ってしまおう。
「僕はメリッサをカノジョとして愛します!」
「よし! 私を大切にしろよ、佑月!」
メリッサはこんな僕にでも抱きついてきた、僕は彼女の肩に腕をまわす、良かった……。幸せだ。なんて可愛い娘なんだ、こんな娘とカノジョだなんて。
僕はそのまま柔らかな彼女の身体とひっつきながらゆっくり次の街へ向かった。ああ、いいなこういうの、いつかどこかで忘れていた気分だ。鳥たちもさわやかに鳴く、昼下がり、僕たちの頭上にやわらかく陽光が煌めいてた。
きれいで透き通った声。小鳥との合唱が静かな森に鳴り響く、なんだか心が温まる。朝からずっと歩きっぱなしだけど、全然疲労感がない、むしろ心が安らいでいく。だが、突然、なんだか急に、メリッサはそわそわし出す。
「なあ、ちょっと一休みしないか」
急にどうしたんだろう、具合が悪いのだろうか。
「どうかしたのかい、お姫様」
僕の言葉に白く透き通った肌がほのかに赤く染まった。
「私は疲れたんだ!」
元気いっぱいじゃないか、でも彼女が休みたいというのなら言うとおりにしよう、ぐだぐだ揉めてケンカになったら大変だ。
僕たちは木陰に入って休んだ、メリッサはそわそわが止まらない、すごく顔が紅潮していた。何故か色気を感じてしまう、僕はキスを待っているのかと思って体を近づける、──が。
彼女はさっと僕を避ける、どうしたんだ? かなり変だ、たまにこういうときがある。で、途中でどこかに消えることさえある。
何だろう、気になるけど、女の子の心に土足で踏み込んで話していいものかと戸惑う。でも、ヴァルキュリアの特異の現象かもしれない。
メリッサはあたりを見渡し慌てた様子で、「少し索敵に出てくる」と言ったので、
「じゃあ僕も」と言うと、
「ついてくるな!」
と、本気で怒られてしまった。何故だろう、彼女を怒らせてしまった、いったいなんなんだろうか、彼女は慌てて森の中に入っていった。まあ、待っているのも退屈だから、僕は草陰で尿意を片づける。全部出し終わってからふと気づいた。
あ、そうか、僕と同じなんだ、神様といっても。飲み物や食べ物を食べているんだから外に出さなければいけないよな。
そうか、そうか。
ふと、思わず行為をしているメリッサを思い浮かべてしまった。まて、だめだそれはいけない、あまりにも禁断の領域だ、絶対に想像してはいけないのがエチケット、紳士協定で決まっている。キモいおっさんとして嫌われたくないからな。
僕は長い時間木々を眺めながら待っている、が結構長い。いや、長く感じているのか。こうなるならメリッサに銃を出してもらって射撃訓練を行っていればよかったなあ、だが、急に森がざわめきだす。
「きゃあああ――!」
あの声はメリッサ!
「メリッサどうした!」
心がざわめく、メリッサになにかあったのか!?
「メリッサどうしたんだ! メリッサ!」
声の元へと駆けつけに行く。
「へ、佑月? わ、来るな来るな!」
来るな? 来ちゃダメなのか、状況がわからない。よく考えると僕に見られたらまずい状況かもしれない、ちゃんとこういうときに気を回さないとな。危ない危ない。何分か時間をおいたあと、メリッサは、「来て良いぞ、というか来てくれ早く、きゃあ!」と叫び声をあげた。
僕は急いで彼女の元へ向かう、が、見て驚いた。メリッサは襲われていた、なんか虫っぽいモノに。
「うわ、うわあああ!」
彼女は目一杯、叫び声を上げたが、それもそのはず、その虫はなんかゲジゲジしていてウニョウニョしていて、しかも足がいっぱいあって黒光りだ。そしてデカい、マジでキモい、それが数匹、彼女の髪や肩についていた。女なら、いや男でも悲鳴を上げる状況だ。
「佑月! 取って、取ってくれ、私はゲジゲジしていてウニョウニョしていて、足がいっぱいあって黒光りでデカい虫はダメなんだ。助けてくれ!」
見事にメリッサの天敵だな、おめでとう虫。
僕はすぐにその虫を捕ろうとする、ううキモい、動きは遅かったのですぐに捕まえられたが、感触がヌルヌルしてグニョグニョして気持ち悪い。くっ……。
でもここは男だ、僕はすぐさま捨てて別の虫を捕っていく、男だから、気持ち悪いのを我慢する。
「とったよ」
と言ってなるべく紳士的に優しく告げた。
「本当か? なら服の中も見てくれ、虫が入ってるかもしれない」
メリッサは服のひもを解き上半身をはだけさせる。美しいうなじ、天使の羽が生えているかのような白銀の肌の背中に情欲がわいてくるが我慢をする。
「ついていないよ 」
僕は正気を保つので精一杯だったが、きちんと見て確認した。おい下心ないぞ、気をつけたまえ、女は視線に敏感だからな。ちゃんと彼女のことを考えねば。メリッサに嫌われたくないからね。それに対し彼女は安心した様子で言ってきた。
「じゃあ、スカートの中も見てくれ」
え、いいんですか? ホントに見るよ、おじさん見るよ。こらえろ、こらえて、冷静になれ。メリッサはスカートの後ろ部分をたくし上げて確認させる。
「どうだ?」
最高です、いや違う、メリッサの下半身は下着を着けていない、尻の筋肉が引き締まってつんと上向いて曲線美を描いている。
足も細く引き締まって美しい、ほどほどについた筋肉で曲線がきれいなバランスで長くのびており、つやつやした白い肌が光に反射して輝いている、──美しすぎる。
このままずっと眺めていたかったけど、紳士協定でこれ以上見てはいけない。冷静に冷静に。そして、
「ついてないよ、前のほうはどうだい?」
と、思わず僕が言うと、メリッサは、「前は自分で確認すれば良いだろ!」と、むすっと言う。すみません、これが男なんです。
彼女は後ろ向きで腕を広げたりスカートをまくったりして確認していた。それが何だか女の子女の子してて可愛かった。
「よし、ついてない」
ホッとすると衣服を整えていく、そうだ、やっぱり女の子なんだな、時々中に男が入ってるかと思う時があるけどやっぱ女の子じゃないか。
「ところでメリッサ」
僕の言葉に彼女はこちらへ向いた。
「出すモノは全部出したか?」
――その刹那、高速のひじ鉄が僕のみぞうちに入る! ぐはっ! 僕は息ができなくなって膝を折って胸をさすっていた。
「ええ、とても快適でしたわ。お・じ・さ・ま」
ひどく張りのあって低いトーンで一言一言ゆっくりとメリッサは言う、──しまった油断していた……!
――――――――――――――――――――――――
「だから、ごめん。許してって」
メリッサは何も言わず無言で冷たい目で僕を蔑んでいた、これがもう十五分ぐらい続いていた。何気ない一言で信頼というのは一気に崩れ落ちる。
「ホントごめん僕がわるかったって。このとおり」
ひたすら僕は頭を下げる、メリッサは無言で僕を虫けらのように見つめていた。怖い、怖い、やめて、もう助けて……! 緊迫した空間のまま僕たちは森を歩き続けた。
「ごめんなさい! このとおり。このとおりだから!」
頭を下げまくると、今度はメリッサもどうやら怒り疲れたのだろう、深々とため息をついた。
「お前情けないな。三十五のおっさんが見た目十代の女に平謝りして、恥ずかしくないのか、プライドはないのか? ああ?」
十代の美少女にゴミくずのように蔑まれるくらいならいくらでも頭を下げる、背筋が凍るし、怖いもの。
「ああそう、まあいいよ。わかったよ、許してやる」
どうやらお姫様からお許しの言葉が出たので、
「ありがとう。素敵だよメリッサ」
と、僕はほっと胸をなで下ろした。
「その代わりだ、一言一句まねしろよ……!」
彼女の言葉に従順にわかったと僕はうなずいた。
「もうこんなことは僕は言いません」
「もうこんなことは僕は言いません」
僕はメリッサに続けて言う。そして──
「僕はメリッサをカノジョとして愛します」
え? メリッサから出た言葉に僕は戸惑ってしまった。
「どうした? 早く言え」
言えって言われても……。ええい、この際だ胸を張って大きな声で男としてはっきり言ってしまおう。
「僕はメリッサをカノジョとして愛します!」
「よし! 私を大切にしろよ、佑月!」
メリッサはこんな僕にでも抱きついてきた、僕は彼女の肩に腕をまわす、良かった……。幸せだ。なんて可愛い娘なんだ、こんな娘とカノジョだなんて。
僕はそのまま柔らかな彼女の身体とひっつきながらゆっくり次の街へ向かった。ああ、いいなこういうの、いつかどこかで忘れていた気分だ。鳥たちもさわやかに鳴く、昼下がり、僕たちの頭上にやわらかく陽光が煌めいてた。
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