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魔族大戦
第八十二話 遠い国での口づけ
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私はジェラードと一緒にテットベリー伯領についた。黄金の小麦畑が私の目の前に広がる。建物はヴェスペリア南方とは違い、屋根が丸く、同じ大陸でありながらも文化的な違いを感じられた。私は思わず、
「素敵―!」
と馬車内で声を上げた。ジェラードは私の声に満足そうにしながら、
「見ろ、テットベリー領の都、ニューカッスルだ」
との喜びの声が響く。広がる欧州都会の風景、美しい街並みにうわ―と声を上げてしまった。流石にレスターよりは人はいないけど、十分に栄えており、人通りも活発だ。ニューカッスル市民は私たちに手を振り、花などを投げて歓迎してくれる。
「マイ・カウント! マイ・カウント! マイ・カウント!」
大声でジェラードを賛美する、民衆たち。私たちは英雄の凱旋のように列をなして、ニューカッスル城、ホワイトスワンにたどり着いた。中世の城砦に、古式豊かな建物に、歴史と伝統を感じさせる。
私は、豪華な客室に案内された。窓の外から見渡す、綺麗な街並み、魔族との戦いの最中なんて嘘みたい。あまりの平和さに安心した。こうして、大広間で行われた、テットベリー貴族たちがもてなす歓迎会を受けた。
ジェラードの隣に座り、貴族たちのダンスと独特の音楽に酔いしれる。ジェラードは静かに言った。
「この通り、我がテットベリーもお前の恩恵を十二分受けている、お前の改革のおかげで、我が領も栄え、いまや、エジンバラいちの大地方だ。領主としてお前に感謝する」
「そんな、やめてよ、私はやるべきことをやっただけで」
「それが素晴らしいのだ。人間自分のやりたいことを実現できるのはほんの一部だ。だがお前は違う。お前の手腕で、世界は大きく動いた。お前は誇っていい。立派なレディだ」
「そんな……」
私は顔が熱くなったのを、自覚できた。でも、この光景を見る限り、彼の言うことは本当だ。この地方は間違いなく栄えてる。私はほとんどレスターにいたけれど、実際、遠方のテットベリー領を見てそれが実感できた。よかった、頑張ってよかった……。
そして、私の目の前のテーブルに、テットベリー領料理が並べられた。丸く小さくこんがり焼きあがったパン。丸っこい餃子かなーこれ。それに例のサーロとボルシチだ。
私がパンを持て余していると、彼は言った。
「これはパンプーシュカだ。うまいぞ」
「いただきまーす」
うーん! ガーリックが利いた、甘くふっかふっかの小麦パンに、カリッと上がった外面、それがボルシチと合う! 口の中で、バランスよく甘さと辛さと揚げパンの味わい広がる。私は餃子みたいなものを不思議そうに眺めていると、彼は教えてくれた。
「ヴァレーニキだ、変わった形をしてるがこれも美味だぞ」
「うん!」
私はヴァレーニキをナイフで刺すと、ふにゃっとしてる、ほう、ゆでたやつか、口に運んでみると、中に詰まった肉と、キャベツ、チーズなどバラエティ豊かな、ハーモニーに私の頬が緩む。
「おいしー!」
「ははは、我がシェフも誇らしいだろう、かのミサ宰相殿に褒められて」
「おいしーものはおいしーよ、南部のこってりした、料理も好きだけど、独特の、味わいがまた新鮮で舌が喜んでるよー!」
「そっか、よかった」
私はテットベリー産のワインを楽しみながら、晩餐会を楽しんだ。うわあ―来てよかった。北部は去年不作だったらしいけど、ここは別にそんなことないみたいね、割と気候が温暖だし、いやー気にいった。この地方! 飯が上手いのが一番! 日本人的にね。
歓迎会が済んだ後、客室で、静かに星空を眺めていた。日本とは違う、星の輝きに感動しながら、満足げに旅の疲れをいやし、ぐっすり眠りに落ちた。
次の日から、テットベリー領の視察に入る。ニューカッスルがある南部は何も問題なく栄えていたけど、北部には魔族の侵攻の爪痕が残っていた。人間を石にされたり、人間ものとは思えない、するどい爪のあとが家々に残っている。
それに、焼けた町や、何かしらの武器が使われていたことに、私は驚いた。
「これ、魔族がやったの……?」
「矢や鋭い刺し傷を見る限り、このヴェスペリアのものではない」
とジェラードは答えた。魔族に知恵があるの……? 私が想像していたファンタジーの魔物とは違い、人間と同じ頭を持っている。もしかして人間よりも文明が進んでいるかもしれない。私はショックだった。これから始まるであろう、魔族との戦いに恐怖すら覚えた。
──この戦い決して簡単には終わらない……。
彼が軍事的に私にあれこれ説明し、また、ネーザン国の近代化のおかげで、テットベリー領は比較的穏便に魔族を退けていると聞いた。エジンバラではすさまじい、戦いの跡が残っているという。
これは科学への投資を進めたおかげだ。もし、今までのままだったら、きっと負けてた。私が、真剣にこれからのことを悩んでいると、ジェラードは少し和やかに言った。
「私に付き合ってくれないか?」
「え……、いいけど、何?」
「お前と行きたい場所がある」
「……うん」
よくわからなかったけど、言葉のトーンで察する限り真剣な様子なので、私は彼と一緒に、小高い丘へといった。静かに長く伸びた草が風になびく、さわやかに鳥の声がさえずり、自然に囲まれたところに大きなこの世界のお墓があった。石碑も建てられており、権力者が祭られていることを理解して私は察した。
「これは……貴方の家のお墓? ジェラード?」
「そうだ、我が家、ブレマー=グラスモンドは代々ここに葬られている」
「貴方の父上も?」
「ああ、そうだ……」
私は申し訳ない気持ちで、彼と一緒に跪き、祈りを捧げる。直接は私のせいではないとはいえ、大陸同盟戦争で、私が彼の父親に会ったせいでエジンバラ王に処刑された。今まで彼はそれについて何も言わなかった。
ジェラードは静かに語った。
「はっきりしたかったんだ、私の心の中で」
「やっぱり私のことを恨んで」
「そんなはずはあるか、父上は立派にテットベリー家の当主として、誇り高く死んだ。正直うらやましかったよ。自らの王に逆らいながらも、己の正義を貫いた父上が。私もああでありたい」
「ジェラード……」
「これから始まる魔族との戦争、激しい戦闘になるだろう。私は領主として、騎士として、このテットベリー伯領を、世界を守らなければならない。だから父上や母上に許しを請いたかったんだ」
「なにを?」
「私がお前を愛してしまったことを……」
「えっ……!」
「戦いになる。もしかすると私も死ぬかもしれない、だからお前に伝えたかったんだ。ミサ、お前への本当の気持ちを」
「え、え」
「もちろん、陛下と何かあったことは私は察している。だからこそ、後悔したくないんだ。嘘をつきたくないんだ、自分に」
「ジェラード……」
彼は穏やかな笑みを浮かべながらこちらを向いた。
「最初な、お前のことを奇妙に思っていた。何だガキのくせにいっぱしの口をきくと。でもお前と付き合っているうちに、段々私の中でお前の存在が大きくなっていくのを自分で感じた。本当はお前幼女じゃないんだろ? たぶんお前の心にあるのは一人の立派な女性。
そのことに気づいたとき、お前に目が離せなくなっていた。こんなに強く生きようとする、気高き女性は私は初めてだった。私も恋は何度も経験していた。でもこんな神聖な気持ちに気づけたのはお前だけだ」
「じ、ジェラード……!」
私は体が熱くなり何も言えなくなる。そして、彼は静かに私の顎を彼の指で上げて、私は思わず目を閉じた。そっと彼の温かい息が肌に伝わってきて、彼を間近に感じ、そして……。
「ミサ、好きだ……。お前を愛している……できるなら、いつかお前を妻として、一緒になりたい……」
そうして彼の唇のなすがままに私はこたえた──
「素敵―!」
と馬車内で声を上げた。ジェラードは私の声に満足そうにしながら、
「見ろ、テットベリー領の都、ニューカッスルだ」
との喜びの声が響く。広がる欧州都会の風景、美しい街並みにうわ―と声を上げてしまった。流石にレスターよりは人はいないけど、十分に栄えており、人通りも活発だ。ニューカッスル市民は私たちに手を振り、花などを投げて歓迎してくれる。
「マイ・カウント! マイ・カウント! マイ・カウント!」
大声でジェラードを賛美する、民衆たち。私たちは英雄の凱旋のように列をなして、ニューカッスル城、ホワイトスワンにたどり着いた。中世の城砦に、古式豊かな建物に、歴史と伝統を感じさせる。
私は、豪華な客室に案内された。窓の外から見渡す、綺麗な街並み、魔族との戦いの最中なんて嘘みたい。あまりの平和さに安心した。こうして、大広間で行われた、テットベリー貴族たちがもてなす歓迎会を受けた。
ジェラードの隣に座り、貴族たちのダンスと独特の音楽に酔いしれる。ジェラードは静かに言った。
「この通り、我がテットベリーもお前の恩恵を十二分受けている、お前の改革のおかげで、我が領も栄え、いまや、エジンバラいちの大地方だ。領主としてお前に感謝する」
「そんな、やめてよ、私はやるべきことをやっただけで」
「それが素晴らしいのだ。人間自分のやりたいことを実現できるのはほんの一部だ。だがお前は違う。お前の手腕で、世界は大きく動いた。お前は誇っていい。立派なレディだ」
「そんな……」
私は顔が熱くなったのを、自覚できた。でも、この光景を見る限り、彼の言うことは本当だ。この地方は間違いなく栄えてる。私はほとんどレスターにいたけれど、実際、遠方のテットベリー領を見てそれが実感できた。よかった、頑張ってよかった……。
そして、私の目の前のテーブルに、テットベリー領料理が並べられた。丸く小さくこんがり焼きあがったパン。丸っこい餃子かなーこれ。それに例のサーロとボルシチだ。
私がパンを持て余していると、彼は言った。
「これはパンプーシュカだ。うまいぞ」
「いただきまーす」
うーん! ガーリックが利いた、甘くふっかふっかの小麦パンに、カリッと上がった外面、それがボルシチと合う! 口の中で、バランスよく甘さと辛さと揚げパンの味わい広がる。私は餃子みたいなものを不思議そうに眺めていると、彼は教えてくれた。
「ヴァレーニキだ、変わった形をしてるがこれも美味だぞ」
「うん!」
私はヴァレーニキをナイフで刺すと、ふにゃっとしてる、ほう、ゆでたやつか、口に運んでみると、中に詰まった肉と、キャベツ、チーズなどバラエティ豊かな、ハーモニーに私の頬が緩む。
「おいしー!」
「ははは、我がシェフも誇らしいだろう、かのミサ宰相殿に褒められて」
「おいしーものはおいしーよ、南部のこってりした、料理も好きだけど、独特の、味わいがまた新鮮で舌が喜んでるよー!」
「そっか、よかった」
私はテットベリー産のワインを楽しみながら、晩餐会を楽しんだ。うわあ―来てよかった。北部は去年不作だったらしいけど、ここは別にそんなことないみたいね、割と気候が温暖だし、いやー気にいった。この地方! 飯が上手いのが一番! 日本人的にね。
歓迎会が済んだ後、客室で、静かに星空を眺めていた。日本とは違う、星の輝きに感動しながら、満足げに旅の疲れをいやし、ぐっすり眠りに落ちた。
次の日から、テットベリー領の視察に入る。ニューカッスルがある南部は何も問題なく栄えていたけど、北部には魔族の侵攻の爪痕が残っていた。人間を石にされたり、人間ものとは思えない、するどい爪のあとが家々に残っている。
それに、焼けた町や、何かしらの武器が使われていたことに、私は驚いた。
「これ、魔族がやったの……?」
「矢や鋭い刺し傷を見る限り、このヴェスペリアのものではない」
とジェラードは答えた。魔族に知恵があるの……? 私が想像していたファンタジーの魔物とは違い、人間と同じ頭を持っている。もしかして人間よりも文明が進んでいるかもしれない。私はショックだった。これから始まるであろう、魔族との戦いに恐怖すら覚えた。
──この戦い決して簡単には終わらない……。
彼が軍事的に私にあれこれ説明し、また、ネーザン国の近代化のおかげで、テットベリー領は比較的穏便に魔族を退けていると聞いた。エジンバラではすさまじい、戦いの跡が残っているという。
これは科学への投資を進めたおかげだ。もし、今までのままだったら、きっと負けてた。私が、真剣にこれからのことを悩んでいると、ジェラードは少し和やかに言った。
「私に付き合ってくれないか?」
「え……、いいけど、何?」
「お前と行きたい場所がある」
「……うん」
よくわからなかったけど、言葉のトーンで察する限り真剣な様子なので、私は彼と一緒に、小高い丘へといった。静かに長く伸びた草が風になびく、さわやかに鳥の声がさえずり、自然に囲まれたところに大きなこの世界のお墓があった。石碑も建てられており、権力者が祭られていることを理解して私は察した。
「これは……貴方の家のお墓? ジェラード?」
「そうだ、我が家、ブレマー=グラスモンドは代々ここに葬られている」
「貴方の父上も?」
「ああ、そうだ……」
私は申し訳ない気持ちで、彼と一緒に跪き、祈りを捧げる。直接は私のせいではないとはいえ、大陸同盟戦争で、私が彼の父親に会ったせいでエジンバラ王に処刑された。今まで彼はそれについて何も言わなかった。
ジェラードは静かに語った。
「はっきりしたかったんだ、私の心の中で」
「やっぱり私のことを恨んで」
「そんなはずはあるか、父上は立派にテットベリー家の当主として、誇り高く死んだ。正直うらやましかったよ。自らの王に逆らいながらも、己の正義を貫いた父上が。私もああでありたい」
「ジェラード……」
「これから始まる魔族との戦争、激しい戦闘になるだろう。私は領主として、騎士として、このテットベリー伯領を、世界を守らなければならない。だから父上や母上に許しを請いたかったんだ」
「なにを?」
「私がお前を愛してしまったことを……」
「えっ……!」
「戦いになる。もしかすると私も死ぬかもしれない、だからお前に伝えたかったんだ。ミサ、お前への本当の気持ちを」
「え、え」
「もちろん、陛下と何かあったことは私は察している。だからこそ、後悔したくないんだ。嘘をつきたくないんだ、自分に」
「ジェラード……」
彼は穏やかな笑みを浮かべながらこちらを向いた。
「最初な、お前のことを奇妙に思っていた。何だガキのくせにいっぱしの口をきくと。でもお前と付き合っているうちに、段々私の中でお前の存在が大きくなっていくのを自分で感じた。本当はお前幼女じゃないんだろ? たぶんお前の心にあるのは一人の立派な女性。
そのことに気づいたとき、お前に目が離せなくなっていた。こんなに強く生きようとする、気高き女性は私は初めてだった。私も恋は何度も経験していた。でもこんな神聖な気持ちに気づけたのはお前だけだ」
「じ、ジェラード……!」
私は体が熱くなり何も言えなくなる。そして、彼は静かに私の顎を彼の指で上げて、私は思わず目を閉じた。そっと彼の温かい息が肌に伝わってきて、彼を間近に感じ、そして……。
「ミサ、好きだ……。お前を愛している……できるなら、いつかお前を妻として、一緒になりたい……」
そうして彼の唇のなすがままに私はこたえた──
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