幼女救世主伝説-王様、私が宰相として国を守ります。そして伝説へ~

琉奈川さとし

文字の大きさ
22 / 178
世界統一編

第二十二話 エジンバラ降伏

しおりを挟む
 私の声にぴたりとジェラードに向けられた剣は止まった。もちろんエジンバラ王は大層怒った。

「なんだこのガキは!? 何故戦場にガキがいる!」
「私はネーザン宰相、リーガン伯、ミサ・エチゴでございます」

 周りが騒めき立った。だが、横からジェラードはそれを静止する。

「ミサ、良いのだ。こうなることはわかっていた。そなたが口を出すとそなたの身まで危うくなるぞ」
「いいの、このまま黙っていては、ネーザン宰相の名が泣くから」

「ほほう、かの有名な救世主殿が、わざわざこのような辺鄙へんぴなところまでご苦労だったな。そなたもわしの剣のさびになりに来たのか……?」

 エジンバラ王は私のほうに剣を向けた。

「お聞きください、エジンバラ国王陛下。あなた方はせいぜい見積もっても兵は1万5千。大陸同盟軍は10万をゆうに超えています。なぜあなたは勝ち目のない戦いをなさるのですか!」

「黙れ! お前のような女子供に戦さの何がわかる!」

「いえ、黙りません! 魔族の侵攻が始まりつつある今だからこそ、無益な戦いは避けるべきです。陛下は名誉のない戦いでその命を落とし、市民まで巻き添えにするおつもりでしょうか!」

「黙れと言っている! 先の戦いで、多くの命が散った、わしには彼奴きゃつらの死に報いなければならぬ! 戦さらしい戦さをせずにこのまま降服などしたら、我がエジンバラ国の恥だ、祖先に申し訳が立たぬ。

 この期に及んでは一兵でも多くネーザンの手下どもを始末して、のちの歴史家たちにエジンバラ王ここにありと見せつけるのだ!」

「無論、降服が耐えがたい屈辱だと存じております、しかし、名誉の戦いが今でしょうか⁉ のちの歴史家たちに無駄な戦いをして無益な血を流したとあざけられるのではないのでしょうか!」

「……どうやらお前は死にたいらしいな……!」

「陛下お待ちください! 女子供に手をかけるなど騎士として……」
「貴様は黙っていろ!」

 ジェラードが口をはさんできたのをエジンバラ王は一蹴いっしゅうする。そして私に向かって剣を振り上げた。私はそれを冷静に見つめ続けていた、そして剣が下ろされようとする。その瞬間をゆっくりとまじまじと見つめそして……!

 ──私の目の直前で剣先は止まった。

「……まさか今から斬り殺されるのに、まばたき一つもせぬ幼女がいるとはな……!」
「ジェラード卿が死の覚悟しているのと同様に、私もそれ相応の覚悟がございます」

「……ふっ、面白い、ならお前の言いたいことを申してみよ、その時間ぐらいお前を斬るのを待ってやる」

 エジンバラ王は剣をしまいどっしりと玉座に座り直した。

「現在、わが軍は魔族侵攻のために固く同盟の絆を深め、粛々しゅくしゅくと対策のためにネーザン国を始めリッチフォード、ウェストヘイム、ワックスリバー、サウザック、ホーランド、バッキンガムを主軸とし、対魔族に対する備えを固めております」

「ほう、お前はいまだに侵略の意図はないとするのか、現在我が領が攻め取られているというのに」
「それは本意ではありません、現に大同盟軍は領地に、徴税を課しておりません」

詭弁きべんだな、徴発をしておるではないか」
「それはエジンバラ同盟が兵を挙げたため、やむなく諸国の防衛のために必要なことでございます」

「わしのせいと申すのか、お前は」

「恐れながらその通りでございます、我々は侵略をする気など毛頭なくまた、現在滞在している領地も同盟軍の諸侯に分け与えられてはおりません、エジンバラ国王陛下、何故だかお分かりになられますか?」

「……ふむ、それはわしも不自然に思っておった、大陸同盟とやらの貴族どもが納得すまいと」

「同盟軍諸侯に固く禁じているからでございます。あくまで我らは対魔族のための同盟であり、遠征ではないと。この戦争が終われば、占有した領地は返還されるものと推察しております」

「その口ぶりだと、何か保証でもあるのか?」

「……はい、ここにエジンバラ国王陛下あての親書がございます、エジンバラ同盟の諸侯の方々の命を取るつもりはなく、兵を解散すれば、すなわち、しかるべき手続きののち捕虜とされた方々も返還するものと書かれております」

「見せよ」
「ははっ」

 私は頭を下げつつ書簡をエジンバラ王に献上した。これで降服ののちの懸念も解消されるはず……! 書簡を読み終わった王は笑い始めた。

「ははは……! あくまで対魔族戦線を大義名分にする気か、ネーザン王は。ずいぶんと面白い奴だな、戦場で会った時も、変わった王だと思ったが、こんなお人よしとは、ははは……」

「ネーザン国王陛下のお心を斟酌しんしゃくしていただけるよう、よろしくお願いいたします」

 私がそう言った瞬間だった……。なんとエジンバラ王は目の前で書簡を破り始めたのだった──

「えっ……⁉」
「この書簡は必要ない」

「な、何をなさいます⁉」

 私と同様にこの場にいる貴族たちも王の奇行に口々に話し始めた。どういうつもり……? まさか説得失敗……⁉ エジンバラ王は笑いながら私に告げた。

「……お前、面白いな、幼女にしては頭が切れすぎるし弁も立つ、噂によるとなかなかの辣腕らつわんの宰相と聞く。どうだ? ネーザンの小僧よりもわしに仕えぬか? 倍の俸給は出すぞ、ん?」

 な、何言ってるんだこの人は……⁉

「恐れながら……私はネーザン国王陛下のご寵愛ちょうあいを受け、そのご威光のもとで行った職務でございます……臣下の礼を破るなど……」

「何? 無理だと申すか、はは……、大した忠臣ぶりだな、はは……」

 そして王は立ち上がり外の窓からのぞくことができる、王都グロスターを眺め始めた。それは穏やかな瞳だった。

「──わしはネーザンに劣る王であったか……」

「陛下!?」
「陛下!?」

 貴族たちは王の発言に、動揺の声を上げた。だが、王は静かにぽつりとつぶやいた

「……よい、降服してもよい……」
「なんと!」

 エジンバラ王の発言に皆が驚いた。そしてゆっくりと玉座に座り私に降伏条件を告げた。

「まず一つ、我が命および国王直轄領の事はどうでもいい、その代わり、諸侯の命、領土を安堵あんどし、占有地は必ず返還せよ」
「はっ、必ず」

 威風堂々とした降伏条件だ、これなら同盟軍諸侯も納得するはず。飲める条件だ。

「……それともう一つ」
「もう一つ……?」

「降服条約約定書やくじょうしょはネーザン王名義で出してはならぬ。あくまでわしはネーザンに降伏したわけではない、ミサ、約定書はそなたの名前で出せ、わしはお前に降伏するとな、ネーザン王にそう伝えよ……! ははは……」

 ──これは意趣返し……! 降伏しながらも決してエジンバラ王はネーザン王に屈したわけではないと、しかも宰相の私の名前を使うことで、エジンバラ王は戦争で負けたから降伏するのではなく、私の外交に屈した。

 そう堂々と言い張るつもりか……! 難題だが、私が同盟諸侯を納得させるしかない。これ以上血が流れるよりましだ。誇り高い御仁ごじんだ。それと共に王はまだ話し続けた。

「また、ジェラード、お前は二度と私の前、ひいては王家の者に顔を出すな、裏切り者の顔など二度と見たくない、臣下の礼も破約とする、よいな!」
「……はっ!」

 これは当然の処置だ、むしろ命がとられなかっただけましで、かなり譲歩した条件だ。その瞬間すっと私の瞳を見て穏やかな顔つきになった。

「──ミサ、お前はいつでもエジンバラに来るといい、ネーザンにいたらそなたを召し抱えてやる、はは……」

「か、考えさせていただきます……」
「そうかそうか、これでわしの顔が立つわ、ははっは……!」

 そうしてここにいる皆が笑った。この王、決して暗君ではない。むしろ癖があるけどりっぱな王だ。こんな誇り高い降服初めて知った。ジェラードは静かに物悲そうな瞳をしていた。

 どうしたんだろう……。

 無事グロスター正門から出て同盟軍の本陣に向かう時だった。ジェラードはぽつりとつぶやいた。

「私は陛下の事のことを何も存じてはなかったのだな……」

 私は少し驚いた、彼の言葉の意味を理解が及ばなかったからだ。

「どうしたの? ジェラード、無事任務を終えたのに」

「私は二十数年、生まれた時からエジンバラ国王陛下に忠節を誓っていた、しかし今日のような穏やかで優しいお顔をしたのは初めてだった。側に仕えていながら私は……情けないものだ……これでは臣下の礼を破棄されても当然だな」

 私もああいうお人柄であったことは驚いたけど、側にいたジェラードでもそう感じたんだ。私は彼の心を慰めようとする。

「たぶん、今日のことで肩の力が抜けたのだと思う。ウェリントン……ネーザン国王も人前ではああやって気丈にふるまっているけど、時には人間らしい弱さを持っていたよ。

 王ってだけで大きな責任が肩に乗っているから人前では特に臣下の前では弱い部分を見せるのは難しいのだと思う、……貴方のせいじゃない」

「そうか……そうかもな。卿は不思議だな、まるで人の心を温かく包み込むようだ、エジンバラ王もそれに感化されたのであろう」

「……ちょっと、やめてよ、私はただの幼女だよ、変な属性付けないでよ」

「属性? なんだそれは、ははは……相変わらず卿といると飽きないな、ははは……」
「もう! 私をからかって! ふふ……」

 私たちは談笑しながら本陣に戻った。今回の降伏条件を諸侯で会議をし、採決を行うことにした。もとより命をとったり領地を切り取るつもりはなかったが、約定書を私名義で出すことにやはり難色を示した。

 だがリッチフォード王がエジンバラ王の顔も立てよと鶴の一声を出しくれたおかげで諸侯は納得した。そして無事約定書を私名義で出して、反同盟軍は降伏条件をのんだ。

 かかった戦費の賠償ばいしょうなどは後で正式に条約を交わすことにして、とりあえず反同盟と大陸同盟軍の兵は解散し、この戦争は静かに終結した。

 これから魔族との戦いが始まる人類同士でいがみ合っている暇はない、その時は一刻また一刻と静かに近づいていたのだ。

 でも確かに私たちはこの大戦に勝利し、しばしの間その勝利に酔いしれながら穏やかな時間が流れることになった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

【完結】巻き込まれたけど私が本物 ~転移したら体がモフモフ化してて、公爵家のペットになりました~

千堂みくま
ファンタジー
異世界に幼なじみと一緒に召喚された17歳の莉乃。なぜか体がペンギンの雛(?)になっており、変な鳥だと城から追い出されてしまう。しかし森の中でイケメン公爵様に拾われ、ペットとして大切に飼われる事になった。公爵家でイケメン兄弟と一緒に暮らしていたが、魔物が減ったり、瘴気が薄くなったりと不思議な事件が次々と起こる。どうやら謎のペンギンもどきには重大な秘密があるようで……? ※恋愛要素あるけど進行はゆっくり目。※ファンタジーなので冒険したりします。

猫なので、もう働きません。

具なっしー
恋愛
不老不死が実現した日本。600歳まで社畜として働き続けた私、佐々木ひまり。 やっと安楽死できると思ったら――普通に苦しいし、目が覚めたら猫になっていた!? しかもここは女性が極端に少ない世界。 イケオジ貴族に拾われ、猫幼女として溺愛される日々が始まる。 「もう頑張らない」って決めたのに、また頑張っちゃう私……。 これは、社畜上がりの猫幼女が“だらだらしながら溺愛される”物語。 ※表紙はAI画像です

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜

百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。 「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」 ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!? ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……? サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います! ※他サイト様にも掲載

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

【完結】偽者の辺境伯令嬢は、帝国へと輿入れを切望される。無理があると思うのは私だけなのかしら。

まりぃべる
ファンタジー
目が覚めたら、銀髪で赤い瞳のとても綺麗な外見の女性になっていた。この外見の女性はエルヴィーラという名前で隣国の小国の辺境伯令嬢で、今日、隣のアーネムヘルム帝国へと輿入れ予定だという。 どう考えても無理があるし、どうして私が?とも思ったがそれしか生き残る術はないという。 こうなったら、なるがままよと思いながら輿入れの為に迎えに来た馬に乗る。 しかし、やっぱり同行した軍隊に本当にあの辺境伯令嬢なのかと疑われやしないか、ちゃんと演じているかとびくびくしながら、それでもどうにか帝国へついて、皇帝と結婚するお話。 ☆現実世界にも似たような言葉、表現、地名、人の名前などがありますが、全く関係がないです。そのように読んでいただけると幸いです。 ☆まりぃべるの世界観は、きっと独特です。そのように読んで下さると幸いです。 ☆緩い世界観です。そのように思っていただけると幸いです。 ☆完結しておりますので、順次更新していきます。全27話です。

処理中です...