6 / 53
おじいちゃん、孫と一緒に配信する
しおりを挟む
「ゴブリンの本質については、話したとおりじゃ。奴らの習性が、群れで行動する野犬なんかに近いと気づいたワシは、何かないかと考えておった。そんな時、近所のおじさんが飼い犬を躾ける様子を見て、これじゃと思ったんじゃ!」
"斜め上すぎて内容が入ってこないw"
"これじゃと思ったんじゃ! じゃねえんだわw"
"スライムの倒し方は一理あると思ったけど、今のところゴブリンに関しては頭の中がハテナマークだらけ"
"真面目な顔でこれ言ってんのがウケるよなw"
街中でモンスターと戦う際に、数が多いゴブリンは厄介じゃった。
力も体格もワシの方が優れておるから、普通に戦えば負けることはない。しかし、狡賢いゴブリンどもは、あの手この手で攻めてくる。
物陰に隠れて奇襲してきたり、囮を使って挟み撃ちを仕掛けてきたりと小賢しく、何度怪我をさせられたことか。
こりゃいかんということで、対策を考え始めた。
ゴブリンの動きを分析しているうちに奴らの習性に気づき、上手く利用できればと色々な方法を試してみたが失敗ばかり。
何日も成果が得られず困っておったのじゃが、犬を散歩中のおじさんが攻略を進めてくれおった。
実にお利口さんな犬じゃったなぁ……。
おじさんが足を止めれば犬も足を止めてその場に座る。おじさんが歩きだせば犬も後ろをついて行く。
道に何かが落ちておって、それに興味を持った犬が立ち止まったときの、「コラッ!」と叱ったおじさんの底冷えするような恐ろしい声。射殺さんばかりの目つき。
飼い犬は体をビクッと硬直させ、足をガクブルと震えさせておった。
ワシは、すぐさまおじさんに師事を仰いだ。
どのようなタイミングで、何を意識して叱っておったかを事細かに教えて頂いた。
そして、すぐに実践。予想は正しかったようで、一体目のゴブリンから動きを止めることに成功したのじゃ。
「意志を込めて睨みつけ、声とともに叩きつける。大事なのは殺意。どちらの立場が上かを強制的に理解させるんじゃ。さすれば奴らの足は止まる。腕は二本しかないからのぉ。優位な状況を作ることこそゴブリンを倒すコツなのじゃ」
"簡単に言うけどさ、こんなの無理じゃね?"
"ちょっと試してくるわ。これができれば、序盤の攻略ってかなり楽になるんじゃない?"
"最近の攻略って、どちらかというと連携が重要視されてますよね。おじいさんのは、モンスターが持つ特性や習性を元に考えられていて、同じソロ探索者として参考になります。本来そういう部分はダンジョン配信を生業としてる自分たちこそ発信しなければいけない情報だと思いました。ぜひ初心者のみんなにおじいチャンネルさんを見てもらいたいので、自分の方で拡散してもいいでしょうか?"
"ちょっとぉ! 長文やめなぁ?"
"え!? 今の長文書いたのビースト北村じゃね?"
"マジじゃん! ヤバすんぎwww"
"長文ごめんなさいね?w"
"ビーストキター!"
"北村くんさぁ、連投やめなぁ?"
誰かは知らんが、有名な探索者のようじゃな。邪な考えかもしれんが、ビースト北村とやらが宣伝してくれたらワシも人気者になれるやもしれん。
そうすれば、麻奈のワシに対する評価は爆上がりじゃ。願ってもない申し出だとは思うが……素直に受けてええもんか分からん。
『おじいちゃん! 登録者数三十万人超えのビースト北村さんが来てる! 鍛え上げた体を武器に、素手でモンスターを倒しちゃう豪快な戦闘シーンが人気の配信者なんだよ! 宣伝してくれるって言ってるし、お願いしちゃおう!』
「うーむ、でものぉ……」
これで有名になったとしても他人の力じゃからなぁ。麻奈が友人に自慢した時に、ビースト北村のおかげで有名になったと言われては可哀想じゃし。
初めての配信に有名人が現れたんじゃから、関わってみたいと思う麻奈の気持ちも分かる。
しかしワシは、まず自分の力で頑張ってみることの重要性を知って欲しい。努力の後に結果がついてきた時の喜びを経験してもらいたいんじゃ。
……悩ましいわい。孫の成長を考えれば、二人だけで頑張るのがいいとは思うんじゃなぁ。
「こ、こんにちは! おじいチャンネルの孫でアシスタントの麻……マナティです。皆さん、ご視聴いただきありがとうございます。ビースト北村さん、宣伝をお願いしてもよろしいですか?」
「なななななっ!? 背後から孫の声が聞こえよる。コラッ! 子供がこんな危ない場所に来ちゃいかんぞ!」
振り返り、後ろに居るはずの麻奈を叱りつけるが誰もおらん。ただ空中に黒い球体が浮いとるだけじゃ。
……なにが起きておる?
麻奈はどこに行ってしもうた?
"マナティ! マナティ!"
"孫キターw"
"怒った顔が怖すぎんぞ暴れ納豆!"
"フロートカムのスピーカー機能な?w"
"もうギャグだろこれwww"
"この声からして、お孫さんはまだ小さいんやろ? 今は十八歳以上やないとダンジョンに入れへんからな?w"
「スピーカー……機能……? よく分からんが、皆にも孫の声が聞こえておるんじゃな。ビースト北村とやら、ワシからもお頼み申す!」
"武士みたいなお願いのセリフだなwww"
"おじいさん。ダンジョン配信者の界隈では、他のチャンネルを紹介するってことがよくあるんです。全然気にしなくていいですからね? 探索者のためにもなることですから。マナティさん、宣伝はまかせて!"
"ビーストと納豆のコラボくるか?w"
なるほどのぉ。この業界にはワシの知らん常識があるらしい。素直に麻奈の助言を受け入れて、ビースト北村にお願いするべきじゃったか。
ワシのせいで麻奈がマナティになってしもうたわけじゃし……後で怒られたりせんじゃろうな?
"おじいちゃんのために営業してあげるとか、マナティ優しいな!
"ゲンジより孫のほうがしっかりしてんじゃんw"
"ダンジョン配信者としてはマナティの方が上かw"
ほぅ、コメントの中にも麻奈の賢さに気づく者がおるか。少し喋っただけでもバレてしまうんじゃな。
テストはいつも百点満点じゃし、学級委員長として仲間をまとめ上げとるからのぉ。
それに加えて、子供にしては珍しく気遣いもできる。天使のように優しい孫なんじゃ。将来は看護師になってワシの面倒を見るだなんて……
「ちょっと、おじいちゃん大丈夫? ゴブリンについてはもういいの?」
「おぉおぉ、そうじゃったのぉ。ゴブリンは首を刎ねるか頭を潰すかして倒さねばならんぞ。生半可な攻撃では、そのまま向かって来おるからな。倒したと思って油断した時が一番反撃を食らいやすいんじゃ」
"急にぼーっとしだしたからボケたのかと思ったw"
"さっきまで一人で喋ってて怖かったけど、イヤーチップでマナティと会話してたんだ。賑やかになるし、このまま二人で配信したら?"
"心臓を貫けばいいと思ってる探索者が多いからね。点を点で突くのって難しいんだよ。首なら線での攻撃になるし、ゲンジの言う通りだわ"
"普通に参考になるな!"
孫と一緒に……か。いい響きじゃな!
皆の衆も受け入れてくれておるようじゃし、麻奈にとっても夏休みのいい思い出になるやもしれん。
ダンジョン配信、最高じゃわい!
"斜め上すぎて内容が入ってこないw"
"これじゃと思ったんじゃ! じゃねえんだわw"
"スライムの倒し方は一理あると思ったけど、今のところゴブリンに関しては頭の中がハテナマークだらけ"
"真面目な顔でこれ言ってんのがウケるよなw"
街中でモンスターと戦う際に、数が多いゴブリンは厄介じゃった。
力も体格もワシの方が優れておるから、普通に戦えば負けることはない。しかし、狡賢いゴブリンどもは、あの手この手で攻めてくる。
物陰に隠れて奇襲してきたり、囮を使って挟み撃ちを仕掛けてきたりと小賢しく、何度怪我をさせられたことか。
こりゃいかんということで、対策を考え始めた。
ゴブリンの動きを分析しているうちに奴らの習性に気づき、上手く利用できればと色々な方法を試してみたが失敗ばかり。
何日も成果が得られず困っておったのじゃが、犬を散歩中のおじさんが攻略を進めてくれおった。
実にお利口さんな犬じゃったなぁ……。
おじさんが足を止めれば犬も足を止めてその場に座る。おじさんが歩きだせば犬も後ろをついて行く。
道に何かが落ちておって、それに興味を持った犬が立ち止まったときの、「コラッ!」と叱ったおじさんの底冷えするような恐ろしい声。射殺さんばかりの目つき。
飼い犬は体をビクッと硬直させ、足をガクブルと震えさせておった。
ワシは、すぐさまおじさんに師事を仰いだ。
どのようなタイミングで、何を意識して叱っておったかを事細かに教えて頂いた。
そして、すぐに実践。予想は正しかったようで、一体目のゴブリンから動きを止めることに成功したのじゃ。
「意志を込めて睨みつけ、声とともに叩きつける。大事なのは殺意。どちらの立場が上かを強制的に理解させるんじゃ。さすれば奴らの足は止まる。腕は二本しかないからのぉ。優位な状況を作ることこそゴブリンを倒すコツなのじゃ」
"簡単に言うけどさ、こんなの無理じゃね?"
"ちょっと試してくるわ。これができれば、序盤の攻略ってかなり楽になるんじゃない?"
"最近の攻略って、どちらかというと連携が重要視されてますよね。おじいさんのは、モンスターが持つ特性や習性を元に考えられていて、同じソロ探索者として参考になります。本来そういう部分はダンジョン配信を生業としてる自分たちこそ発信しなければいけない情報だと思いました。ぜひ初心者のみんなにおじいチャンネルさんを見てもらいたいので、自分の方で拡散してもいいでしょうか?"
"ちょっとぉ! 長文やめなぁ?"
"え!? 今の長文書いたのビースト北村じゃね?"
"マジじゃん! ヤバすんぎwww"
"長文ごめんなさいね?w"
"ビーストキター!"
"北村くんさぁ、連投やめなぁ?"
誰かは知らんが、有名な探索者のようじゃな。邪な考えかもしれんが、ビースト北村とやらが宣伝してくれたらワシも人気者になれるやもしれん。
そうすれば、麻奈のワシに対する評価は爆上がりじゃ。願ってもない申し出だとは思うが……素直に受けてええもんか分からん。
『おじいちゃん! 登録者数三十万人超えのビースト北村さんが来てる! 鍛え上げた体を武器に、素手でモンスターを倒しちゃう豪快な戦闘シーンが人気の配信者なんだよ! 宣伝してくれるって言ってるし、お願いしちゃおう!』
「うーむ、でものぉ……」
これで有名になったとしても他人の力じゃからなぁ。麻奈が友人に自慢した時に、ビースト北村のおかげで有名になったと言われては可哀想じゃし。
初めての配信に有名人が現れたんじゃから、関わってみたいと思う麻奈の気持ちも分かる。
しかしワシは、まず自分の力で頑張ってみることの重要性を知って欲しい。努力の後に結果がついてきた時の喜びを経験してもらいたいんじゃ。
……悩ましいわい。孫の成長を考えれば、二人だけで頑張るのがいいとは思うんじゃなぁ。
「こ、こんにちは! おじいチャンネルの孫でアシスタントの麻……マナティです。皆さん、ご視聴いただきありがとうございます。ビースト北村さん、宣伝をお願いしてもよろしいですか?」
「なななななっ!? 背後から孫の声が聞こえよる。コラッ! 子供がこんな危ない場所に来ちゃいかんぞ!」
振り返り、後ろに居るはずの麻奈を叱りつけるが誰もおらん。ただ空中に黒い球体が浮いとるだけじゃ。
……なにが起きておる?
麻奈はどこに行ってしもうた?
"マナティ! マナティ!"
"孫キターw"
"怒った顔が怖すぎんぞ暴れ納豆!"
"フロートカムのスピーカー機能な?w"
"もうギャグだろこれwww"
"この声からして、お孫さんはまだ小さいんやろ? 今は十八歳以上やないとダンジョンに入れへんからな?w"
「スピーカー……機能……? よく分からんが、皆にも孫の声が聞こえておるんじゃな。ビースト北村とやら、ワシからもお頼み申す!」
"武士みたいなお願いのセリフだなwww"
"おじいさん。ダンジョン配信者の界隈では、他のチャンネルを紹介するってことがよくあるんです。全然気にしなくていいですからね? 探索者のためにもなることですから。マナティさん、宣伝はまかせて!"
"ビーストと納豆のコラボくるか?w"
なるほどのぉ。この業界にはワシの知らん常識があるらしい。素直に麻奈の助言を受け入れて、ビースト北村にお願いするべきじゃったか。
ワシのせいで麻奈がマナティになってしもうたわけじゃし……後で怒られたりせんじゃろうな?
"おじいちゃんのために営業してあげるとか、マナティ優しいな!
"ゲンジより孫のほうがしっかりしてんじゃんw"
"ダンジョン配信者としてはマナティの方が上かw"
ほぅ、コメントの中にも麻奈の賢さに気づく者がおるか。少し喋っただけでもバレてしまうんじゃな。
テストはいつも百点満点じゃし、学級委員長として仲間をまとめ上げとるからのぉ。
それに加えて、子供にしては珍しく気遣いもできる。天使のように優しい孫なんじゃ。将来は看護師になってワシの面倒を見るだなんて……
「ちょっと、おじいちゃん大丈夫? ゴブリンについてはもういいの?」
「おぉおぉ、そうじゃったのぉ。ゴブリンは首を刎ねるか頭を潰すかして倒さねばならんぞ。生半可な攻撃では、そのまま向かって来おるからな。倒したと思って油断した時が一番反撃を食らいやすいんじゃ」
"急にぼーっとしだしたからボケたのかと思ったw"
"さっきまで一人で喋ってて怖かったけど、イヤーチップでマナティと会話してたんだ。賑やかになるし、このまま二人で配信したら?"
"心臓を貫けばいいと思ってる探索者が多いからね。点を点で突くのって難しいんだよ。首なら線での攻撃になるし、ゲンジの言う通りだわ"
"普通に参考になるな!"
孫と一緒に……か。いい響きじゃな!
皆の衆も受け入れてくれておるようじゃし、麻奈にとっても夏休みのいい思い出になるやもしれん。
ダンジョン配信、最高じゃわい!
42
お気に入りに追加
1,382
あなたにおすすめの小説
底辺ダンチューバーさん、お嬢様系アイドル配信者を助けたら大バズりしてしまう ~人類未踏の最難関ダンジョンも楽々攻略しちゃいます〜
サイダーボウイ
ファンタジー
日常にダンジョンが溶け込んで15年。
冥層を目指すガチ勢は消え去り、浅層階を周回しながらスパチャで小銭を稼ぐダンチューバーがトレンドとなった現在。
ひとりの新人配信者が注目されつつあった。
借金背負ったので兄妹で死のうと生還不可能の最難関ダンジョンに二人で潜ったら瀕死の人気美少女配信者を助けちゃったので連れて帰るしかない件
羽黒 楓
ファンタジー
借金一億二千万円! もう駄目だ! 二人で心中しようと配信しながらSSS級ダンジョンに潜った俺たち兄妹。そしたらその下層階で国民的人気配信者の女の子が遭難していた! 助けてあげたらどんどんとスパチャが入ってくるじゃん! ってかもはや社会現象じゃん! 俺のスキルは【マネーインジェクション】! 預金残高を消費してパワーにし、それを自分や他人に注射してパワーアップさせる能力。ほらお前ら、この子を助けたければどんどんスパチャしまくれ! その金でパワーを女の子たちに注入注入! これだけ金あれば借金返せそう、もうこうなりゃ絶対に生還するぞ! 最難関ダンジョンだけど、絶対に生きて脱出するぞ! どんな手を使ってでも!
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
【完結】6歳の王子は無自覚に兄を断罪する
土広真丘
ファンタジー
ノーザッツ王国の末の王子アーサーにはある悩みがあった。
異母兄のゴードン王子が婚約者にひどい対応をしているのだ。
その婚約者は、アーサーにも優しいマリーお姉様だった。
心を痛めながら、アーサーは「作文」を書く。
※全2話。R15は念のため。ふんわりした世界観です。
前半はひらがなばかりで、読みにくいかもしれません。
主人公の年齢的に恋愛ではないかなと思ってファンタジーにしました。
小説家になろうに投稿したものを加筆修正しました。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる