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観られてる…
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しおりを挟む俺は、改札へ急いで入るところだった。
俺のかわいい人から、留守電が入っていた。
連絡が欲しいと。
急いで、折り返しの電話をする。
『忙しいのにごめんね。俺の部屋にカメラがあって…盗撮されてるみたい。』
『なっ!取り合えず、不動産屋に連絡して…鍵交換してもらえるか、きいて…そっちにむかうから。』
『わかった。』
『すぐ行くから。』
俺は、来た電車に乗り部屋へと急いだ。
俺のかわいい人は、部屋の中をうろうろして落ち着かない。
ソファーに座ったり、廊下へ出てみたり、ベットの回りの壁や天井なんかみたりしている。
ピンポーン
俺が呼び鈴を鳴らすと、すぐに出てきた。
「どれだ。」俺は、扉が開いてすぐに声をかけた。
かわいい人は、紙袋に入れた物を袋の口を開けて見せてきた。
物は、俺が預かることにした。
不動産屋も手配が早い、すぐに鍵屋がやってきて交換していった。
合鍵を欲しいと言うと、ちょっと渋りながらも俺の部屋の鍵と交換してくれた。
キーケースの鍵多いと、言われちょっとびっくりした。
1つ別に持っていてよかった。
交換した鍵をキーケースにつけた。
これで、かわいい人がいなくても堂々と部屋に入れる。
携帯の画像の写りもいい。
イロイロチェックしたが、大丈夫そうだ。
あまりにも携帯をみているから、かわいい人に心配させてしまった。
ベットでも携帯の置き方が気になって、俺とのイチャイチャに身が入らない。
けど、かわいい人が携帯にえっろい顔と身体をさらしているのは、なんともいい。
録画してるの?なんて、いうから見てあげると、安心していた。
バッチリ、録画してたんだけどね。
だって、お願いしても恥ずかしがるじゃん。
俺の一人の楽しみだから♥️
夕御飯を一緒に食べてから、部屋を片付け別れた。
玄関の扉を閉めると、俺は携帯を取りだし画面を確認した。
「あぶないよ。」と、かわいい人に注意されたけど、確認したい。
俺と別れたあとどうしているのか。
ベットルームの部屋の入口に凭れながら、ベットを眺めている。
もっと可愛がってあげればよかった。
目があって焦った。
俺のかわいい人は、怖がっている顔もかわいかった。
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