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 「元気だったかい。あれ以来だね。」
僕へ微笑んだ。
 背が高く、笑顔が素敵で、物腰が柔らかく優しい、僕の初めての人。

 シャツにスラックスと洋装姿で、僕に近づいてくる。

 「大きくなったね。私と変わらないくらいだ。」

 お客様は、僕の着物の帯に左手の指をかけ、僕を引き寄せた。

 「どうしたの、顔が赤いね。恥ずかしい?」

 「はい。とても…。」

 「ふふ、かわいいね。」

 僕の唇にお客様の舌が撫でた。

 僕は、その舌を口を開け迎え入れ、自らの舌をお客様の舌へ擦り付けながら絡ませた。

「ふっんふぅん。」

 声が漏れ、口の中を舌が暴れヨダレが口から垂れる。

 「あっぁふん。」

 お客様が、僕の口から離れると、透明の糸が、お客様と僕とを繋ぐ。
 
 僕は、もっとしていたかったのに…お客様の口を僕の手で拭いながら、唇を見つめた。

 「上手になったね。」

 僕は、顔が熱くなった。

 お客様は、僕の帯を引っ張るとベットルームへと誘った。

 部屋に大きな窓があり、少し開いた窓から風が入りカーテンを揺らしてた。

 大きなベットの横へと歩みを進めている僕は、胸が苦しくなった。

 お客様は、顔の赤い僕の頬に唇を寄せながら、帯をほどいた。

 僕は、腰ひもの結びをほどき襦袢の腰ひももすぐにほどいた。

 前がはだけた僕の胸をお客様が、探っている間に、僕は、お客様のスラックスに手をのばし、ホックをはずし、シャツを出し下のボタンからはずした。

 お客様の指が、僕の両胸にある突起を指の腹で撫でながら僕の首もとを甘噛みした。

 「ふっぅあっぁ。」

 「あれ、ここ気持ちのかい。」
 
 「首は、ダメなのでうぅん。」

 「首ダメなの?じゃぁもっと、あむあむしてあげようね。手が、お留守になっているよ。」

 「ぁあん。ふっうぅ。だって…。」

 僕は、震える手でボタンを全てはずした。

 お客様は、僕をあむあむと首を甘噛みしながら、右手をするすると、下へと這わし、へその回りをくるりんと撫でた。

 「こしょばいですぅ。」

「あれ、ここはこしょばいの?ふふふ。」

 あむあむが首から鎖骨へと移り、あっという間に僕の右胸の突起を、捕らえていた。
 
 「んっんぅぅん。あっむあむっつぅぅが…。」
 あむあむとちゅうちゅうとれろれろが、僕の突起を襲う。

 「まだ、こちょばぁいぁぃ…?じゃぁ。」
と、ぎゅーっと吸われると歯を立てて噛まれた。
 「あぁぁんっつ、いっぃ痛い。」

 「痛かった?じゃぁ、優しくしてあげようね。」
 
 遊ばれた僕の突起は、赤く腫れ上がってた。
 お客様は、優しくするって言ったのに、指先で、突起を潰すように擦ってくる。

 「っっふ、ふっんんん。っつ強く…しっ…ないで…。」

 「優しくしてあげてるのにダメなの?」

 「だっめ…だっめん。」

 僕が、上の突起に気を取られていると、僕のこがいつの間にか、立ち上がり透明のヨダレを垂らしながら、お客様の手が触れるのを待っていた。

 「触って欲しそうだね。」着物の隙間から、頭を出してらてらと光る僕のこは、上下に頭を振って物欲しそうに、待ている。

 お客様が、僕の着物の前を掴み広げると、僕のこの頭を風が撫でた。
お客様が、僕のこの頭をぐりって撫でてからだらしなく流したヨダレを、上下にぐちゅぐちゅと音を立てながら塗りのばした。

 「うっうううぅ。」
 
 「ぬめぬめだね。」

 お客様の手が、僕ので濡れた。

 濡れた手で、僕のしりの肉を掴み広げると、僕の乙女を指で撫でた。
 
 「あぁぁぁっああ…。」

 「あれ、あれ…緊張してるの?これを使おうね。ベット上がろうか。」

 「はい。」僕は、膝からベットへ上がると、「仰向けで」と、声をかけられた。

 僕は着物を脱いで、裸になり仰向けにベッドへ沈んだ。

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