ふわふわとした日常を

青井 海

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97. ぼんやり

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先日、自然の中でぼんやりしたくなり、山の中にある公園へ行ってきた。

特に案内板も出ていないような公園。
駐車スペースは10台ほど。

車を停めて、坂道をあがっていくと目の前がバァーっと池が広がる。
池の向こうには、芝生の広場。
広場の脇には小川が流れ、大きな石がポンポンと置かれて渡れるようになっている。
もちろん小さな橋もかかっていて小さな子供でも安心だ。


池の近くに置かれたベンチには、自転車が置かれ、女性が昼寝中。
私と同じく自然の中でのんびり癒されに来たのかな……

鳥の鳴き声とパキパキと枝を踏んだような音だけが響く。
動物が山を移動しているのだろうか……

以前来た時には小さな子供を連れた人たちがいて、虫を捕まえていた。
今日は子供はいないみたい。

芝生にシートを広げ、ゴロンと寝転ぶ。
空を見上げて、ぼんやり過ごす。
わたあめのようなうっすらとふわりとした雲が薄衣のように流れていく。
ところどころ糸のように細く長く伸びている。

空にあきたら、池を眺める。
泳いでいた鳥の姿が消えた?
しばらく水面をみつめていたら、プカリと浮かび上がってきた。

水に潜って魚か虫か食べていたのかな……
羽をバシャパシャ動かしていたり……
見ていてなんだか癒される。

しばらく寝転んでいたが、風が冷たくなってきた。
そろそろ帰ろうかな。
少し池の周りを歩いて帰ることにした。

何も考えず、自然いっぱいの中でぼんやり過ごす。
こんな時間も必要だよね。





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