ふわふわとした日常を

青井 海

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88. 虹

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ある朝、雨が降ったり止んだり、陽がさしたりの不安定な天気の中、車を走らせていると信号待ちで止まった目の前に鮮やかな虹が現れた。
大きな虹がくっきりとかかっていて、その少し離れた外側に、もうひとつ少し色のくすんだ虹が。

ここ最近、心が折れそうな日々を本を読んだり、散歩に出かけたり、電話したりしながら、何とかやり過ごしていて……
そんな時、目の前に突如現れた虹に、これからよい方向へ向かうのではないかと、ほんの少し希望をもらえた気がした。
ほんの少し、少しだけ、元気をもらえた。

本当に本当にキレイで……
感動して、思わず『うわぁ~っ』と声が出た。

こんな鮮やかでキレイな虹を見るのは、久しぶりだ。
前回も朝、車を走らせている時、目の前に現れたんだったなぁ。

二重にかかった虹を見ることができたのは10分ほどの時間で、その後は雨。
そのキレイに虹がかかっている瞬間を見ることができて、ほんの少しだけ幸せになれた。

何かいいことがあるといいなぁ。

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