ふわふわとした日常を

青井 海

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10. 春の嵐

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3月に入り、よく晴れた日。
まだ風は冷たいが、日差しが当たる場所はポカポカとして暖かい。

天気がいい日には、いっぱい洗濯してしまいたい。
洗濯物を干し終わり、ほっと一息。
コーヒーを飲みながらのんびり音楽を聴いていると、ガシャーン、ガタガタとすごい音がした。

慌てて音の出所を確かめる。
どこ? 何の音? まさか…

思い浮かんだ光景でないことを願いつつ、洗濯物が無事であるか確認へ向かう。

すると、ふわふわ暖かマットと毛布を洗って干したものが、落ちていた。

うわぁー、うわぁー。

強風で、止めていた洗濯バサミごと洗濯物が飛ばされていた。
春は、風が強くて、時々こういったことがあるのに…油断していた。

ショックだ、ショックすぎる。

大きな洗いものをする時って、すぐに洗濯機がいっぱいになって1.2枚しか洗えない。
だから普段の洗濯物とは別に洗濯機を何度かまわすことになる。

大きな洗濯物は、干すために運ぶのも重いし、竿まで持ち上げるのも重たい。

それなのに…
仕方なく、気合いを入れて拾い上げる。
自分の体で受け止めた洗濯物は非常に重い。
本当に重くて、後悔する。
今の状況を把握していれば、洗濯かごを持ってきていたのに…
拾い上げる前に、洗濯かごを持ってくるべきだった。

このままだと重い、重すぎる。
さぁどうする?


落ちたところは土ではなく、舗装されている。
見た目は汚れが見えない。
キレイに見える。

外干ししたのなら、花粉や黄砂もつくことがあるだろう。
う~ん、このままパンパン叩いて干し直す?
もう一度洗い直す?

今から洗い直すと乾かないんじゃないかな。
コインランドリーで乾かす?
コインランドリーまで運ぶのも重いし、大きいし、大変。

迷った私は…
今回はパッと見た感じは汚れていなかったのと、ほぼ乾いていたので、そのままパンパン叩いて、汚れがついてないかを確認しつつ、干し直すことにした。

但し、干し直すのは、室内に。
また飛ばされちゃうからね。

初めから室内に干せば良かったと後悔。

まだ肌寒い季節。
晴れていても気温は低く、厚手のものは乾きづらい。
外干ししても寒い季節は、しっかりとは乾いていないことが多い。
室内に入れてカラリと乾くまでは室内に干している。

近々 また天気がいい日をみつけて、洗い直すかな。

今度は飛ばされないように気をつけないと。

あー、すぐにカラッと洗濯物が乾く季節が待ち遠しい。

その前に、ジメジメした梅雨を乗り越えないといけないけれど…

早く暖かくならないかな。
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