上 下
14 / 50

第14話 飲み会③

しおりを挟む
彩奈から飲み会のお誘い。
お相手は、公務員。

今回は、イタリア料理のお店に集合。
女性4人は、駅前で待ち合わせ、一緒にお店へ向かう。
店に入ると、男性幹事が席について待っていた。
挨拶していると、次々に男性が入ってきた。

男性メンバーは、それぞれ個性的で魅力的に見える。

永瀬さん 30歳
幹事なだけあって、しっかり仕切ってくれて頼りになる。

大橋さん 31歳
話上手で、話が弾む。
笑顔がかわいくて、私の好きなタイプ

今林さん 26歳
人見知りかな?
それとも先輩に囲まれて緊張してる?

本田さんは、席が離れていて、あまり話せていないので、よくわからない。

私の両隣は、大橋さんと今林さん。
話上手な大橋さんと、話が弾む。
時々 今林さんとも話して過ごす。

今日の料理はピザやパスタ。
食べやすいし、美味しい。
気軽に入れるイタリア料理のお店なので、緊張することなく、パクパク食べてる。
「雅ちゃんは、よく食べるね。」と大橋さんに笑われる。
「食べ過ぎですかね~。」と言うと、「よく食べる女の子。僕は好きだよ。」と、サラッと返ってきた。
大橋さん、女性慣れしすぎです。

今林さんは、あまり誰とも話さない。退屈してないか心配。
時々 質問すると、一生懸命答えてくれる。
人見知り?照れ屋なの?
なんかかわいい。

今林さんと話していると、二の腕にポンっと振動が。
大橋さんの肘が当たったんだ。
たまたま? わざと?
パっと大橋さんのほうを向くと、イタズラが成功した子供みたいに、ニッコリ笑った。
あっ、これはわざとだ。

怒りたいのに、あんな顔されたら、ドキドキしちゃって怒れない。
どう対応すればいい?
気づかなかったことにしよう。
平然と済ませたつもりだったけど、私の顔は、赤くなっていたと思う。

飲み会は1次会で終了、帰宅する。
私は、大橋さん、今林さん、幹事の永瀬さんと連絡先を交換していた。

寝る準備を済ませ、ベッドに入っていると、永瀬さんから連絡が入った。
「今日はお疲れさま。雅ちゃんは、誰がよかった?大橋さん、今林くんと連絡先交換してたよね?もちろん俺でもいいけど。」と楽しそうな声。

さすがは幹事。
よく把握していらっしゃる。
人の恋路を楽しんでるな。

「永瀬さん、アフターフォローも完璧ですね。」
「うん。雅ちゃんたち、みんないい子だったからね。気に入った人がいなければ、別のメンバーを紹介するよ。」
永瀬さん、凄すぎる。

永瀬さんに、飲み会のお礼を伝え、
「大橋さんが話しやすかったです。」と答えると、「正直でよろしい。」と笑われた。











    
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

王子殿下の慕う人

夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。 しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──? 「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」 好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。 ※小説家になろうでも投稿してます

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

リアンの白い雪

ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
その日の朝、リアンは婚約者のフィンリーと言い合いをした。 いつもの日常の、些細な出来事。 仲直りしていつもの二人に戻れるはずだった。 だがその後、二人の関係は一変してしまう。 辺境の地の砦に立ち魔物の棲む森を見張り、魔物から人を守る兵士リアン。 記憶を失くし一人でいたところをリアンに助けられたフィンリー。 二人の未来は? ※全15話 ※本作は私の頭のストレッチ第二弾のため感想欄は開けておりません。 (全話投稿完了後、開ける予定です) ※1/29 完結しました。 感想欄を開けさせていただきます。 様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。 ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、 いただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。 申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。 もちろん、私は全て読ませていただきます。 ※この作品は小説家になろうさんでも公開しています。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

婚約破棄してくださって結構です

二位関りをん
恋愛
伯爵家の令嬢イヴには同じく伯爵家令息のバトラーという婚約者がいる。しかしバトラーにはユミアという子爵令嬢がいつもべったりくっついており、イヴよりもユミアを優先している。そんなイヴを公爵家次期当主のコーディが優しく包み込む……。 ※表紙にはAIピクターズで生成した画像を使用しています

余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました

結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】 私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。 2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます *「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています ※2023年8月 書籍化

拝啓、大切なあなたへ

茂栖 もす
恋愛
それはある日のこと、絶望の底にいたトゥラウム宛てに一通の手紙が届いた。 差出人はエリア。突然、別れを告げた恋人だった。 そこには、衝撃的な事実が書かれていて─── 手紙を受け取った瞬間から、トゥラウムとエリアの終わってしまったはずの恋が再び動き始めた。 これは、一通の手紙から始まる物語。【再会】をテーマにした短編で、5話で完結です。 ※以前、別PNで、小説家になろう様に投稿したものですが、今回、アルファポリス様用に加筆修正して投稿しています。

処理中です...