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恋愛ゲームの仕事
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不毛な恋にはけりをつける、と決めてアダルトゲームの精査係に、立候補した。
たった今、アダルトゲームの精査から帰還した男が、ドアから出ててくる。
「はぁーあ、激しいわあ。サァラ……体力すげぇ。つら」
頭をかき、ドアから出てきた男はキスマークを頬や首筋につけ、さらにはだけた胸元にも爪痕や吸いあとをつけていた。
私の視線を受けて、
「アダルト指定じゃない奴が羨ましいわぁ~全年齢っていいなぁ-」
と言ってくる。
「おつかれー」と棒読みで答える。
私もまた、ドアから帰還したばかりで、さっきまで話していた優男の名残を噛みしめながら、目の前の苛立ち対象から、どう逃げようかと考えていた。
「この後デートあんの?未経験のリセちゃんはさぁーそろそろ相手出来た?」
セクハラまがいの言葉を吐く男は、色素の薄い瞳で、好奇心満点に視線をこちらに注いでくる。
「経験過多のセイくんはぁ、デートの予定なんですよねぇ?お疲れさまぁー」
モバイルに査定相手のチェック項目を表示させて、チェックを入れていく。
私はここしばらく、女性向けの恋愛ゲームの攻略対象の査定に携わっていた。年齢制限のない恋愛要素のあるゲームだ。
たった今、アダルトゲームの精査から帰還した男が、ドアから出ててくる。
「はぁーあ、激しいわあ。サァラ……体力すげぇ。つら」
頭をかき、ドアから出てきた男はキスマークを頬や首筋につけ、さらにはだけた胸元にも爪痕や吸いあとをつけていた。
私の視線を受けて、
「アダルト指定じゃない奴が羨ましいわぁ~全年齢っていいなぁ-」
と言ってくる。
「おつかれー」と棒読みで答える。
私もまた、ドアから帰還したばかりで、さっきまで話していた優男の名残を噛みしめながら、目の前の苛立ち対象から、どう逃げようかと考えていた。
「この後デートあんの?未経験のリセちゃんはさぁーそろそろ相手出来た?」
セクハラまがいの言葉を吐く男は、色素の薄い瞳で、好奇心満点に視線をこちらに注いでくる。
「経験過多のセイくんはぁ、デートの予定なんですよねぇ?お疲れさまぁー」
モバイルに査定相手のチェック項目を表示させて、チェックを入れていく。
私はここしばらく、女性向けの恋愛ゲームの攻略対象の査定に携わっていた。年齢制限のない恋愛要素のあるゲームだ。
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