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ロンダリング
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もう、どこにも隙間がなくなればいい。
全部くっついたらいい、と思いながら、全身で緋々来を感じていた。
さらに、声をこらえながら何度も結ばれる。
「碧衣」
と感極まった声で呼ばれたら、
「緋々来」
と答える。
何かを、見落としているような気がした。
常盤と花菜野は入れ替わっているとしたら、いなくなってしまったのは、本当に花菜野?
常盤は今どんな気持ちで過ごしているの――――?
本当のことは何?
身体に残る火照りが、触れられた感触が、頭に浮かんだ疑問をすべて飲みこんでいってしまう。
部屋に戻った後も何度もキスをした。別れがたくなりながらも、緋々来は帰っていく。
全部くっついたらいい、と思いながら、全身で緋々来を感じていた。
さらに、声をこらえながら何度も結ばれる。
「碧衣」
と感極まった声で呼ばれたら、
「緋々来」
と答える。
何かを、見落としているような気がした。
常盤と花菜野は入れ替わっているとしたら、いなくなってしまったのは、本当に花菜野?
常盤は今どんな気持ちで過ごしているの――――?
本当のことは何?
身体に残る火照りが、触れられた感触が、頭に浮かんだ疑問をすべて飲みこんでいってしまう。
部屋に戻った後も何度もキスをした。別れがたくなりながらも、緋々来は帰っていく。
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