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狂信者たち
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これまで何度も何度も繰り返した彼氏報告をSNSでして、元カレからの防御を図る。
速水と付き合ったとて、何も生活に変化はない。同じ大学のチャラ男。付き合ってるふりをしてたとしても、チャラ男ならば、自由に遊んでいてもいい。どこからどう攻められても、怖いものなんてないのだ。
「やることはやっとく?最上級にきもちーのできると思うんだよなぁ」
速水と既成事実をほのめかされたけれども、うんともすんとも、心が動かない。
「非童貞に食指は動かない」
と変態たる私は言う。
「相変わらず、きっもちわりーなぁー」
と速水は言うけれど、屈託はない。経験しすぎるほどしている速水は、付き合う付き合わないになんの垣根がないようだ。
「なんでもいいわぁーこっちもそれなら楽なんで、付き合ってることにしとくか」
SNSで交際アピールしただけで、全く誰一人も追ってこなくなった。
大学を卒業し就職し、転職し、転職し…休職しとしている間も速水と付き合っていることにしていたので、全く彼氏は出来ない。
全く問題視していなかったけれど、さすがに十年以上彼氏がいなくて、出産リミットが見えてきて少しだけ、一瞬悩んだ。
速水と付き合ったとて、何も生活に変化はない。同じ大学のチャラ男。付き合ってるふりをしてたとしても、チャラ男ならば、自由に遊んでいてもいい。どこからどう攻められても、怖いものなんてないのだ。
「やることはやっとく?最上級にきもちーのできると思うんだよなぁ」
速水と既成事実をほのめかされたけれども、うんともすんとも、心が動かない。
「非童貞に食指は動かない」
と変態たる私は言う。
「相変わらず、きっもちわりーなぁー」
と速水は言うけれど、屈託はない。経験しすぎるほどしている速水は、付き合う付き合わないになんの垣根がないようだ。
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