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ロアシュ・プディング
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「お嬢にはオレたちのために働いてもらいます」
え、殺すわけじゃないんだ?と思った瞬間に、リボンをほどき、胸元を開かれた。
襟元が子どもっぽくて気に入らなかったので、ちょうどよかったけれど、それでは終わらない。ロアシュはスリップドレスの肩紐を外していく。
前世よりもボリューム感を増した胸元が露になり、さすがに私も焦り始めた。
うわ~っ、身体を麻痺させて服を脱がすって最低、と口にする。でも声が出ない。
「不満を言ってるのだけは、分かりますよ。お嬢」
ロアシュは小ばかにしたような顔をして、こちらを見おろして来る。胸の先をナイフのブレード部分でぴん、と弾いてロアシュは言う。ヒンヤリしたナイフの感触に身体が硬直した。
悪趣味だ。
「どうせ、あの優柔不断男に奪われてる。ケチケチしないでくださいよ」
ぶんぶんと首を横に振った。奪われてなぁい、処女ですっ!
と言ったけれど、声が出ない。嘘つきですね、と吐き捨てて、今度は下腿部に触れてくる。
ああ、これで何度目だろう。みんな手が早くない?
乙女ゲームってそういうものなのかな?
ロアシュはドレスの裾をめくりあげて、腿を左右に広げた。特注の貞操帯があるので、そう簡単には陥落されないはずだ。
ぱっくりと開いた足の間にあるそれを見て、ロアシュははぁ?とため息のような声をあげる。激しく息を吸い込む気配があった。
え、殺すわけじゃないんだ?と思った瞬間に、リボンをほどき、胸元を開かれた。
襟元が子どもっぽくて気に入らなかったので、ちょうどよかったけれど、それでは終わらない。ロアシュはスリップドレスの肩紐を外していく。
前世よりもボリューム感を増した胸元が露になり、さすがに私も焦り始めた。
うわ~っ、身体を麻痺させて服を脱がすって最低、と口にする。でも声が出ない。
「不満を言ってるのだけは、分かりますよ。お嬢」
ロアシュは小ばかにしたような顔をして、こちらを見おろして来る。胸の先をナイフのブレード部分でぴん、と弾いてロアシュは言う。ヒンヤリしたナイフの感触に身体が硬直した。
悪趣味だ。
「どうせ、あの優柔不断男に奪われてる。ケチケチしないでくださいよ」
ぶんぶんと首を横に振った。奪われてなぁい、処女ですっ!
と言ったけれど、声が出ない。嘘つきですね、と吐き捨てて、今度は下腿部に触れてくる。
ああ、これで何度目だろう。みんな手が早くない?
乙女ゲームってそういうものなのかな?
ロアシュはドレスの裾をめくりあげて、腿を左右に広げた。特注の貞操帯があるので、そう簡単には陥落されないはずだ。
ぱっくりと開いた足の間にあるそれを見て、ロアシュははぁ?とため息のような声をあげる。激しく息を吸い込む気配があった。
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