幼なじみが犬になったら、モテ期が来たので抵抗します!

KUMANOMORI(くまのもり)

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3章 混線×混戦

●ミサキちゃん、想像力の限界突破

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 中庭から一番近い玄関から校舎に入ると、わたしは一路、放送室を目指した。
 放送室は、職員室や保健室、事務室を始め、生徒会室など委員会活動全般に使われる部屋のある実務棟の二階にある。
 わたしが入った実技棟からだと、実務棟は普段授業をしている一般棟を越えた先だ。
 そのため、わたしはそれぞれの棟をつないでいる渡り廊下を通り、実務棟に入った。

 夏休みだし、ひょっとしたら渡り廊下への出入り口が塞がれているかも、とも思ったけれど、そんな心配は必要なかったようで、すんなり通ることが出来た。

 渡り廊下への戸は、子犬1匹が通れる位の幅に開いたままになっていた。
 これはもしかしなくても、幸太郎だ。

 渡り廊下を通り、実務棟の階段を上がって、少し迷った。
 そういえば実務棟の二階に上がるのは初めてだと気がついたからだ。
 どこに放送室があるのか分からないな、と思い始めたときに、人の声が耳に入った。

「それって……くれるってことだよね?」
『……ちゃんと……ねーだろ?』
「それは……から……もらうつもりだよ」
『じゃあ……くれよ』
 途切れ途切れにしか聞こえなかったけれど、女の子の声と……多分、幸太郎の声だ。
 声の出所を確かめながら廊下を行くと、ある部屋にたどり着いた。
 見ると、ドアの上のプレートにマイクのマークがかかれているし、ドアのガラスの部分から光が入らないように内側で暗幕が引かれているようだった。
 多分ここが放送室だ。

 ドアを開こうと手を伸ばし、少しだけためらった。
 気をつけてね、そんなまほりの言葉が頭によぎったからかもしれない。
 それに、何だか分からない不安感が胸にふつふつと湧いていた。
 じんわりと皮膚に汗がにじむ。

 まとわりつく嫌な空気を一掃したくて、わたしは思い切ってドアを開けた。
 暗幕をめくり、中に入ると、とたんに強い光が迫ってきた。
 思わず目をつぶる。
 何日か前に、土手から落ちたあの日みた光の洪水だった。

 ほどなくして、瞼の裏に強い光を感じなくなったところで目を開けると、からからからと音を立て転がる瓶と――――
 白いシャツの背中が見えた。
 
 見覚えのある背中だ。特に、本人は無造作ヘアと言うけれど、寝癖のままかどうか疑わしい、とわたしはいつも思うその後ろ髪がその人物の正体をわたしに告げていた。
「コ……」
 声をかけようとするけれど、腰に回された腕と肩にかかる長い髪に気がついて、喉がつまる。
 頭の横から戸田さんが顔を出して、
「ふふっ。お迎えが来ちゃったみたい」
 と声をかける。
 戸田さんのその言葉に、背中の人物はハッとこちらをふり返った。
「ミサキ!?」
 やっぱり思ったとおり、幸太郎だった。
 わたしがやって来たことに驚いたようで、幸太郎は目を丸くしている。
 でも多分、それ以上にわたしの方が驚いていたし、頭の中が混乱していた。
 追ってきてみれば幸太郎は何だか知らないけれど元に戻っていて、戸田さんと抱き合っていた。
 わけがわからない。

「ふふふっ、本田さん、何だかわけがわからないって顔してる」
 戸田さんは、幸太郎の背中から手をほどくと、足元に転がっていた瓶を拾いあげる。
「本田さん。昨日言ったの覚えてる?このドロップスは魔法を使う能力を引き出す力があるって」
「う、うん」
「このドロップスを一粒口に溶かして、キスをすればこうやって、ワンちゃんだった横堀君も元に戻るの。ただならぬ仲なら尚更ね?ふふふ」
「た、ただならぬ仲?」
「戸田、何言ってんだよ、キスなん……」
 幸太郎は何かを口にしようとして、突然、喉を押さえる。
 それから弾かれるようにして戸田さんの顔を見た。
「横堀君、取引は取引だよ。これからが大事なんだもの」
「まさか、魔法を……?」
「ごめんね?信用してないわけじゃないけど、横堀君って本田さんに甘そうだから。取引に関係することは話せないようにさせてもらったの」
 青い顔をする幸太郎と、魅惑の笑みを浮かべる戸田さんの表情は対照的だった。
 ただそれよりも、ただならぬ仲、という言葉がわたしの耳に強く残っていた。
 どういう意味なんだろう。
 もしかして……付き合ってるってこと?
「ただならぬ仲ってどういうこと?……二人は付き合ってるの?」
 わたしが言うと、
「はあ?つ、付き合っ……」
 幸太郎が答えようとするけれど、先ほどみたいに喉を押さえる。

「本田さんが想像している通りだよ?ね、横堀君」
「……」
 戸田さんの言葉に、幸太郎は眉をひそめる。
 そんな表情を見ると、戸田さんが言うようなただならぬ仲のようには見えないけれど、二人の間には、わたしの知らない繋がりがあるのは確かのようだった。
 それに、キスして抱き合ったらなら、もうそれだけでも十分な繫がりのような気がする。
 そう思っていたら、何故か胸がずんと重くなるのを感じた。

――――キーンコーンカーンコーン。
「午後の部活が始まるね。わたしは部活に戻るけど、二人もそうしたほうが良いんじゃないかな?放送室も今から鍵閉めるから」
 戸田さんにそう言われてわたしと幸太郎は顔を見合わせる。
 けれど、何となく気まずくなってわたしは顔を逸らした。
「……戻ろっか」
「あ、ああ」
「またね、横堀君に本田さん」
 戸田さんの声を背中に、わたしと幸太郎は放送室を後にした。
 放送室の戸を閉め、廊下を少し行き、階段を降りる、ほんの一分と少しくらいの時間なのに、とてつもなく長く感じていた。

 そのわけは単純明快、幸太郎との間に沈黙が横たわっていたからだ。
 何か聞いたほうがいい気もするし、聞かないほうがいい気もする。
 うやむやになってしまった付き合っているかいないかの話を今切り出して、はっきりさせた方がすっきりするのは分かっていたけれど、口が重くて何も言葉が出てこない。
 幸太郎が誰か女の子と付き合っているなんていう想像を、いまだかつてしたことがなかったからかもしれない。
 わたしが恋愛に興味がないように、幸太郎もそうだと勝手に思っていたから。
 とはいっても、黙っていては何も始まらないのもきっと確かだと思い、足を止め、口を開こうとすると、
「さ」
「な」
 見事に声が重なる。やばい、最も気まずいパターンだ。
 思わず顔を見合わせるけれど、やっぱりわたしが気まずさにたえかね、視線を逸らすことになる。
 すると、
「さっきからそれ、何なんだよ」
 幸太郎が不満の声をあげる。
「犬の姿に慣れてたから落ち着かないだけだよ」
 そうはぐらかそうとするけれど、
「俺のヒーローフィギアコレクションかけてもいい。ぜってぇ違う」
 そう幸太郎は強い調子で言う。
「かけに勝っても、いらないけどね……フィギア」
 とりあえず突っ込みを入れたものの、幸太郎の耳には届かない様子で、
「さっきのこと、聞きたいんだろ?」
 よく光る瞳でこちらを見ながらそう言う。
そうされると、ぞわぞわっと背中が焦れて居心地が悪くなる。図星をつかれたからだ。
「だったら何なの。説明してくれるの?」
 強く出られたので、わたしも強く返すと、
「説明してーけど……多分出来ない。戸田のやつ、俺に魔法かけたっぽいから」
 幸太郎は窮屈そうにしながら喉もとをさする。

「魔法?」
「犬になる魔法を解いて、更にかけたみたいだ。ほら……」
 そう言って左腕の内側を見せる。
 幸太郎の手首には、わたしがまほりに描かれたマークの簡素版のようなものが描かれていた。
 マークは淡い青い光として浮かび上がり、まるで脈を打つかのように明滅している。
「何の魔法なの?」
「これで、戸田にとって都合の悪いことを口に出来ないようにされたみてーだな」
 幸太郎は苦笑する。
「じゃあ、戸田さんと付き合ってるの、って聞きなおしてもやっぱり答えられない?」
 わたしが言うと、幸太郎は目を丸くする。
「何怒ってるんだよ?」 
 そんな素っとん狂な返事に、逆にこっちが目を丸くしてしまいそうになる。
「怒ってないよ。質問に答えてないじゃない」
「語気が強い、ミサキって怒ると声の調子に丸々出るだろ。話すスピードも速えーし。俺には分かるのだ」
 何だか知らないけれど満足そうに幸太郎は言う。
「何、のだって……」
 何というか、幼なじみって厄介だ。しかも幸太郎は、時々何だか知らないけれど鋭いから余計に厄介だ。
 けれど、もっと厄介なのは多分、
「怒って見えたなら、そーなんじゃない?」
 肝心なときにこうやって強気にしか出ることの出来ない自分のような気もする。

「何か、投げやりだな……」
「こんなことばかり内緒にされてたなら、やっぱり腹立つもん」
 わたしに恋愛相談なんてされたとしても役に立たないに決まっているけれど、幼なじみなんだから、誰と付き合っているとかそういうことくらい言ってくれてもいいと思う。
 わたしがそう言うと、幸太郎は面食らった顔をする。
「内緒にって何をだよ?」
「だから、その、何ていうのかな……。戸田さんのこと好きだとか付き合ってるとかそういうことを、内緒にってことだよ」
 こんなことを改めて言わされるのは、何だか辱められているかのような気がする。
 わたしの言葉に何故か幸太郎は、ぽかーんとした顔をする。
 何言ってんだよ、ミサキっていう顔だ。

「ミサキ、今のマジで言ってる?」
「マジで言ってるけど……。何、その顔?」
「いや、なんつーか、拍子抜けしたっていうかがっかりしたっていうか……マジで?」
「マジだよ、何なの!もう!」
 互いに互いを要領の得ないやつだ、と思っているような空気が流れる。そして、
「ああっ、マジでか!ここまでとは思わなかった……」
 幸太郎は頭を抱えだす。
「な、何なの一体、持病の発作?」
「持病なんかねぇ!俺はいたって健康体だ。ミサキが変なの!」
「へ、変って!コータローにだけは言われたくないんですけど!それに質問に答えてないじゃない」
 そう言うと、幸太郎は口を開こうとして、眉をひそめる。
「これも言っちゃいけないことなわけか……」
 そしてそう呟いた。これも魔法で言えなくされている、ってことなのかもしれない。
 たとえそうだとしても、わたしには納得がいかなかった。

「キスして魔法を解いて、って戸田さんに頼んだんでしょ?そんなの普通好きじゃない人に頼まないよ」
 それに抱き合ってたし、と心の中で付け加える。
「そこまで分かってて、何でわかんねーんだろーな……。ミサキちゃんは」
 幸太郎が遠い目をする。
「その呼び方気持ち悪い、やめて」
「……機嫌わりぃのな」
 その言葉に、何だかまったく取り合ってもらっていないような気がして、ぱちん、と火花が散り、わたしの中で火がつく。

「もういい。コータローに聞いてもらちがあかないことが分かった。戸田さんに聞いてくる」
 階段の踊り場からきびすを返し、わたしは階段をのぼり始める。
「待てよ、教えてくれるわけねぇじゃん。ていうか……法螺吹くに決まってる」
「そんなのどーしてコータローに分かるわけ?」
「分かるよ、だって……」
 腕をきつく引っぱられ、幸太郎のいる段に引き戻される。そして、
「何な……」


 不平不満を口にしようとした口を――――ふさがれた。
 唇に触れた湿った感触に息をのんだ。
 鼻と鼻がこすれ、熱い息で頬がむらされる。
 かつん、と歯に歯が当たり、角度を変えもう一度口付けられ、急にすうっと頭が冷える。
ナニコレ。
 今って、戸田さんのこと話してたんじゃなかったっけ?
 戸田さんとキスしたその後にわたしにキスして、何がしたいわけ、幸太郎は?
 俺ってこんなことも出来ちゃうんだぜ?とでも言いたいわけ?
 ふつふつと胸の奥でマグマが煮えはじめる。
 何だか知らないけれど不穏な動きをしだした、幸太郎の唇に、マグマにぼこぼこぼこっと大きな泡があがる。
 そして、手があらぬところに伸びてきたそのときに、
「何してんじゃ、ぼけぇぇ!」
 わたしは噴火した。
 文字通り目と鼻の先の幸太郎の顔に頭突きを食らわせる。

「はうぅ!」
 幸太郎は顔をのけ反らせる。
「わたしに喧嘩売るなんて、いい度胸じゃない、コータロー?」
「喧嘩なんか売ってねーだろ!最後ちょっと調子のったけど……」
 片手で顔をさすりながら幸太郎は言う。
 わたしが頭突きしたせいなのか、キスのせいなのか、幸太郎の頬は赤かった。
 わたしは、何となく恥ずかしくなって顔を逸らす。
「このタイミングでキスしてくるなんて、喧嘩吹っかけてる以外の何があるの?空気なんかよまねーぜ、俺の心はフリーダムさ!とでも言いたいわけ?」
「え、伝わってない……?それに何だその痛々しい表現」
「……」
 わたしは幸太郎の顔を見る。
 幸太郎はわたしの視線に気がついて、何かを言いあぐねている感じだ。
 幸太郎との歯車がかみ合っていないのをひしひしと感じる。
 犬だった幸太郎にはそう感じなかったのに、人間に戻ったとたんにこんな風に感じるなんて、おかしいけれど、本当だからしょうがない。

「もう、いいよ。魔法かけられるんだもんね、話せないならしょうがないもん。……部活戻ろ?」
 わたしは手櫛で髪をととのえると、幸太郎にそう声をかけて、そのわきを通り過ぎる。
「ミサキ……」

 幸太郎の面差しが悲しそうに曇っていたのを目の端でとらえたけれど、わたしにはかける言葉がなかった。
 階段を降り、実技棟の玄関で幸太郎とは別れた。

 幸太郎は玄関からグラウンドへと出て行き、わたしは実技棟からつながる渡り廊下から、体育館へと向かった。
 途中、ひりひりと熱い頬をさすった。
 シャンプーの匂いと、腕を引く強い力と、シャツ越しの体温。
 さっきまで血の上った頭では処理しきれなかった色々な要素が、浮かんでは消えた。
 幸太郎ってあんなだっけ。
 明るい目が可愛くて、バカでやんちゃな子どもっぽい奴じゃなかったっけ。
 さっきのじゃまるで――――。
 じりじりと全身の皮膚が焦れる。
 手の甲のマークが緑色に脈打つ。
 ふってわいた火種が煽られ、風向きは変わった……かもしれない。
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