【第二章/皇国・慣らし五夜編】王太子に離縁されました?上等です。最強の皇帝陛下の【魔眼】と共に、世界攻略を致しますので!【R18・完結】

猫まんじゅう

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39. 魔法発動の、発動条件※

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「足りないのか? だが、真面目な話をしたい。リリィ、貴女の能力がなんとなくわかったのだ、」


 真面目な話、と言っているにも関わらず、途端指を深く挿入し、ぐちゅぐちゅと腟内で動かし始めたヴィクトールにリリアーナは快感に顔を歪めた。


「・・・ひぃぁっ!っこんな、ことして、真面目なはなしなど・・っああッ!」

「まあ、話とは言っても貴女がする事はない。
 貴女は存分に感じていれば良い、」


 ヴィクトールは彼女の背後で自分の腕に切り傷を作った。そこから滴る自身の鮮血を見ながら、膣内の指を引き抜くとねっとりとついた彼女の愛液を舐める。

 うっすらとだが確実に塞がれていく傷を見てヴィクトールは彼女の能力を確信した。


『粘液交渉での治癒か。だが、やはり挿入の方が完全回復に治癒スピードも早い』

「──────それに、やはり貴女が感じる、その度合いもその能力を引き伸ばすのだろうか?」


 ヴィクトールは指を三本に増やし、膣内ナカでばらばらと動かす。膣壁を擦りながら、彼女の感度の高い場所をトンッと突けば、甘い吐息が漏れた。


「ッはあぁぁ、」


 それを確認し、指を引き抜いてそれを舐め取る。
 先程よりもずっと速く傷が直ぐに塞がり、仮説の立証にヴィクトールは満悦至極な様子で微笑んだ。


「ヴィクトール、さまっ······? 何をなさって、いるのでっ、、ッへ?!!」


 ヴィクトールのいる背後を振り返り、彼の夜着から顔を覗かせた、巨根に彼女は目を大きく見開く。


『こ、こんなに、大きかったかし、ら?!』

「ああ。リリアーナは本当の大きさを知らなかったのか?、、そうか、」


「ほんとうの、おおきさ、とは、、、?」

「あぁ、貴女の身体に負担が大きいからと思い、大きさを制御していた。だが、そうか。もう大丈夫か?」


 にやりと妖艶に微笑んだ彼を見て、リリアーナは腰を引く。
 その逃げた腰をヴィクトールはがっちりと固定して、肉棒を彼女の柔らかい尻に這わせると彼女の媚肉で挟んだ。


『こ、こんなに大きいのは無理、ムリだわ!!!』


 こんな大きさだったなんて、知らなかったし、殆ど詐欺だ。初夜の時と比べて倍は違うだろうそれにリリアーナは顔を引き攣らせる。


「······ひィっ!それは、、む、無理です、!」


 そして直後ヴィクトールにより秘芽を触れられ今度はその強い快感から逃れるように腰を引いて背を反らせた。


「ん、上手だ。そう反らせれば良いんだ、」


 直ぐに蜜口から蜜が溢れ出し、ヴィクトールの巨根を蜜のベールが包み込む。
 その雁首を蜜壺にさしこんで浅い部分を掻き出してやればリリアーナの身体は悦びに震えた。


「ッ、あぁぁ、っ、だめ、おおき─────「リリアーナ、あまり喘ぐと本当に見られてしまうぞ?」」


 外で行われていた事だと完全に忘れていたリリアーナは口をヴィクトールの腕に当てて声をおし殺す。
 目の前の部屋には王国の来賓がいるし、眼下に広がる庭園にも誰がいるかなど分かったものではない。距離があるとはいえ、絶対に聞こえないわけでもないのだから。


「あぁ、耐えている貴女も唆られるな」


 そう言いながら、剥き出しになった肉芽にまた触れられて、リリアーナは腰を揺らした。


「ひやぁ、、ほんとに、それ、、────んん"!」


 ずぷりとその巨根が膣道を割って入り、その圧迫感にリリアーナは歯を食いしばる。だが、引き続き与えられる敏感な部分への刺激により彼女の蜜壺は容易にヴィクトールの肉塊を最奥へと誘った。


「ほら、ちゃんと咥え込めている。それに、ナカは悦んでいるが。分かるか?」

「······やめてっ、言わないで───ッあぁ!!」


 ぱちゅん、ぱちゅんっとゆっくり腰を打ち付けられて身体の奥底から快感が全身にひろがっていく。
 優しく思いやりのあるその楔を打ち込まれる度に、正常な思考は靄がかかったかのように不鮮明となり、ただただ快楽の中に溶けていくのだ。


「リリアーナ、今度からはしっかり膣内でも達せるようにしよう。貴女が陰核ここが好きなのは分かっているが。──────────」

 ヴィクトールは既に勃起した真っ赤な秘芽を摘んだ。そして、指で挟むと上下に扱く。

「─────────とりあえず達していいぞ、」


「ッひやぁぁああぁッ!!、、んんんッ!」


 びくんびくんと跳ねる身体と、精を搾り取るように波打って絡みついてくるその膣内を堪能しながら、ヴィクトールは腰を激しく打ち付けると、抗うことなくその最奥部に精を吐き出した。


「······あぁ、ヴィクトールさまの。あったかい、、」


 倒れ込むように力の抜けた彼女を支えると彼女を抱えて室内に戻り窓を閉める。


「リリアーナ、いまの一言は余計だ。それは男を煽っていることにしかならないぞ?」

「っ······へ?っ、ヴィクトールさま······?!」

「貴女の所為だ、責任は取ってくれ?」


 寝台に横たえたリリアーナの膣内から溢れ出した白濁を見て、ヴィクトールは既に回復した肉棒を充てがうとその白濁を掬いとるようにしてから膣内に再び埋めていく。


 彼女の完全回復の治癒のお陰で、疲れを知らない身体となったヴィクトールは閨でも無敵となった。


 ただ、逆にリリアーナは随時魔力を生み出し続けているので疲労はたまっているだろう。
 まあ、単純に彼女に能力のことを伝えて、魔力制御を勉強させればいいだけの話なのだが。


 それはまた機会を見てで良いか。とヴィクトールは軽く考えて、再び快楽の闇に身を埋めるべく腰を動かした。

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