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第1部
1-6. ライアンとの仲
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はぁぁぁぁあ。
恥っず……。もうっ、、無理。
嫌なんで?!俺恥ずくね!家族みんなに慰められたし、それに泣いちゃったし。俺、前世との年齢合わせたら25歳以上だよ!もうっ、大の大人が泣いたよ。いやまぁ、俺はまだ10歳いかない子供だしな。
というか俺めっちゃ寝るよね!!ほんとそういう体質なのか?いやどんな体質だよ…はは。
そんな時ドアの向こうから声が聞こえた。
コンコンッ、
「セレステ様、急ですが王太子殿下が下の2時にいらっしゃるようです」
と言いながらドアを開けた。
「えっ?!急すぎでしょ!てゆーか2時?!今何時?」
「今は上の11時です」
じゅっ、11時……。まっ、まだ間に合うか?あっ、待てよ。俺昨日めっちゃ泣いたから目腫れてるんじゃ……。
「アイリス、鏡っ、鏡を持ってきてっ!」
「承知しました」
鏡を受け取り目を見ると案の定、目が腫れていた。
「うわぁぁぁ、やっぱり腫れてる。ラーインが来る前に治る気がしないよ。はぁ、もう気にするのやめよう、忘れよう、」
その後、身支度を済まし食事をしていたらあっという間にライアンが来た。
セレステは急いでライアンを出迎えに行った。
「いらっしゃい、ラーイン」
できるだけ友達らしく振る舞うセレステ。
「あぁ、久しぶりセレン。急ですまないね」
「ホントだよ!も~う、ビックリしたんだからね」
「謝ってるだろ、許してくれよ」
「大丈夫、大丈夫、怒ってないから」
周囲の人は俺とラーインの仲を見て驚いていたが気にしたら終わりだと思い気にしないよう心がけた。
「友人なのだから2人で話せないかな?あ、そうだ!セレンの部屋に行ってみたいな」
そんなことを言われてセレステは急ぎライアンを自分の部屋に招いた。
「おぉー、片付いているね。セレンらしいっ!」
と微笑まれ俺は少し照れてしまった。
「ラーインは、なんで今日ここに来たの?」
「セレン……、僕は理由がなければ君の家に来ては行けないのかい?」
ライアンがシュンッ、としてしまったので焦って否定した。
「そっ、そんなことないよ!ラーイン、ごめんっ、ごめんね…」
「あははっ、大丈夫だよ。冗談冗談、セレンほんとに可愛い」
「かっ、かわ?へ?どっ、どうゆう?」
あっもしかして友達なら普通なのかな?俺、友達いたことないぼっちだからね。うん絶対そうだ。
「どうしたのセレン?」
そう言ってセレステの顔を覗き込んだ。
急なことで驚きともに何故か分からないが、顔を赤らめた。
「う、ううん、大丈夫」
「そっか、というか気になっていたんだけどセレン、目腫れてるよ。泣いたの?」
「えっ、」
げぇぇえ、バレたァ。
結構治ったからバレないと思ったのに。
「えっとこれは、儀式の時色々ありまして…」
「色々、とは?具体的に?」
セレステはここで言わないと捨てられるかもと不安が積もった。
だが、もし言ったとしても捨てられてしまうかもという不安もある。
またこうも『捨てられてしまう』ということに不安を積もらせているのは前世のことが原因である。
恥っず……。もうっ、、無理。
嫌なんで?!俺恥ずくね!家族みんなに慰められたし、それに泣いちゃったし。俺、前世との年齢合わせたら25歳以上だよ!もうっ、大の大人が泣いたよ。いやまぁ、俺はまだ10歳いかない子供だしな。
というか俺めっちゃ寝るよね!!ほんとそういう体質なのか?いやどんな体質だよ…はは。
そんな時ドアの向こうから声が聞こえた。
コンコンッ、
「セレステ様、急ですが王太子殿下が下の2時にいらっしゃるようです」
と言いながらドアを開けた。
「えっ?!急すぎでしょ!てゆーか2時?!今何時?」
「今は上の11時です」
じゅっ、11時……。まっ、まだ間に合うか?あっ、待てよ。俺昨日めっちゃ泣いたから目腫れてるんじゃ……。
「アイリス、鏡っ、鏡を持ってきてっ!」
「承知しました」
鏡を受け取り目を見ると案の定、目が腫れていた。
「うわぁぁぁ、やっぱり腫れてる。ラーインが来る前に治る気がしないよ。はぁ、もう気にするのやめよう、忘れよう、」
その後、身支度を済まし食事をしていたらあっという間にライアンが来た。
セレステは急いでライアンを出迎えに行った。
「いらっしゃい、ラーイン」
できるだけ友達らしく振る舞うセレステ。
「あぁ、久しぶりセレン。急ですまないね」
「ホントだよ!も~う、ビックリしたんだからね」
「謝ってるだろ、許してくれよ」
「大丈夫、大丈夫、怒ってないから」
周囲の人は俺とラーインの仲を見て驚いていたが気にしたら終わりだと思い気にしないよう心がけた。
「友人なのだから2人で話せないかな?あ、そうだ!セレンの部屋に行ってみたいな」
そんなことを言われてセレステは急ぎライアンを自分の部屋に招いた。
「おぉー、片付いているね。セレンらしいっ!」
と微笑まれ俺は少し照れてしまった。
「ラーインは、なんで今日ここに来たの?」
「セレン……、僕は理由がなければ君の家に来ては行けないのかい?」
ライアンがシュンッ、としてしまったので焦って否定した。
「そっ、そんなことないよ!ラーイン、ごめんっ、ごめんね…」
「あははっ、大丈夫だよ。冗談冗談、セレンほんとに可愛い」
「かっ、かわ?へ?どっ、どうゆう?」
あっもしかして友達なら普通なのかな?俺、友達いたことないぼっちだからね。うん絶対そうだ。
「どうしたのセレン?」
そう言ってセレステの顔を覗き込んだ。
急なことで驚きともに何故か分からないが、顔を赤らめた。
「う、ううん、大丈夫」
「そっか、というか気になっていたんだけどセレン、目腫れてるよ。泣いたの?」
「えっ、」
げぇぇえ、バレたァ。
結構治ったからバレないと思ったのに。
「えっとこれは、儀式の時色々ありまして…」
「色々、とは?具体的に?」
セレステはここで言わないと捨てられるかもと不安が積もった。
だが、もし言ったとしても捨てられてしまうかもという不安もある。
またこうも『捨てられてしまう』ということに不安を積もらせているのは前世のことが原因である。
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