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第1部
1-3. 精霊王召喚
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うーん、どこ行こっかなぁ。別に予定とかないし、アリーは友達のお茶会に呼ばれてるからいないしお母様もお父様と一緒にいるからなぁ。
「あっ、そうだ!今日は書庫にいこーっと!」
前に書庫に行こうと思ってたけど、結局行ってないんだよね。
「確か書庫はこの部屋だったはず、」
そう思い出しながら扉を押し開けた。
「うわぁ、ほこりが、、みんなここに来ないのかな」
中にはたくさんの本たちが並んでいたが、いかにも使ってないという感じでほこりだらけだった。
「本の数えげつないなぁ」
そう言いながら僕は魔法の本を探し始めた。
「おっ、あったあった」
手に取った本には「貴族院に入る前に読もう!魔法と精霊について」と書かれていた。
ためしに数ページめくってみると魔法の原理などが書いてあり、これ絶対子供向けじゃないだろ、、。と思いつつ熟読していた。
ん?精霊召喚のやり方?へぇー!面白そうじゃん。やってみよー。
えっとまず、簡単な魔法陣を書いて、呪文を唱えると、、。
セレステはとりあえず本を見よう見まねで魔法陣を書いてその後、
「__神に創られし精霊たちよ、水、火、土、風、光、闇、生命に司る精霊たちよ。今我の前に姿をあらわしてくれること願おう。__」
と厨二病のような呪文を言い切った。
次の瞬間、セレステの前に七色の光が輝き、目の前には7人の個性溢れる人型精霊がいた。
「ええぇぇえ??!だれぇぇ?!」
困惑してしまったセレステを急いで、落ち着かせた。7人がかりで。
ようやく落ち着いたセレステは、質問をはじめた。
「えっと?あなたたちは誰なんですか?」
そうすると喜んだ顔をして1人が答えた。
「おっ、?やっと聞いてくれるのね!私はアリファーンよ!今あなたに召喚されて出てきた火の精霊王でーす!」
「えっ?精霊王?!」
精霊王って精霊の上位につく人だよね。てゆーか火の精霊王ってイメージがもっと、こう、気が強い女性かと思ってたのにめっちゃ明るい人じゃん。いや精霊か。
「そうそう!私たちみんな精霊王よ!あなたほんとにすごいわね。まさか全員呼んじゃうなんて」
「えっ?全員?てゆーことはつまり、他6人も精霊王ってこと、ん?つまり今ここに全員精霊王いない?」
「うんそうだよー!今から自己紹介させるからねー!」
見た目と喋り方があっていない。なんというか幼い感じ。
「え、無理矢理しなくても、っ」
「いーの!いーの!私たち久しぶりに人間界に来たんだから嬉しいしー。さっ、みんな挨拶しなさぁい!」
「はぁ、自己紹介か、仕方ないな。私はワーテゥル、水の精霊王だ。よろしくな。」
「私はアネモスよ。風の精霊王をやっているわ!」
「俺はアールデゥだ。土の精霊王だな」
「私はルミエール。光の精霊王だ」
「僕は闇の精霊王、オスクリタです」
「えっとね。私はヴィアツァ、生命の精霊王」
「よーし!みんな自己紹介したね!じゃぁ次は君のことを教えてくれるかな」
「あっ、そうですね。俺はビオレータ公爵家の長男、セレステです!7歳です!よろしくお願いします」
そう簡素な自己紹介をすると精霊王たち7人はとても驚いた顔をしていた。
その後代表して前に出てきたように、ルミエールが聞いてきた。
「じゃぁおまえはは、7歳で私たちを呼んだのか?!おまえまりょk」
「おまえじゃありません!セレステです!」
「あっ、あぁ、分かった。セレステお前の魔力量はどれくらいだ?」
「えっとね、実は僕まだ、儀式を受けてなくて、その見よう見まねで召喚しちゃったんだよね」
と正直に話した。嘘ついてもしょうがないし。
そう発言したあと精霊王たちはこそこそと話し合っていた。「面白い」や「契約」とか言ってたけどあんまり分からない。
暇だから本でも読もうかなと思った時、精霊王たちは全員一斉に、
「「「「「「「セレステ、我々と契約しよう!」」」」」」」
と言われた。
「えぇぇえー?!契約??俺なんかでいいの?いいなら是非したいけど、、」
「俺なんかじゃないよ、私たちは君が気に入ったんだ。さぁ手を出して契約をしよう。本当は長ったらしい呪文を唱えるのが普通なんだがめんどくさいからな」
アリファーンがそう言ってくれたので僕は困惑しながら差し出された手を出した。そうするとなんと、手の甲に口付けをされてしまった。
「おぉー!」
でも驚いたのはそれだけでなくほのかに口付けされたところが光ったのだ。
それを、精霊王が順番にやってくれた。最初はドキッとしたけど何回もやられるので慣れてしまった。全員の契約が終わったあとセレステの手の甲には7色の印が輝いていたがすっと消えってしまった。
「えっ?ちょっとちょっと、消えっちゃったけど大丈夫なの?」
と焦っていたけどこれが普通らしい。魔法を使う時印が輝くらしい。それも使う魔法によって色が違うとか……。
すごいな俺。もうチート出来ちゃったんじゃない?やったぁ。と喜んでいるのもつかの間、
「ねぇ、そろそろ出てきた方がいいんじゃない。みんな気づいてるよ」
とヴィアツァが声を上げて驚いた。なんとヴィアツァが目を向けているところにはライアンがいたのだから。
「王太子殿下っっ!!」
「いやすまない。私はのぞきみするつもりはなかったですけど、どうにも出ていくタイミングを逃してしまってね。もう一度謝罪をしよう。セレステ様、そして精霊王様方」
そう言って、ライアンは深く頭を下げた。
「えっ、ちょっとちょっと。殿下が頭を下げる必要はありません。ただ、見ていたんですようね」
俺は慌てて声をかけた。
「あっ、そうだ!今日は書庫にいこーっと!」
前に書庫に行こうと思ってたけど、結局行ってないんだよね。
「確か書庫はこの部屋だったはず、」
そう思い出しながら扉を押し開けた。
「うわぁ、ほこりが、、みんなここに来ないのかな」
中にはたくさんの本たちが並んでいたが、いかにも使ってないという感じでほこりだらけだった。
「本の数えげつないなぁ」
そう言いながら僕は魔法の本を探し始めた。
「おっ、あったあった」
手に取った本には「貴族院に入る前に読もう!魔法と精霊について」と書かれていた。
ためしに数ページめくってみると魔法の原理などが書いてあり、これ絶対子供向けじゃないだろ、、。と思いつつ熟読していた。
ん?精霊召喚のやり方?へぇー!面白そうじゃん。やってみよー。
えっとまず、簡単な魔法陣を書いて、呪文を唱えると、、。
セレステはとりあえず本を見よう見まねで魔法陣を書いてその後、
「__神に創られし精霊たちよ、水、火、土、風、光、闇、生命に司る精霊たちよ。今我の前に姿をあらわしてくれること願おう。__」
と厨二病のような呪文を言い切った。
次の瞬間、セレステの前に七色の光が輝き、目の前には7人の個性溢れる人型精霊がいた。
「ええぇぇえ??!だれぇぇ?!」
困惑してしまったセレステを急いで、落ち着かせた。7人がかりで。
ようやく落ち着いたセレステは、質問をはじめた。
「えっと?あなたたちは誰なんですか?」
そうすると喜んだ顔をして1人が答えた。
「おっ、?やっと聞いてくれるのね!私はアリファーンよ!今あなたに召喚されて出てきた火の精霊王でーす!」
「えっ?精霊王?!」
精霊王って精霊の上位につく人だよね。てゆーか火の精霊王ってイメージがもっと、こう、気が強い女性かと思ってたのにめっちゃ明るい人じゃん。いや精霊か。
「そうそう!私たちみんな精霊王よ!あなたほんとにすごいわね。まさか全員呼んじゃうなんて」
「えっ?全員?てゆーことはつまり、他6人も精霊王ってこと、ん?つまり今ここに全員精霊王いない?」
「うんそうだよー!今から自己紹介させるからねー!」
見た目と喋り方があっていない。なんというか幼い感じ。
「え、無理矢理しなくても、っ」
「いーの!いーの!私たち久しぶりに人間界に来たんだから嬉しいしー。さっ、みんな挨拶しなさぁい!」
「はぁ、自己紹介か、仕方ないな。私はワーテゥル、水の精霊王だ。よろしくな。」
「私はアネモスよ。風の精霊王をやっているわ!」
「俺はアールデゥだ。土の精霊王だな」
「私はルミエール。光の精霊王だ」
「僕は闇の精霊王、オスクリタです」
「えっとね。私はヴィアツァ、生命の精霊王」
「よーし!みんな自己紹介したね!じゃぁ次は君のことを教えてくれるかな」
「あっ、そうですね。俺はビオレータ公爵家の長男、セレステです!7歳です!よろしくお願いします」
そう簡素な自己紹介をすると精霊王たち7人はとても驚いた顔をしていた。
その後代表して前に出てきたように、ルミエールが聞いてきた。
「じゃぁおまえはは、7歳で私たちを呼んだのか?!おまえまりょk」
「おまえじゃありません!セレステです!」
「あっ、あぁ、分かった。セレステお前の魔力量はどれくらいだ?」
「えっとね、実は僕まだ、儀式を受けてなくて、その見よう見まねで召喚しちゃったんだよね」
と正直に話した。嘘ついてもしょうがないし。
そう発言したあと精霊王たちはこそこそと話し合っていた。「面白い」や「契約」とか言ってたけどあんまり分からない。
暇だから本でも読もうかなと思った時、精霊王たちは全員一斉に、
「「「「「「「セレステ、我々と契約しよう!」」」」」」」
と言われた。
「えぇぇえー?!契約??俺なんかでいいの?いいなら是非したいけど、、」
「俺なんかじゃないよ、私たちは君が気に入ったんだ。さぁ手を出して契約をしよう。本当は長ったらしい呪文を唱えるのが普通なんだがめんどくさいからな」
アリファーンがそう言ってくれたので僕は困惑しながら差し出された手を出した。そうするとなんと、手の甲に口付けをされてしまった。
「おぉー!」
でも驚いたのはそれだけでなくほのかに口付けされたところが光ったのだ。
それを、精霊王が順番にやってくれた。最初はドキッとしたけど何回もやられるので慣れてしまった。全員の契約が終わったあとセレステの手の甲には7色の印が輝いていたがすっと消えってしまった。
「えっ?ちょっとちょっと、消えっちゃったけど大丈夫なの?」
と焦っていたけどこれが普通らしい。魔法を使う時印が輝くらしい。それも使う魔法によって色が違うとか……。
すごいな俺。もうチート出来ちゃったんじゃない?やったぁ。と喜んでいるのもつかの間、
「ねぇ、そろそろ出てきた方がいいんじゃない。みんな気づいてるよ」
とヴィアツァが声を上げて驚いた。なんとヴィアツァが目を向けているところにはライアンがいたのだから。
「王太子殿下っっ!!」
「いやすまない。私はのぞきみするつもりはなかったですけど、どうにも出ていくタイミングを逃してしまってね。もう一度謝罪をしよう。セレステ様、そして精霊王様方」
そう言って、ライアンは深く頭を下げた。
「えっ、ちょっとちょっと。殿下が頭を下げる必要はありません。ただ、見ていたんですようね」
俺は慌てて声をかけた。
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