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第十二章 ミツクニ
百五十三話 振付作品
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そこでジョセフたちの目の前に出てきたのは先ほど、エフィ、ユウ、ロス、リアの四人が出会ったマーキュリーとマーズだった。
「もう自己紹介入らないね!」
「今度は君たちの名前を教えてほしいな」
「誰が教えるもんか!ベーだ!」
「じゃまするなら切り捨てるぞ」
ジョセフが威嚇するようにセリフを吐く。
「元チートのジョセフ、業や魔学等第六感を使った戦闘を得意とするユウ、第六階級の魔法使いロス、元戦闘員のヤスケ、竜人族のリア、炎の妖精族のタイカ、大剣使いのエフィ」
上裸の男が現れてそう発言する。その男の特徴としては頭は銀の長髪に4本の角が生えており、体は小麦色の肉体に白のボディペイントが施され、下半身にはドーティを穿いていた。
「どうして私たちの名前を…」
「まぁ、俺たちニュースに載ってるわけだから名前は知られてても当然だよな」
「そういえば私たちって有名人だよね」
「ハハハッそっかー…君たちもうちょっと危機感持ったほうがいいんじゃない?」
「これじゃー死んでも文句言えないねっ!」
マーズがそう言いながら波動を放って攻撃する。しかし、流石に戦いに慣れたジョセフたちは軽々と避ける。
「何やってんだい、マーズ?挑発は口だけにしときな」
「うっさいわね」
「お前らも喧嘩はそのへんにしとけ、あとはお前たちに任せる。俺は洞窟の中にいるあいつを始末してくる」
「了解」
「任せて」
「私たちクリエイターズの」「初仕事だ」
「お子様たちの相手はマーズに任せるよ、私は紳士淑女の相手をする」
「お子様ゆうな!」
と言いつつもマーズはロス、リア、タイカの三人と対峙する。
「待って!私もお子様扱い⁉︎」
タイカはこの現状に不満をぶつけるもののすでに戦闘する状況に映っていたためどうすることもできなかった。
その一方でマーキュリーはジョセフ、ヤスケ、エフィ、ユウの相手をすることになった。
「俺たち四人をお前一人で相手するとはいい度胸だ」
「私らにケンカ売ったこと後悔させてやる」
「行きます!」「行くぞ!」
エフィとヤスケは二人同時に仕掛けに行った。すると現場に緩やかな音楽が流れ、マーキュリーはその曲に沿って攻撃を受け流したり避けたりと二人の攻撃を者ともしなかった。さらに、マーキュリーは連携した二人の隙をつく。
ヤスケもしくはエフィ一人でも隙がないほど強いのに、彼は数少ないかつ、ほんの一瞬の隙に銃で二人の脇腹を撃つ。このたった一度の攻撃でヤスケとエフィは二人とも倒れた。
その出来事は戦闘が始まってすぐに起こったた。ジョセフは二人の修行の足りなさが招いた結果だと思い込み、ユウと一緒に攻撃を仕掛けに行く。しかし、結果は似たようなものだった。ジョセフとユウが戦闘を始めると先ほどまで流れていた曲は激しくなり、マーキュリーの体の動き、攻撃も激しくなった。ジョセフとユウの二人はその事に異変を感じ回避行動に出るが、もう遅かった。ユウは銃弾をまともに喰らい両膝をついて倒れる。ジョセフはかする程度だったが、あまりの激しい痛みに脇腹を抑える。
「お前ら、業で身を守る能力はどうした?何度も訓練しただろう」
「無駄ですよ、この銃は特別あつらえで、当たったら鎧の上だろうと激しい痛みを伴う特別な銃なんです」
「なんだ、それだけか」
「なら、避ければいいだけの話じゃないか」
エフィのセリフに対してマーキュリーは勝ち誇った顔で返答する。
「ですが、避けられなかった…いや、避けようとしなかった、そうでしょう?」
「まだわからないようなら教えてあげましょう、私の個人能力」
「私の能力は、流れる曲または歌詞に合わせて自由に行動できる能力です。ただ一人だけが踊れるダンスとは違い、周囲の人を巻き込み他人の行動すらも思いのままにできる、それが私の能力。名前は…振付作品」
「もう自己紹介入らないね!」
「今度は君たちの名前を教えてほしいな」
「誰が教えるもんか!ベーだ!」
「じゃまするなら切り捨てるぞ」
ジョセフが威嚇するようにセリフを吐く。
「元チートのジョセフ、業や魔学等第六感を使った戦闘を得意とするユウ、第六階級の魔法使いロス、元戦闘員のヤスケ、竜人族のリア、炎の妖精族のタイカ、大剣使いのエフィ」
上裸の男が現れてそう発言する。その男の特徴としては頭は銀の長髪に4本の角が生えており、体は小麦色の肉体に白のボディペイントが施され、下半身にはドーティを穿いていた。
「どうして私たちの名前を…」
「まぁ、俺たちニュースに載ってるわけだから名前は知られてても当然だよな」
「そういえば私たちって有名人だよね」
「ハハハッそっかー…君たちもうちょっと危機感持ったほうがいいんじゃない?」
「これじゃー死んでも文句言えないねっ!」
マーズがそう言いながら波動を放って攻撃する。しかし、流石に戦いに慣れたジョセフたちは軽々と避ける。
「何やってんだい、マーズ?挑発は口だけにしときな」
「うっさいわね」
「お前らも喧嘩はそのへんにしとけ、あとはお前たちに任せる。俺は洞窟の中にいるあいつを始末してくる」
「了解」
「任せて」
「私たちクリエイターズの」「初仕事だ」
「お子様たちの相手はマーズに任せるよ、私は紳士淑女の相手をする」
「お子様ゆうな!」
と言いつつもマーズはロス、リア、タイカの三人と対峙する。
「待って!私もお子様扱い⁉︎」
タイカはこの現状に不満をぶつけるもののすでに戦闘する状況に映っていたためどうすることもできなかった。
その一方でマーキュリーはジョセフ、ヤスケ、エフィ、ユウの相手をすることになった。
「俺たち四人をお前一人で相手するとはいい度胸だ」
「私らにケンカ売ったこと後悔させてやる」
「行きます!」「行くぞ!」
エフィとヤスケは二人同時に仕掛けに行った。すると現場に緩やかな音楽が流れ、マーキュリーはその曲に沿って攻撃を受け流したり避けたりと二人の攻撃を者ともしなかった。さらに、マーキュリーは連携した二人の隙をつく。
ヤスケもしくはエフィ一人でも隙がないほど強いのに、彼は数少ないかつ、ほんの一瞬の隙に銃で二人の脇腹を撃つ。このたった一度の攻撃でヤスケとエフィは二人とも倒れた。
その出来事は戦闘が始まってすぐに起こったた。ジョセフは二人の修行の足りなさが招いた結果だと思い込み、ユウと一緒に攻撃を仕掛けに行く。しかし、結果は似たようなものだった。ジョセフとユウが戦闘を始めると先ほどまで流れていた曲は激しくなり、マーキュリーの体の動き、攻撃も激しくなった。ジョセフとユウの二人はその事に異変を感じ回避行動に出るが、もう遅かった。ユウは銃弾をまともに喰らい両膝をついて倒れる。ジョセフはかする程度だったが、あまりの激しい痛みに脇腹を抑える。
「お前ら、業で身を守る能力はどうした?何度も訓練しただろう」
「無駄ですよ、この銃は特別あつらえで、当たったら鎧の上だろうと激しい痛みを伴う特別な銃なんです」
「なんだ、それだけか」
「なら、避ければいいだけの話じゃないか」
エフィのセリフに対してマーキュリーは勝ち誇った顔で返答する。
「ですが、避けられなかった…いや、避けようとしなかった、そうでしょう?」
「まだわからないようなら教えてあげましょう、私の個人能力」
「私の能力は、流れる曲または歌詞に合わせて自由に行動できる能力です。ただ一人だけが踊れるダンスとは違い、周囲の人を巻き込み他人の行動すらも思いのままにできる、それが私の能力。名前は…振付作品」
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