【完結】君と恋を

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君と恋を~誠也とカイの話~

誠也×カイ 小話※

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「はっ、ん、ぁ…… 」

 小さく、しかし快楽を押し殺し切れないと溢す海の甘い声が、耳に響く。
 全身を桜色に染め、己の下で従順にされるがまま肢体をベッドに投げている海からは、普段の凛々しさなど微塵も感じられず、ただただ扇情的でしかない。
 いつも力強く意志を宿す美しい瞳は今や涙の膜を張り潤んでいて、きらりきらりと光るその美しい瞳にそっと顔を近付け、誠也は目尻に唇を落とした。

「んっ」

 微かな刺激でさえ敏感になっている体は快楽と捉えるのか、鼻から抜けた声を出し、するりと腕を首に巻き付けてくる海。
 そのまますりすりと鼻先で首筋を擦られ、長い睫毛がチクチクと皮膚を刺してくる柔い感触に小さく誠也が笑みを漏らせば、海も幸せそうな顔をしては、

「も、いい、から……」

 なんて可愛らしくおねだりをした。



 覆い被さる自分を見つめ恥ずかしそうに、けれど、もう待てない。と言いたげに海が開かせていた足を腰に回しては、ホールドしてくる。
 その淫らさに、……こんな技まで覚えちゃって。なんて思うが、そうなるように海の体を快楽に浸し作り替えたのも、そうしてね。と何度も何度も教え込んだのも自分であると分かっている誠也は、ことさら甘く笑っては、囁いた。

「ん。今からうみさんのこと抱くからね。ちゃんと覚えててね」

 そう言った途端、顔を真っ赤に染め弱々しく睫毛の先を震わせた海が、それでも健気にコクン。と頷いた。




 体を繋げるようになって、早一年。
 初めのうちは痛さを必死に我慢してくれていたり、そして何故か自信がなく変に悩んでいた海だったが、その問題もしっかり解決し、今ではすっかり抱かれる事を心から悦んでくれていると、誠也は勝手ながら思っている。

 抱く。より、抱かれる。の方が圧倒的にハードルが高いわけで、そのハードルを飛び越えこうして受け入れてくれる男らしさに惚れ直しつつ、ホスト時代とびきり格好良かった海が自分の手にいちいち反応し可愛く乱れよがり狂うさまはなんとも言えぬ高揚感があり、誠也は今日もせっせと海の体を自分色に染めようと、精進していた。

 だからこそ、二人してベッドに潜り込み前戯も入念に行い、避妊具も着け、いざ。という時、決まって誠也が言う台詞が先ほどのあれなのである。

 誰にこれから何をされるのか。
 自分がこれからどんな風に抱かれるのか。
 それをしっかり覚えていてね。

 なんてもはや生まれたての雛に刷り込むような呪文めいた言葉を告げるたび、生娘のように震えつつそれでも誠也から与えられる事全てが嬉しいのだ。と言いたげに海が頬を染め頷く姿を見るこの瞬間が、堪らなく好きで。
 誠也は海の頬をすりっと指で撫ぜ、慈しむようちゅっちゅっと鼻筋にキスをしては、ゆっくりと腰を押し付けた。


 先ほど十二分に解し慣らした海の蕾は潤滑油で濡れそぼり、誠也の先端が縁を突けば、くぱっと可愛らしく収縮を繰り返してはちゅうちゅうと吸い付いてくる。
 それでもやはりどれだけ体を繋げようと拭えない圧迫感に、

「んっ、んぅっ……」

 と少しだけ苦しそうな声をあげた海がギュッと腕に力を込めては抱きついてくるので、そのベッドから少しだけ浮き上がった背に腕を回し後ろ髪を撫で、誠也が口を開いた。

「ゆっくり息吐いて、うみさん……」

 優しく囁けば、言われたとおりに深呼吸し始めた海に、うん。そう。いい子。と誠也は年上であるというのにまるで赤子をあやすような口ぶりで海の真っ赤に染まっている耳に、ちゅっとキスをする。
 しかしそれが嬉しいのか、ふっと力を抜いては頬を綻ばせる海の、その弛くなるタイミングを見計らい、誠也はズズッと腰を押し付けた。

「あぁっ」

 海の口からは悲鳴にも似た声が上がり、喉仏を晒す海。
 暗がりでもはっきりと分かるほど美しいその骨にちゅっと唇を寄せては、

「あと、少しだから、」

 頑張って。と労るよう、誠也が優しくその体を抱き締める。

 声を出すのも辛いのかコクコクと頭を縦に振り、すりっと顔を誠也の首筋に埋めてくる海の、苦しさから救ってくれ。と言わんばかりの仕草。
 だが、そうさせているのは自分だと分かっているのだろうか。と誠也はふっと微笑みながらそれでもぐぐっと腰を押し付け、根元まで飲み込ませていった。


「ひぅ、は、ぁぁ……」

 あがる声は艶かしく、じわりと浮く汗が間接照明の淡い橙に照らされ、キラリと光っている。
 その扇情的な姿に、ああ、綺麗だな。うみさんはほんとうに、綺麗だ。なんて愛しさに茹だる脳のまま、

「うみさん、可愛い……」

 と呟き、はぁはぁと荒く息を吐く海の体のラインを眺めながら薄い肩のくぼみにキスをする。
 そうすれば柔い刺激にビクンッと背を震わせ、

「ふぁっ、ん、……ばか、」

 なんて海が小さく笑ったのが分かり、誠也は抱きついてくるのも好きだけど顔も見せてよ。と、海の背から腕を離しベッドへ沈ませては、少しだけ上体を起こした。


 白い枕とシーツに埋もれたまま腕を伸ばし誠也の襟足を撫でてくる海が、

「……せいや、」

 と舌足らずに囁き、少しだけ唇を開ける。

 未だ下半身はぴったりと繋がったまま。

 それでも馴染ませるよう動くことなく誠也がお望み通りに。と顔を傾け近付けば、その少しの振動で、あっ。と声をあげた海の赤く熟れた舌がひらりと蠢いたのが見えて、誠也は熱に溺れるよう、唇を重ね合わせた。


 ぬるり。と絡まる舌が互いの咥内を行き来し、くちゅり。と響く水音が部屋の中に満ちていく。
 漏れる吐息は甘く、誠也の後ろ髪をくしゃりと撫でた海がぐいっと引っ張っては、もっと。とねだってくるので、誠也は息すら奪うように口付けながら、汗で額に張り付く海の髪の毛を梳いた。


「んっ、ふぁ、ん、せ、やぁ、」

 そう喘ぎながら抱きついては甘え、弛く腰を動かす海。
 もう完全に芯から蕩けきっていると分かるその仕草に、……ほんっと可愛い。と呟き、誠也がゆっくりと腰を打ち付けてゆく。

 ゆっくりと抜き、それからまたぐぷぷっと深く抉るよう貫けば、びくびくと震える海の体。

 ぞわぞわと背筋を走る快感に、堪らず好き勝手腰を振りたくなるのをなんとか抑え、知り尽くした海の前立腺を狙うよう浅い場所を優しく優しく張り詰めた怒張で擦りあげる誠也に、んぁっ! と甲高い声をあげて海がくっついていた唇を離す。
 互いの唇を銀色の糸が繋ぎ、唇の端をぬらぬらと濡らしながら感じ入ったよう目を瞑り、もう掴んでられねぇ。と首に回していた腕を落としベッドへと沈む海を、

「ここ、好きだよね。気持ち良い?」

 なんて顔の横に手をついて覗き込む誠也。
 その穏やかな笑顔を、生理的な涙をぽろりと溢し薄く瞳を開けて見た海は、こくこくと頷き、素直に返事をした。

「ふ、っ、ん、きも、ち、い……」

 気持ち良いなら気持ち良いって言わないとだめだようみさん。
 なんて優しくひたすら教え続けた結果は、なんとも甘美で。
 誠也はよしよしと頭を撫でながら、もっと気持ち良くなろうね。と言わんばかりにそこばかりを狙い、海はそのたびにぐずぐずと脳まで犯されるような強烈な快楽に、あられもない声をあげ続けた。


 グチュッ。と潤滑油が卑猥な音を響かせ、腰を打ち付けるたびに肌と肌がぶつかる音がする。
 その濃密な部屋のなか、あえかに息を乱しか細い声で鳴く海は、ただただ飽和してゆく快楽に背をしならせ、何度も誠也の名を呼んだ。

「あっ、う、ああっ、せい、せいやっ、せいや、ひぅ、」

 蕩けるような声色で誠也の名を呼び、ねだるよう精一杯腕を伸ばしては、……ぎゅってして。というポーズをする海。
 その犯罪級に可愛くて悩殺ものの仕草に、ブチりと血管が切れる音を聞き、その衝動のままに背がたわむほどきつく抱き締めながらどんどんと律動を速めた誠也は、柔らかく締め付けてくる肉壁の奧の奥にズドンッと深く腰を打ち付けた。


「あっ?! ひっ、」

 突然の深さに美しい瞳を見開かせ、息すらも出来ぬ圧迫感に喉を引きつらせた海だったが、それでももうすっかり誠也の形も温度も何もかもを教え込まされ咥えこまされた中は、悦ぶようにきゅうきゅうと収縮し、気持ち良い。と締め付けるばかりで。
 自分自身知らない場所を誠也に抉じ開けられているその激しすぎる快楽の波に無意識にいやいやと首を振ったが、

「っ、うみさん、気持ち良い? ……ね、ここ、好きだよね?」

 なんて肯定する事しか出来ぬような口ぶりで誠也が問いかけてくるので、

「はっ、あっ、うん、気持ち、い、あっ、」

 とふるふる肢体を震わせ、海があえかに呟く。
 その蕩けきった表情を見て、誠也はとびきりの笑みを浮かべた。


「分かる? いまうみさんの中に俺がいるの」
「っ、は、ん、わか、る……っ、」
「うみさんは、どうされるのが好き?」
「んんっ、はっ、わかん、ね……」
「だめ、ちゃんと教えて」
「……っ、あ……なんで、」

 そう言っては急に腰を止め、じっと見つめてくる誠也。
 それに、高められた体をもっともっと突き上げて欲しい。と言わんばかりに海が不満げな声を溢せば、

「うみさんが教えてくんないと俺どうしたらうみさんの事気持ち良くしてあげられるのか分かんないから……」

 なんて言っては、誠也が海の赤く熟れた唇をするりと長い指で撫でてくる。
 何度も唇を重ね、ふやけ赤くなり艶々と潤うその唇を撫でながら、言って。と言外に示す誠也に、一瞬だけ躊躇ったがそれでもぞくぞくと背筋に甘い電流が走る感覚がし、熱い息を吐きながら、海はおずおずと口を開いた。

「……ぜんぶ、ぜんぶ、すき……」
「ぜんぶってどんな?」
「……あ、あさいとこ、ぐりぐりされたり、とか、」
「……こう?」

 そう言っては的確に海の前立腺を狙い、ごりごりと突いてくる誠也のそのピンポイントな腰使いがようやく疼く体に火を付けてくれ、

「ひっ、あっ、はっ、ん、すきっ、それすき、気持ちいいっ、」

 とあられもない声をあげよがる海を愛しさが滲む瞳で見つめては、……他には? なんて更なる深みへと落とそうとする誠也の酔いそうなほどの眼差しに、くらくらと海の目の前に火花が散る。

 ……すきだ。きもちいい。すき。もっとくっついて。

 なんてそれだけがぐるぐると熟れた脳を占領し、覆い被さり見下ろしてくる誠也の普段とは違う雄臭い表情も、息遣いも、体も、その全てが今自分は誠也に抱かれているとまざまざ思い知らせるばかりで、それでもその幸福さに背をたわませては、海は口を開いた。

「もっと、奥までっ、おまえのほしい、……も、ちゃんとしてっ、せい、や……」

 舌足らずなまま、すがるよう誠也に抱き付く海。

「……うみさん、愛してる」

 なんて耳の奥まで犯すような声で甘く囁いた誠也は海の背を優しく抱き締め、深く深く、まるで海の体を真っ二つに裂くよう、腰を打ち付けた。

 腹を突き破らんとする誠也のその本気の律動に快感が体内の奥で弾け、前後左右すらも分からなくなりながら、海が必死に誠也にしがみつき喘ぐ。
 口から溢れるのは獣じみた声で、けれどもそれを止められる筈もなく、酸欠で目の前が霞むなか誠也の少しだけ汗の匂いのする首筋にすりすりと額を押し付けては、

「あぁ、あっ、」

 とただ揺さぶられるがまま声を散らす事しかできない海の陰茎は、触られずとももう腹を先走りで汚し、ふるふると切なそうに揺れていて。
 海の薄い尻に誠也の腰骨の痕がくっきりと浮き、無体を強いていると知りながらもそれでも止まらぬ欲に身を任せる誠也を健気に、そして爆ぜる快楽に沈みながら受け止めようと腰に足を回した海が、ぐぐっと中を締め付けるので、誠也は眉間に皺を寄せながら小さく笑みを溢し、

「……んっ、も、イく、」

 と呟いては、海の陰茎を扱いた。

 その直接的な刺激にヒュッと息を吸い、ごんごんと深くまで貫かれる刺激にぼろぼろと涙を流しては過ぎる快楽に意識を飛ばしかけつつ、それでもひくひくと中を震わせながら、

「俺も、ひっ、も、だめっ、でる、でっ、あぁぁ、せ、やぁっ、」

 なんてひんひんと泣く海の、その涙と汗と涎とでぐちゃぐちゃになった顔を見つめた誠也は、……世界一可愛い、俺だけしか知らないうみさんだ。と優越感にぞくぞくと背を震わせ、噛みつくようなキスをしながら海の陰茎を強く握り擦っては避妊具越しながら奧の奥で吐精し、咥内で悲鳴のような声をあげた海もどくどくっと誠也の掌に精を吐き出した。



 ──はぁ、はぁ。と互いに息を乱し、倦怠感でくったりとしたまま、それでも舌を優しく絡ませ合う。

 それから、疲労困憊。というようにくたっとしている海を労るよう、誠也が頭を撫でてくる。
 その掌の温度にうっとりと目を閉じる海が舌先にちうちうと吸い付いてくるので、その可愛らしさに誠也は一度海の舌を甘噛みしては、そっと唇を離した。

「気持ちよかったね」

 刷り込むよう囁いて海を見た誠也に、未だ覚醒しきれておらず、柔く快楽が全身を浸すなか微睡みに揺れるよう、

「……ん、きもちよかった」

 と呟く海のその純粋無垢な幼子めいた表情に、にんまりと口元を弛めた誠也は、

「ほんと可愛い。愛してる、うみさん」

 なんてあやすようこめかみに唇を落とし、次はところてん出来るように頑張ってみよっか。と至極楽しそうに微笑んだ。


 その笑顔に、……ん? と言われた言葉が分からなかったのか海が不思議そうな顔をする。
 だが、「大丈夫だから。気持ち良いことだから」なんてすりすりと長い指で頬を擽ってくるので、すっかり誠也とのセックスに抵抗なく自身をさらけ出せるようになった海は、……こいつシてる時ちょっとSっ気だすのなんなんだろ。なんて思いながらも、やはりうっとりとした表情を見せてはただただ与えられる優しさを享受した。

「……ん。でも俺、別にお前にならなにされても良いよ」

 未だぽやぽやとした頭のまま微笑む海の予期せぬ反撃に誠也がうぐっと喉を詰まらせ、

「……っ、あーもう! なんでそういう事言ってくるかなぁ! 可愛すぎ!」

 なんて叫んでは、恥ずかしがって中々言ってくれない本心をこういう時だけじゃなく普段の時も言ってもらえるようにもっともっと頑張らないと。と心に誓いつつ、いきなりなんだよ。なんて言いながらも幸せそうに微笑む海を、思いきり抱き締めたのだった。



【 愛を与え与えられる毎日に祝福を 】




 
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