【完結】愛らしい二人

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後編

26※

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「あっ、あっ、あぁ、」

 断続的に上がる、悲鳴のようなノアの喘ぎ声。

 ベッドにノアを押し倒したあと、シュナは丁寧にノアの服を脱がせ、そして全身をくまなく優しく撫で、その肌のキメ細やかさや汗ですら甘い事に少しだけ驚きつつも、ノアを快楽の底へと落とすために神経を集中させていた。

 シュナの武骨な指は今やノアの足を割り開かせ太股の内側を撫で回しており、ノアはシュナの指が、吐息が自身の体に触れる度ひくんひくんと震えるしか術がなく、もはや理性などは残っていないようで、ポロポロと生理的な涙を流していた。


「シュナさ、も、はやく、はやくっ、……」

 グスグスと鼻を鳴らし哀願するよう呟くノアはシュナの熱を欲していて、もう後孔からは愛液が滴り、ぬらぬらとシーツを光り濡らしている。
 それをじっと凝視するよう見つめるシュナは、ノアのひくひくと物欲しげに収縮する愛らしいピンク色の綺麗な蕾からたらりと溢れてくる愛液に、ごくんと生唾を飲み込んだ。

 腰はすっかり重く、もはや痛いほどで。だがノアを傷付けぬようにとシュナは一度自身の指を舐めて濡らし、そろりと蕾に指の腹を押し当てた。


「ふあぁっ、」

 一際大きな声で喘ぐノアがびくんっと身を戦慄かせながら目を見開いていて、シュナは愛液を蕾に塗りたくるよう指で円を描き擦りながら、ちゅぷ、と指の先端だけを中に埋めた。

「っ、あ、あ、ぁぁっ……、」
「……ノア、痛い?」

 動かすことも、引き抜く事もしないまま、ノアの様子をしっかり窺うシュナ。
 その労るような眼差しにノアは息を乱しながらも、首を横に振った。

「きも、ちぃです……、もっと、もっとおくまでさわって、シュナさ、」

 快楽と涙で濡れた声で、だがノアが素直に呟く。
 しかしその表情は恥ずかしがっているのか真っ赤で、そのアンバランスさがとても魅力的だと、シュナは小さく微笑みながら上体を折りそっと触れるだけのキスをした。

「可愛い」
「んっ、……シュナさん、好き……すき……」

 ちゅ、と唇が離れればすぐに寂しいと言うようシュナの首に腕を回しながら、愛の言葉を囁いてくるノア。
 その髪の毛をゆるりと撫でながらシュナは望み通りにと優しいキスを繰り返し、もう片方のノアの中に埋めている中指をゆっくりと押し込んでいった。


 ずぷぷ……と難なく飲み込む肉壁は熱く、柔らかくて。
 だがきゅうきゅうと指を締め付け欲しがるよう収縮を繰り返しており、シュナは中を解すよう、そしてノアの快感を更に引き出すよう、ぐちゅぐちゅと音を立てながら上部を指の腹で擦った。

「っ、んああぁっ! あっ、あっ、そこっ、」
「ここ? 気持ち良い?」
「あっ、ん、はっ、ん、あぁっ、あっ、」

 中の小さくぷっくりと膨らんでいるしこりをシュナが擦る度に、言葉を紡げないのか喘ぐだけのノアがしかし必死にこくこくと頷く。
 優しく愛撫すればするほどヒュッとノアの喉が鳴り、過ぎる快感にぽろぽろと涙を流していて、その綺麗な目尻に唇を寄せ舐めとったシュナは、あやすようよしよしと髪の毛をひたすら撫でた。

 労るよう頭を撫でる手も、中を弄る手もどちらも優しく、だが快楽へと沈めようとしてくるシュナの指は更に増え、二本、三本とノアの秘部を掻き回してゆく。

「ひっ、や、も、いっちゃ、いっちゃうぅ、シュナさ、だめ、いっちゃうからぁ、」

 必死に首を振り、金色の髪の毛を白い枕の上で踊らせるノアが射精感を遠のけさせようと泣き叫んでいて、涙と唾液でぐちゃぐちゃになった顔はそれでも扇情的で美しく、シュナは自身の手をぐっしょりと濡らすノアの愛液に満足げに小さく口元を弛ませながら、イっていい。と言わんばかりに前立腺を刺激した。

「あ、あッ、あ、っ、」

 ビクンビクンと肢体を痙攣させ、強すぎる快感にギュッと目を瞑ったノアがか細い掠れた喘ぎを漏らし、シュナの肩に爪を立てる。
 それから程なくし、ノアの可愛らしい陰茎の先端からとろっと精液が溢れ出したのを見たシュナは、小屋を埋め尽くす甘い匂いがさらに濃厚さを増したのを感じて、ハッと息を吐いた。

「ぁ、は……、んっ、」

 未だシュナの肩に爪を立てたままあえかに喘ぐノア。
 しかし縋るのは自分だけだと言われているような態度が、そして皮膚を裂くピリッとした痛みですら愛しいと、ノアのこめかみや額に何度も何度も口付けながら、上手にイけたなと労うようシュナは愛撫した。



「シュナさ、ん……」

 シュナにしがみついていたノアがぽすんとベッドに沈み、蕩けた瞳でシュナを見る。

 その白い頬は紅く染まり、潤みキラキラと煌めく瞳は美しく、ゆるりと開かれた唇とそこから覗く舌は真っ赤に熟れ淫らで、シュナがごくんと生唾を飲んだ、その瞬間。

「も、はやく、シュナさんが欲しいです……」

 だなんてぽやぽやとしたまま、けれども濃厚な色を含んだ声で呟かれ、シュナは堪らずノアの唇を奪った。

 甘い蜜のような桃の香りと味が広がり、腹を空かせたアルファ性に従うようシュナがベルトのバックルをカチャカチャと鳴らしたあとジーンズのジッパーを下げれば、ノアは大胆にも自ら脚を大きく広げシュナを迎え入れる体勢を整えては、腰をゆらゆらと妖しく揺らめかせた。

「んむっ、は、あ、はやく……はやく、シュナさん」

 熱に犯されたかのよう、早くとだけを繰り返しシュナの舌に必死に自身の舌を絡ませながら呟くノア。
 その余りにも魅惑的な姿にシュナも最後の理性を手放し、横にあった枕を掴んではノアの腰の下に敷いて、ノアの膕に手を差し込んだ。

 クイ、と持ち上がるノアの下半身は精液と愛液でびしょ濡れで、太股やお尻がぬらぬらと光り、蕾は物欲しげに収縮し蠢いている。
 その中心から何とも言えぬ甘い香りが溢れていて、シュナは何度目か知らぬ生唾を飲み込み、痛い程に怒張した陰茎を下着から出しては腰をそこへ押し付けた。

 ぐちゅ……と鳴り響く、水音。

 先走りが滲むシュナの先端にキスをするよう吸い付きくぱくぱと口を開ける蕾は淫らで、それに誘われるがまま、ずず、と腰を押し進めたシュナ。
 つぷぷ、と入り口が突っ張る感覚のあと、だが中へ中へと誘い込む肉壁は熱く、シュナは腰が抜けそうなほどの気持ち良さに堪らず唇を噛んだ。

「あ、は、あぁ、う、あ、」
「っ、は、ぁ、ノア、……うっ、」

 シュナの硬く大きな陰茎で中を割り開かれされてゆく感覚に、ノアがカハッと息を吐きながら呻き声をあげる。
 自身の下で全身をぴんと固くさせ、ヒューッヒューッと喘ぐノアを見下ろしたシュナは快感に眉間に皺を寄せながらも、それでもノアを労るよう髪の毛を梳き、顔を寄せノアの顔中にキスの雨を降らせた。

「……っ、ノア、痛いか?」
「ふ、……う、ぁ、」

 アルファであるシュナの大きく長く硬い怒張に貫かれ、呂律すら回らないのかノアは何も言い返せず。
 だが小さく首を横に振っては平気だと示すその健気さにシュナはやはり、愛しすぎて心臓が痛い。と柄にもない事を想いながら、ノアが落ち着くまで待った。



 ようやくノアの呼吸がなんとか整い、それでも尚、大丈夫? とお伺いを立てるよう見つめてくるシュナにノアが、……動いて。と自らゆるゆると腰を揺する。
 やはりそれはあまりにも淫らで魅惑的で、シュナはまたしてもドクンと血が沸き立つのを感じながら、それでもゆっくり、慎重に腰をゆるく動かしていった。

「あっ、あ、は、ぅ、」

 身体の内部を大きな怒張で擦られ、暴かれ、堪らず苦しげに呻くノアの声と重なるよう、ベッドのスプリング音が小屋に満ちていく。

 ヒートの時に自分で自分を慰めていた時とは圧倒的に違う息苦しさや圧迫感に喘ぐしか術がなく、だがそれを上回る快楽がチリチリと自身の身を焦がし始めた事にノアは目の前で火花が弾けるような感覚に陥りながらも、シュナに揺さぶられるがままその背に強く爪を立て、快楽に身を任せた。

 互いの口から溢れる喘ぎや、吐息。
 粘着質な水音と、肌を弾く音。

 それらが更に興奮の沼へと引きずり込み、一つになるよう、抱き合い口付け合う二人。


「あっあっあっ、ああぁぁ、あっ、」

 いつしかシュナの腰が規則正しくリズムを保ちながらノアの前立腺をごりごりと擦り、奥を穿つ。
 その苦しいほどの快楽にノアの口からはひっきりなしに喘ぎ声が溢れ、そんなノアの乱れる姿にシュナも限界のようで、ハッと息を乱しては律動を深めていった。

「あっあっ、も、いっちゃ、また、いっちゃいます、シュナさんッ、ああぁっ、」
「っ、ノア、俺も、もう、」

 お互い飽和していく快楽に飲まれ、きつく抱き合いながら快感だけを追う。
 ノアはシュナの背をきつく抱き、そしてシュナもまたノアを潰すよう、上から抱き締めたままで。
 ノアはもう気持ち良さに溶け何も分からず、ただただシュナに翻弄されるだけで、ああぁ、と一際高く鳴き声を上げたあとビクビクと身を震わせ、二度目の精を自身の腹の上に放った。


 だがその余韻に浸る間もなくシュナが深く深く腰を打ち付けたかと思うと自身の中でシュナの根元が膨らんでいく事に気付いたノアは、目を見開き息を乱した。

 それはアルファ特有の種付けする為の行為で、抜けないようロックするかの如く膨らんだ根元に圧迫され、ノアが全身をぶるぶると震わせた、その瞬間。

「──っ、ノア、う、ぐ、……」

 低く唸ったシュナがノアの奥の奥で精液を吐き出し、焼けるような熱さが腹の奥で弾けた感覚に、ノアはヒクンッと気持ち良さに身震いしながら、あぁぁ、と短い悲鳴をあげた。

 体内に注ぎ込まれる、シュナの精液。

 それはあまりにも気持ち良く、チカチカと目の前で星が瞬き、そして自身のオメガ性が満たされ幸福だと戦慄くのを感じたノアは肉壁を痙攣させながら、今度は射精せず中だけの刺激で絶頂してしまった。

 ビクンッビクンッと跳ねる、ノアの肢体。

 小さな喘ぎを漏らしながらもはや焦点の定まらぬとろんとした瞳で快楽に浸るノアはこの上なく耽美で、シュナが未だ深く腰を押し付けたまま、尚も止まらぬ精液をノアの中へと注ぎ込んでゆく。

 その度にノアはあえかに喘ぎ、けれども嬉しそうに恍惚とした表情を見せていた。




 古の祖先である狼の名残本能が強いアルファの射精は中々に終わらず、注がれる精液の多さと未だ自身の体内で恐ろしいほどに硬く大きなままのシュナに、ノアが過ぎる快感から戻れぬままたらりと唾液を垂らしている。
 熟れた唇は艶々と赤く輝き、頬を紅潮させ惚けたまま自身の精を受け入れているノアに、シュナはグルル、と喉の奥を鳴らしながら、ノアの肉壁の熱さときゅうきゅうと締め付けてくる気持ち良さに腰を痙攣させ、終わらぬ精液をノアの奥で吐き出し続けた。


「ぁ、ぅ……、まだ、でて、……はっ、あ、」
「っ、ごめん、苦しいよな……」

 ノアが段々と理性を取り戻し、されどひたすらに自身の腹の奥を満たす精液に呻き、シュナもまた理性を取り戻していたが、しかしこればっかりは自分でもどうする事も出来ないのだと労るよう、ノアの額に張り付いて乱れた髪の毛を梳く。

「ノア、ごめん。ノア、ノア」

 顔の至る所にキスを落とす度にシュナがごめんと呟きながらも何度もノアの名を優しく呼び、その触れてくる唇も髪の毛を撫でる指もやはりひどく丁寧で、自身がなんだかこの世界で一番貴重な存在になったかのような幸せにノアは涙をじわりと浮かせながら、シュナの首に腕を回した。

「っ、嬉しい、ですっ……。すき、すきです……シュナさん、すき」

 いつまで注ぎ込まれるのか分からない精液にひんひんと泣きながら、それでも、セックスがこんなにも気持ち良く、そして満たされるものだとは知らなかった。とノアは愛だけをひたすらに伝え、そんなノアにシュナもまたノアの体を掻き抱き、耳元に唇を寄せた。

「ノア、愛してる」

 馬鹿の一つ覚えのよう、ノアに対して伝えられる言葉がそれしかないのだと少しだけ歯痒く思いながらも、それでも自分の言葉にひくんと肢体を震わせ、全身を真っ赤にし、嬉しそうにへにゃりと笑うノアにシュナも同じようへにゃりと顔を弛ませ、お互い全身汗まみれのまま微笑み合った。

 すりすりとシュナがノアの鼻先を擦り、ノアがうっとりとした表情で、それを受け入れる。
 それから二人はゆっくりと唇を重ね合わせ、部屋に満ちる甘い甘い匂いに包まれながらクスクスと笑い声をあげ穏やかな雰囲気に浸っていたが、しかしようやくシュナの射精が止まり根元の膨らみも落ち着いてきたにも関わらず舌を絡ませ合えば、お互いどちらも扇情的な眼差しで相手を見始め、体をまさぐり合い、未だ腹を空かせた獣のようベッドの中へ沈んだ。

 それは全てが完璧で、ゆらゆらと橙色の影をゆらめかせながら絡まり合う二人は、とても美しかった。




 
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