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プロローグ
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「みなじぃ~」
と一人の男が、俺の部屋にノックもなしに入ってくる。
「今日は“あの組織“との取引だぜ。その服でいくつもり?」
「そのつもりだが。」
と俺は当然のごとく答える。
「少しはオシャレしたらどうよ~。みなじぃ。」
「お前な、今回の取引は薬だぞ。」
「関係なくね?いつも同じ服だし」
「そうだな。」
と身だしなみを整えながら、適当に返事をする。
コンコン
「なんだ。」
と早見とのどうでもいい会話を遮り、用件を聞く。
「車の準備ができました。」
「わかった。先にいっとけ。」
「はい。」
と返事が聞こえた後に足音が遠のいていくのがわかった。
「俺たちもいくぞ。」
と言い、机に置いてある拳銃を取り、胸にしまった。
「りょ~かい」
二人で一緒に部屋を出る。
長い廊下を渡り、ひたすら階段を下る。
そうすると、ある小部屋に着く。
そこに入ると奥にエレベーターの扉と数種類の機関拳銃が並べられてる。ひとつ手に取り、アタッシュケースの中に入れる。
「みなじぃ~。上の階にもエレベーターつけよ~。」
「うるせぇ。めんどくせぇんだよ。」
「え~~~~~~~~~~~。」
「文句言わずにとっとと乗れ!おいていくぞ!」
「みなじぃはすぐ人の話を終らせる。そういうの良くないよ~~。」
という会話をしながら、エレベーターに乗る。
上に上がっていく。
チーン
と音をたてながら扉が開く。
目の前に黒い車が三台止めっている。
そして、別々の車に乗り込んだ。
「親父。どこへいってたんスカ。」
「ちょっと地下にな。」
「あ~。なるほど。サブマシンガンですか。」
「何が起こるか分からんからな。」
と警戒強め、数十分車を走らせる。
着いたのはある廃工場だ。
中に入ると、数十人の男たちが待っていた。
「時間通りやな。」
「当たり前だろ。」
と俺は答える。続けて言う
「お前らこそ、物は持ってきたんだろうな。」
「当たり前やろ。この中や。」
と後ろのやつが持ってる大きな鞄をさす。
「中身を確認できてから金を渡す。」
「テメェ!何様のつもりだ!」
と相手の部下らしきやつがケンカを売ってくる。
「あァン!」
「やめーや!それでええから進めてくれや。」
「チッ!まぁ良い判断だ。」
と同時に俺の部下に目で合図をする。
部下は頷き、物の確認をしに行く。
部下が、物の確認中の時だった。
パァン
部下がその場で倒れる。
すぐに俺も含め、拳銃を構える。
「テメェら!!何やってんだ!!」
と早見が怒鳴る。
「国すら動かすと言われる組織が壊滅したらどうなるんやろな。」
と余裕が見える
「チッ!ふざけんな!」
「なんか言いはりました?」
「雑魚がぁ~調子のんな!」
コロン
ある物を転がす。それと同時にコートに隠れる。早見たちも察したのか、どこかに隠れ始める。すぐ煙が出始める。
「くそ!発煙手榴弾か!」
と騒ぎ始める。
数分後、煙が晴れ始める。すぐに用意した機関拳銃を乱射する。それと同時に、部下たちも撃ち始める。すぐ、撃ち合いになっていく。それも数分で終わる。
「ふぅ!」
「流石~!みなじぃ!」
「当たり前だろ」
パァン
その瞬間、その場が凍りつく。
左胸に痛みは走る。見た瞬間気付く。部下に撃たれたのだと。
「テメェ!みなじぃを!」
と早見はすぐに距離を縮め、拳銃を蹴りあげる。そのまま腹部にパンチ入れ込む。倒れ込んだ瞬間、銃で脳天を貫く。胸部にもう一発、撃ち込む。こちらに急いで、近づいてくる。それ見て、固まったままの部下たちも近づいてくる。
「みなじぃ、しっかりしろ!」
「親父!親父!しっかりしてくれ!」
「親父!!!」
「う…せぇ…な」
「みなじぃ!!!」
「大…丈夫……だ!これ…ぐらい」
「救急車呼べ!」
「はい!」
「みなじぃ!!」
(だから、うっせぇな。)
「みなじぃ!返事しろ!」
(さっきからしゃべってだろ)
「親父!!」
(大丈夫だって言ってんだろうが)
「み……ぃ!」
(何言ってるかわかねぇよ。)
「………!」
(やっと静かになりやがった)
「儀………完了………回復…法……備……発動!」
(何言って…ん……だ)
と一人の男が、俺の部屋にノックもなしに入ってくる。
「今日は“あの組織“との取引だぜ。その服でいくつもり?」
「そのつもりだが。」
と俺は当然のごとく答える。
「少しはオシャレしたらどうよ~。みなじぃ。」
「お前な、今回の取引は薬だぞ。」
「関係なくね?いつも同じ服だし」
「そうだな。」
と身だしなみを整えながら、適当に返事をする。
コンコン
「なんだ。」
と早見とのどうでもいい会話を遮り、用件を聞く。
「車の準備ができました。」
「わかった。先にいっとけ。」
「はい。」
と返事が聞こえた後に足音が遠のいていくのがわかった。
「俺たちもいくぞ。」
と言い、机に置いてある拳銃を取り、胸にしまった。
「りょ~かい」
二人で一緒に部屋を出る。
長い廊下を渡り、ひたすら階段を下る。
そうすると、ある小部屋に着く。
そこに入ると奥にエレベーターの扉と数種類の機関拳銃が並べられてる。ひとつ手に取り、アタッシュケースの中に入れる。
「みなじぃ~。上の階にもエレベーターつけよ~。」
「うるせぇ。めんどくせぇんだよ。」
「え~~~~~~~~~~~。」
「文句言わずにとっとと乗れ!おいていくぞ!」
「みなじぃはすぐ人の話を終らせる。そういうの良くないよ~~。」
という会話をしながら、エレベーターに乗る。
上に上がっていく。
チーン
と音をたてながら扉が開く。
目の前に黒い車が三台止めっている。
そして、別々の車に乗り込んだ。
「親父。どこへいってたんスカ。」
「ちょっと地下にな。」
「あ~。なるほど。サブマシンガンですか。」
「何が起こるか分からんからな。」
と警戒強め、数十分車を走らせる。
着いたのはある廃工場だ。
中に入ると、数十人の男たちが待っていた。
「時間通りやな。」
「当たり前だろ。」
と俺は答える。続けて言う
「お前らこそ、物は持ってきたんだろうな。」
「当たり前やろ。この中や。」
と後ろのやつが持ってる大きな鞄をさす。
「中身を確認できてから金を渡す。」
「テメェ!何様のつもりだ!」
と相手の部下らしきやつがケンカを売ってくる。
「あァン!」
「やめーや!それでええから進めてくれや。」
「チッ!まぁ良い判断だ。」
と同時に俺の部下に目で合図をする。
部下は頷き、物の確認をしに行く。
部下が、物の確認中の時だった。
パァン
部下がその場で倒れる。
すぐに俺も含め、拳銃を構える。
「テメェら!!何やってんだ!!」
と早見が怒鳴る。
「国すら動かすと言われる組織が壊滅したらどうなるんやろな。」
と余裕が見える
「チッ!ふざけんな!」
「なんか言いはりました?」
「雑魚がぁ~調子のんな!」
コロン
ある物を転がす。それと同時にコートに隠れる。早見たちも察したのか、どこかに隠れ始める。すぐ煙が出始める。
「くそ!発煙手榴弾か!」
と騒ぎ始める。
数分後、煙が晴れ始める。すぐに用意した機関拳銃を乱射する。それと同時に、部下たちも撃ち始める。すぐ、撃ち合いになっていく。それも数分で終わる。
「ふぅ!」
「流石~!みなじぃ!」
「当たり前だろ」
パァン
その瞬間、その場が凍りつく。
左胸に痛みは走る。見た瞬間気付く。部下に撃たれたのだと。
「テメェ!みなじぃを!」
と早見はすぐに距離を縮め、拳銃を蹴りあげる。そのまま腹部にパンチ入れ込む。倒れ込んだ瞬間、銃で脳天を貫く。胸部にもう一発、撃ち込む。こちらに急いで、近づいてくる。それ見て、固まったままの部下たちも近づいてくる。
「みなじぃ、しっかりしろ!」
「親父!親父!しっかりしてくれ!」
「親父!!!」
「う…せぇ…な」
「みなじぃ!!!」
「大…丈夫……だ!これ…ぐらい」
「救急車呼べ!」
「はい!」
「みなじぃ!!」
(だから、うっせぇな。)
「みなじぃ!返事しろ!」
(さっきからしゃべってだろ)
「親父!!」
(大丈夫だって言ってんだろうが)
「み……ぃ!」
(何言ってるかわかねぇよ。)
「………!」
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