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飴玉の効果 3
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毎日。学校で彼女、篠原恵子と話をしていて。その時間は、次第に長くなっていった。彼女は、よく俺に聞いてくる。
『今、何の小説読んでる?』『今季アニメのおすすめは?』そんな、所から話は膨らんでいく。
気が付くと彼女とは、何時間でも話が続けられる気がした。毎日、学校でちょこちょこ話をするのでは、時間が足りないと思う様になったのだ。
金曜日の放課後。
彼女は、部活に行く直前に俺に話しかけてきた。
「あのさ。柏崎くん、明日って昼から暇?良かったら一緒に映画見に行ってくれないかな?
今、【暁の転生魔術師】の劇場版やってるじゃん。何か、深夜アニメの劇場版って、一人で入りづらくて……」
突然の誘いだった。人生で初めて女子に誘われたのだ。
これがデートと言うのかどうなのか。それはどうでも良かった……初めて女子と一緒に好きなアニメの映画を映画館に観に行く。それこそが最高に浮かれるに充分だった。
当然。俺は即答した。
「それ、俺も見たかったんだ!いいよ。一緒に行こう」
「良かった。じゃあ、明日の午後一時に、駅前待ち合わせね」
実は友達とも来週、観に行く約束をしていたのだが。どうせ何回でも観れるくらい好きな作品だ。
明日彼女と先に行っても全然問題ない。俺は初めてのデートと好きなアニメを見れる事にダブルで高揚していた。その日の夜は、明日の服とかを考えていて、結局寝たのは夜中二時だった。
翌日。日曜日。
あれだけ遅く寝たのに俺は朝六時に目が覚めた。まるで修学旅行の気分だ。修学旅行の方が俺には大したイベントでは無かったのだが。
俺は朝八時にはバッチリ用意が出来ていた。
待ち合わせは午後からだと言うのに、髪型までしっかりセットしてしまい。うっかり横になる事も出来ない。
駅までは凡そ一時間。俺は三十分早く着く様に、十一時半に家を出た。初めての女子との待ち合わせで遅刻は不味い……との考えだったのだが、駅に到着したら何と、見慣れた顔の女子が歩いている。
それは、紛れもなく篠原恵子であった。
駅のトイレの方に向かって行ったので、俺は敢えて声をかけずに別の場所で待つ事にした。女子とは、待ち合わせの三十分前に到着してるのが当たり前なのだろうか。等と考えながらスマホを見ていると、突然声をかけられた。
「柏崎くん?は、早いね!私、遅れちゃったかな?」
「いや。まだ十五分前だよ」
時計を見ながら俺は苦笑いで答えた。
私服の彼女は学校での雰囲気より、垢抜けていた。髪型も巻いてあり、大人っぽいし。白のワンピースに薄いピンクのカーディガン。ヒール付きのパンプスを履いて、ブラウンのショルダーバッグを肩にかけている。
俺も一応それなりにお洒落をしてきて良かったと、心からホッとしたものだ。
「まだ、早いよね?柏崎くん。お昼ご飯食べた?」
「いや。まだ食べてない」
「じゃあ。そこの喫茶店入ろっか」
食べているわけが無い。十一時半には家を出たのだから。しかし、彼女も同じくらいの距離なので、俺と同じ様なスケジュールだった筈だ。
少しだけ思ったのは、彼女も楽しみにしていたのだろうか?と、言う事だ。途端に俺は変な緊張をしてしまった。
俺達は喫茶店で昼食を食べ、その後映画館へと入った。
友達と来た事はあるが、隣に女子が……それも篠原恵子が座っているのは、とても不思議な気分だった。
映画が始まるまでの時間が、こんなに長く感じたのは初めてだったが、やがて上映が始まると。俺はそのアニメの世界に完全に入り込んでおり、隣の彼女の事すら忘れていたのだ。
映画館を出たら、それで帰るのだと思っていた俺に。彼女は意外な提案をしてきた。
「ねぇ、柏崎くん。あそこ寄っていかない?」
「え!?あぁ。いいけど」
俺に断る理由は無い。彼女が指差したのはゲーセンだ。
これはもう完全にデートなのではないのかと、リア充展開に戸惑った。食事、映画、そしてゲーセン。
散々ゲーセンで遊び終えた頃には、時刻は午後五時になろうとしていた。結局半日を篠原恵子と過ごしたのだ。充実した一日を過ごして俺と彼女も、凄く距離が近くなったのを感じていた。
「篠原さん。家まで送って行くよ」
俺は自然とそう口にしていた。
彼女でもないのに家に送って行くという行為が、普通なのか、どうなのか、を少し考えてしまったのは。彼女の返事に一拍があったからだ。
「――――あ。う、うん……ありがとう」
俯きながらそう答えた彼女を見て。俺、少し気持ち悪がられたかな?なんて事を考え少し後悔したのだが。
その後三十分程歩き、辺りが薄暗くなり始めた頃。並んで歩く彼女の口から嬉しい言葉が飛び出した。
「今日は本当にありがとう。柏崎くん、誘って良かったなぁ」
「え……そう?何で?」
「あ、だからその……凄く楽しかったって意味だよ」
彼女の言葉が内心とても嬉しかったのだが。俺は返答に困り、無言になってしまった。照れくさかったのだ。
そして、間を取り繕う為に思い付いた言葉が……
「ずっと歩いてるし疲れない?少し休憩しよっか。俺、ジュース買って来るから。そこ座って待っててよ」
普通なら通り抜けるだけの公園。そのベンチの一つに彼女は座った。俺は直ぐに近くの自販機に駆け出し炭酸ジュースを二つ買った。
一旦は変な間を払拭出来たが、その後当然ベンチで話し合う流れになる事までは考えが至らなかった。
ジュースを一つ彼女に渡すと、彼女は立ち上がる事無く。お礼を言い、その場で缶ジュースを開けて飲み始めたので、俺も缶ジュースを開け。彼女から少し距離をとって座った。
益々気まずいのは言う迄も無い。話題を捻り出そうとして、思い出した。そもそも今日の目的は映画だった事を。
彼女との共通の話題であるアニメの話をすれば良いのだ。
「映画面白かったね。まさか、あの中盤のピンチを、メリフィルが出て来て救うとはね。
初期シーズンの十一話で死んだ筈だったから、感動したよ」
「あ、あぁ。うん……そうだね」
「篠原さんって、メリフィル好きだったよね?」
「うん……でも、ごめん。そのシーンの時、私ちょっと寝ちゃってたんだ」
「え?そうなんだ?」
映画館は確かに暗くて眠くなる。
俺も昨晩は二時まで寝れなかったから、正直眠かった。結局映画が始まった瞬間に目が覚めてしまったが。
ひょっとして、彼女も遅くまで眠れなかったのかもしれない。待ち合わせに来るのも早かったし。
やはり彼女も、俺と同じ位には今日が楽しみだったのかもしれない……と、この時の俺は、そんな風に思って。少し嬉しかったのだ。
『今、何の小説読んでる?』『今季アニメのおすすめは?』そんな、所から話は膨らんでいく。
気が付くと彼女とは、何時間でも話が続けられる気がした。毎日、学校でちょこちょこ話をするのでは、時間が足りないと思う様になったのだ。
金曜日の放課後。
彼女は、部活に行く直前に俺に話しかけてきた。
「あのさ。柏崎くん、明日って昼から暇?良かったら一緒に映画見に行ってくれないかな?
今、【暁の転生魔術師】の劇場版やってるじゃん。何か、深夜アニメの劇場版って、一人で入りづらくて……」
突然の誘いだった。人生で初めて女子に誘われたのだ。
これがデートと言うのかどうなのか。それはどうでも良かった……初めて女子と一緒に好きなアニメの映画を映画館に観に行く。それこそが最高に浮かれるに充分だった。
当然。俺は即答した。
「それ、俺も見たかったんだ!いいよ。一緒に行こう」
「良かった。じゃあ、明日の午後一時に、駅前待ち合わせね」
実は友達とも来週、観に行く約束をしていたのだが。どうせ何回でも観れるくらい好きな作品だ。
明日彼女と先に行っても全然問題ない。俺は初めてのデートと好きなアニメを見れる事にダブルで高揚していた。その日の夜は、明日の服とかを考えていて、結局寝たのは夜中二時だった。
翌日。日曜日。
あれだけ遅く寝たのに俺は朝六時に目が覚めた。まるで修学旅行の気分だ。修学旅行の方が俺には大したイベントでは無かったのだが。
俺は朝八時にはバッチリ用意が出来ていた。
待ち合わせは午後からだと言うのに、髪型までしっかりセットしてしまい。うっかり横になる事も出来ない。
駅までは凡そ一時間。俺は三十分早く着く様に、十一時半に家を出た。初めての女子との待ち合わせで遅刻は不味い……との考えだったのだが、駅に到着したら何と、見慣れた顔の女子が歩いている。
それは、紛れもなく篠原恵子であった。
駅のトイレの方に向かって行ったので、俺は敢えて声をかけずに別の場所で待つ事にした。女子とは、待ち合わせの三十分前に到着してるのが当たり前なのだろうか。等と考えながらスマホを見ていると、突然声をかけられた。
「柏崎くん?は、早いね!私、遅れちゃったかな?」
「いや。まだ十五分前だよ」
時計を見ながら俺は苦笑いで答えた。
私服の彼女は学校での雰囲気より、垢抜けていた。髪型も巻いてあり、大人っぽいし。白のワンピースに薄いピンクのカーディガン。ヒール付きのパンプスを履いて、ブラウンのショルダーバッグを肩にかけている。
俺も一応それなりにお洒落をしてきて良かったと、心からホッとしたものだ。
「まだ、早いよね?柏崎くん。お昼ご飯食べた?」
「いや。まだ食べてない」
「じゃあ。そこの喫茶店入ろっか」
食べているわけが無い。十一時半には家を出たのだから。しかし、彼女も同じくらいの距離なので、俺と同じ様なスケジュールだった筈だ。
少しだけ思ったのは、彼女も楽しみにしていたのだろうか?と、言う事だ。途端に俺は変な緊張をしてしまった。
俺達は喫茶店で昼食を食べ、その後映画館へと入った。
友達と来た事はあるが、隣に女子が……それも篠原恵子が座っているのは、とても不思議な気分だった。
映画が始まるまでの時間が、こんなに長く感じたのは初めてだったが、やがて上映が始まると。俺はそのアニメの世界に完全に入り込んでおり、隣の彼女の事すら忘れていたのだ。
映画館を出たら、それで帰るのだと思っていた俺に。彼女は意外な提案をしてきた。
「ねぇ、柏崎くん。あそこ寄っていかない?」
「え!?あぁ。いいけど」
俺に断る理由は無い。彼女が指差したのはゲーセンだ。
これはもう完全にデートなのではないのかと、リア充展開に戸惑った。食事、映画、そしてゲーセン。
散々ゲーセンで遊び終えた頃には、時刻は午後五時になろうとしていた。結局半日を篠原恵子と過ごしたのだ。充実した一日を過ごして俺と彼女も、凄く距離が近くなったのを感じていた。
「篠原さん。家まで送って行くよ」
俺は自然とそう口にしていた。
彼女でもないのに家に送って行くという行為が、普通なのか、どうなのか、を少し考えてしまったのは。彼女の返事に一拍があったからだ。
「――――あ。う、うん……ありがとう」
俯きながらそう答えた彼女を見て。俺、少し気持ち悪がられたかな?なんて事を考え少し後悔したのだが。
その後三十分程歩き、辺りが薄暗くなり始めた頃。並んで歩く彼女の口から嬉しい言葉が飛び出した。
「今日は本当にありがとう。柏崎くん、誘って良かったなぁ」
「え……そう?何で?」
「あ、だからその……凄く楽しかったって意味だよ」
彼女の言葉が内心とても嬉しかったのだが。俺は返答に困り、無言になってしまった。照れくさかったのだ。
そして、間を取り繕う為に思い付いた言葉が……
「ずっと歩いてるし疲れない?少し休憩しよっか。俺、ジュース買って来るから。そこ座って待っててよ」
普通なら通り抜けるだけの公園。そのベンチの一つに彼女は座った。俺は直ぐに近くの自販機に駆け出し炭酸ジュースを二つ買った。
一旦は変な間を払拭出来たが、その後当然ベンチで話し合う流れになる事までは考えが至らなかった。
ジュースを一つ彼女に渡すと、彼女は立ち上がる事無く。お礼を言い、その場で缶ジュースを開けて飲み始めたので、俺も缶ジュースを開け。彼女から少し距離をとって座った。
益々気まずいのは言う迄も無い。話題を捻り出そうとして、思い出した。そもそも今日の目的は映画だった事を。
彼女との共通の話題であるアニメの話をすれば良いのだ。
「映画面白かったね。まさか、あの中盤のピンチを、メリフィルが出て来て救うとはね。
初期シーズンの十一話で死んだ筈だったから、感動したよ」
「あ、あぁ。うん……そうだね」
「篠原さんって、メリフィル好きだったよね?」
「うん……でも、ごめん。そのシーンの時、私ちょっと寝ちゃってたんだ」
「え?そうなんだ?」
映画館は確かに暗くて眠くなる。
俺も昨晩は二時まで寝れなかったから、正直眠かった。結局映画が始まった瞬間に目が覚めてしまったが。
ひょっとして、彼女も遅くまで眠れなかったのかもしれない。待ち合わせに来るのも早かったし。
やはり彼女も、俺と同じ位には今日が楽しみだったのかもしれない……と、この時の俺は、そんな風に思って。少し嬉しかったのだ。
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